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【シニア投資】インデックス投資家は毎日損益をチェックしてはいけない
あなたは自分の保有資産の時価評価額や評価損益をどれぐらいの頻度でチェックしていますか。
私は少し前まで毎日証券会社のHPチェックして、資産の評価損益を確認しては一喜一憂していました。
こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
この記事では、長期インデックス投資家は頻繁に自分の資産の評価損益をチェックするべきではない、という理由について共有します。
※本記事は『インデックス投資家は毎日評価損益をチェックしてはいけない(2022年9月5日公開)』を再編集しました。
長期インデックス投資は「ほったらかし」でいい
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長期のインデックス投資においては、「ほったらかし投資」という資産や銘柄の日々の値動きはチェックせずに、定期的な積立設定をしたあとは、何もしない、というような投資がいいといわれます。
10年とか20年、30年の長期で資産を増やすことを目指しているのだから、今日明日の資産の増減の確認に時間を割く必要はない、ということです。
そうやって毎日の資産の状況や評価損益を気にしているから、少し値が下がっただけで、狼狽売りをしたり、評価損に耐えられなくなり、結局相場から退場することになるんです。
長期投資はどうせ短期の売買やタイミング投資をしないわけですから、毎日の相場のチェックは意味がない行動というわけです。
長期投資家は評価損益をチェックすべきではない
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長期インデックス投資は、S&P500などの指数に連動した投資信託やETFの長期保有を前提とした投資です。
なので、当初想定した保有期間の途中の期間の評価損益には意味はありません。
長期保有の途中の期間に資産を売却することはないので、今の評価損は実現損にはならないのです。
つまり、今の評価損益はただの幻なのです。
10年なら10年後、30年なら30年後の資産を取り崩すことを考えようになってから評価損益を気にすればいいのです。
頻繁に損益をチェックすることによるデメリット
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資産の評価損益を頻繁にチェックすることは以下のデメリットがあります。
損失が出ていれば不安になる
幻とはいえ、実際に評価損の額を目の当たりにすると、その損が大きければ大きいほど、投資を続けることが不安になります。
「そのまま損がどんどん増えていったらどうしよう」
「もう二度と利益が出ることはないのではないか」
そんな感情がよぎります。
人間は弱い生き物ですから、そんな不安な感情に毎日向き合っていれば、いつかは不安に押し潰されて、不適切な行動をするかもしれません。
利益が出ていても売りたくなる
資産に評価益が出ていたとしても、人の感情は揺さぶられます。
「今売れば、○○万円儲かる」
「今売らないとと明日は損が出るかもしれない」
これも、毎日そんなことを考えていたら、いつかはその考えに負けて
これからもっともっと成長する銘柄を目先の利益のために手放してしまうかもしれません。
損益を確認するタイミングを決めておこう
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投資界隈では
死んだ人と投資したことを忘れていた人が一番投資の成績が良い
という話が有名です。
投資したっきりで、長期間放置するのが一番成績がいい、ということです。
とはいえ、投資した後は一切資産状況を見ないというのも現実的ではないので、損益を確認するタイミングをあらかじめ決めておくのがお勧めです。
たとえば、
定期的に資産をリバランスするとき
税金を取り戻すための損益通算のための売買するとき
現金が必要で資産を取り崩すとき
など、売買する可能性と必要性がある場合のみ評価損益を確認すれば十分です。
まとめ
長期投資は短期の売買やタイミング投資をしないため、毎日の損益のチェックは無意味。
頻繁に損益をチェックすると、評価損がでていても評価益であっても、長期投資にはマイナスの感情が出てきて、いつか不適切な行動をとる。
資産の損益を確認するタイミングは、売買する可能性と必要性がある時で十分。
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以上、Boschでした。
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