見出し画像

ストーンズのAT弾が決勝点に【マッチレビュー】ウルブスvsマンチェスター・シティ【PL24-25 第8節】

  • プレミアリーグ 2024-25 第8節

  • 日時: 2024年10月20日(日) ※日本時間

  • 会場:モリニュー・スタジアム

  • 試合結果
    ウルブス1-2マンチェスター・シティ (HT1-1) (終了1-2)
    ウルブス:ヨルゲンストランドラーセン 7'
    マンチェスター・シティ:ヨシュコ・グヴァルディオル 33'、
    ジョン・ストーンズ 90' + 5'


試合の展開:前半

  • 【MCI マンチェスター・シティ】
    代表ウィーク明けの今節、シティはリコ・ルイスを右SBで起用、両ウイングをドク、サヴィーニョのスピードある選手2人を起用した。

  • 【WOL ウルブス 】
    今季最下位に沈むウルブス。陣形は3-5-2で、WGが降りて5バックを形成し5-3-2でシティの攻めに構えていく。

ウルブスは5-3-2のブロックを形成
右SB リコ・ルイスが上がっていくいつもの形
  • 【MCI】序盤から保持をして相手陣内でプレーしていくシティ。ウルブスはミドルサードである程度前に捕まえにいこうとするが、そこはシティがうまくかわしてビルドアップしてくるので、無理に奪いにはいかずに全体で連続しながらブロックを形成。シティは、スピードある両サイドから打開を図っていく。

  • 【WOL 先制 1-0】7分、意外にも先制したのはウルブス。中盤でボール回収後、ミドルサードでうまくパスを回しながら、右サイドで展開するセメドへロングパス。そのままセメドは持ち運び供給したクロスを、大外から走り込んでいきたラーセンがワンタッチで決め先制。
    シティとしては課題の守備が改めて浮き彫りとなった。後ろ3枚は戻りながらの守備で、ラーセンへの対応は間に合わなかった。

  • 【MCI】その後もシティは保持をしながら、両サイドのドク、サヴィーニョから仕掛けて局面打開を狙っていくが、ウルブスはボックス内で厚いブロックを形成。

  • 【WOL】19分、再びウルブスがカウンターからチャンス創出。自陣内でボール奪取後、クーニャのスルーパスに抜け出したセメドが持ち運び、ボックス内への侵入を許すが、GKエデルソンがセーブで間一髪を防いだ。
    シティは前傾姿勢で攻める中、いざボールをロストするとフィルター役がおらず、後ろ3枚が戻りながらの守備となり危うい状況に。

  • 【MCI】その後も、相手陣内で保持しながら揺さぶりかけていくシティ。両サイドを活用したり、相手を引き付け前後に揺さぶりをかけていく。ウルブスもドクには2人体制で対応するなど、強固に守っていく。

  • 【MCI 同点 1-1】33分、左サイドのボックス付近のドクからパスを受けたグヴァルディオルはボックス角周辺から、利き足とは逆の右足で放った見事なコントロールシュートがゴール右隅に突き刺さる。
    ボックス内を固めるウルブスに対し、外からの見事なシュートで同点に至った。

  • 【MCI】試合を降り出しに戻したシティは、引き続き保持をしながら揺さぶりかけていく。サヴィーニョから斜めのパスで、2列目からの飛び出しを図りポケットを狙いにいく動きなども見せるが、ボックス内で人数をかけて守るウルブスは強固。

試合の展開:後半

  • 【MCI】後半、ドクとサヴィーニョを左右入れ替えて変化を施してきたシティ。サヴィーニョは利き足が左、ドクは利き足が右であることから、順足ウイング状態に。カットイン狙いの前半から、クロス供給で打開していこうという狙いへの変更と思われる。

  • 【WOL】シティがクロスも交えながら引き続き攻勢をかける中、ウルブスも集中力高く対応していく。

  • 【MCI】攻撃が停滞する中、66分にはドクに代えてフォーデン、73分にはサヴィーニョを代えてグリーリッシュを投入。86分にはコヴァチッチに代えて、マテウス・ヌネスを投入。

  • 【MCI 逆転 1-2】後半AT、右CK、キッカーのフォーデンが正確なボールを上げると、ゴール前で競り勝ったストーンズのヘディングシュートがゴールネットに突き刺さる。なお、このゴールに関してはオフサイドポジションでのベルナルド・シウバのプレー関与についてオンフィールド・レビューで確認されたが判定でゴールカウントとなった。

結果的に値千金のゴールで勝利を掴み取ったものの、内容には依然として課題が残る一戦となりました。特に、被カウンター時の守備の脆さが今回も露呈し、相手に先制を許す展開が続いています。また、5バックでの堅い守備ブロックを相手に組まれると、サイドや前後に揺さぶりをかけてもなかなか崩せず、苦戦を強いられる場面が目立ちました。しかし、長いシーズンの中で、引き分けに終わってもおかしくない試合を勝ち切れたことは、チームにとって大きな収穫でしょう。

ハイライト

スタッツ

両監督のコメント

ゲイリー・オニール監督(ウルブス)
ウルブスのゲイリー・オニール監督は、試合後のコメントで審判の判定に対する不満を表明しました。特に、マンチェスター・シティのジョン・ストーンズが決めた試合終了間際のゴールについて、VARによる判定が不公平であったと感じていることを示唆しました。オニール監督は、審判が大きなクラブに対して無意識のバイアスを持っている可能性があると指摘し、過去にも同様の状況でウルブスに不利な判定が下されたことを例に挙げました

ジョゼップ・グアルディオラ監督(マンチェスター・シティ)
一方、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、試合後にチームの勝利を喜びました。彼は選手たちのパフォーマンスを称賛し、特に試合終了間際にゴールを決めて勝利を収めたことに満足感を示しました。グアルディオラ監督は、「我々は試合終了間際に勝つようなチームではないが、この勝利は素晴らしいパフォーマンスによるものだ」と述べ、選手たちの冷静さと質の高さを評価しました。

https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=473483

選手評価

Sofascore

FOTMOB


いいなと思ったら応援しよう!