「愛」と「お金」、どっちが大事?
写真は2015年モロッコの砂漠で撮影したものです。
恐らく古今東西でこの「●●とお金、どっちが大事?」みたいな議論はされつくされたのではないかと思います。
愛とお金、どっちが大事?と聞かれれば、「『それは不毛な議論だ』としか答えようがない、、、」という激ツマラン答えを口にせざるをえません。
ちなみに、
お金が好きか?
と聞かれれば、私は今のところ一応「大好きだ」と答えるようにしています。「一応」ね。
ですが、その理由はちょっと複雑です。
お金をどのような概念として捉えるか
真剣にお金の優先度を考えたこともありました。
「自由」「愛」「友情」「お金」の優先度を決めて、ディスカッションしてください。みたいなオリエンテーションは、結構好きな部類に入ります。
ですが、サラリーマンから離れ、自分の収入をある程度コントロールできるようになった今、少し違った視点が手に入りました。
結果、今の感覚では、
というものでしょうか。
こう考えると、「愛」と「水」どっちが大事?
という議論が不毛なものであることが分かるかと思います。
みたいな感じでしょうか?
成人一人当たりが、「湯水のごとく」水を使った場合、一日200~300リットルは必要らしい。そう、300リットルあれば湯水のごとく使えるわけです。
で、今の日本(砂漠)では一日一人あたり平均的に4.3リットルを手にしている、そんな感じがします。(日本の平均年収=430万円)
これで養う対象がいたりしたら、そうも言ってられなくなりますが。。
でも、本当はもっと色々したい!まず顔をもっと洗いたい。シャワーもちゃんと浴びたい。できればお風呂にも入りたい。
今の世の中で言うと、ラグジュアリーホテルだったり、エステだったり、海外旅行だったり、ファーストクラスだったり、家や別荘を持ったりすることでしょうか。
一日100リットルぐらいあれば、少し貯水すれば、色々できそうです。ですが、今日は100リットルあるけど、明日それが保証されているわけではない・・・となると、少し話は変わってきます。
(この100リットルを運用したりすれば、毎日の飲み水分を確保したりできるのがお金との違いですが)
「お金が大好き」の違和感の正体
そんなわけで、「使う」部門のお金はこのようなものと捉えているため、「お金が大好き!」という表現には、少し違和感があります。
一応そう答えているのは、「どうでもいい」と思ってるわけでもないし、「大事なものだ」と思っているし、「決して嫌いではない」し、「あれば嬉しいな」と思っているから。
でも、この「あれば嬉しい」というニュアンスが、
「1万円あったらいいなー」
とかではなく、
みたいな感覚なので、「お金欲しいなー」とは違ったニュアンスになるかと思われます。(ちなみに税金があるので、個人収入でここを目指す場合は毎年6億円の利益を出す必要があります。)
なので、それをマイルドに、一般的に通じるように言うと「お金大好き」という答えになる、ということです。
とは言え、今の私のステージでは、ここを目指そうとはあまり思っていません。
どこかで耳にしたことですが、年収3,000万までは幸福度が上がるのですが、以上の収入を得ても幸福度はあまり変わらないそうです。
まぁ、そうでしょうね。
それだけあれば、もう万々歳ですよ。
健康、時間、そして人間関係が、今の私にとっては一番大事です。
数千万単位のビジネスチャンスは虎視眈々と伺ってはいますけどね。^^それは、「稼ぐ」部門のお金の話です。
そして時が変わってお金が減ってきたら、今度はお金の優先順位を上げて活動すると思います。
だからこそ、「●●とお金、どっちが大事?」という質問は、いつになっても絶えない議論であり続けたのでしょう。
お金は他の要素とのバランスで考えるべし
この姿勢は、起業当初から崩さなくて良かったと心から思います。
で、まずは飲み水以上のものを手にすると、見える世界はマジで変わりますよ。ということは伝えたいです。
私は本当に運よく20代でその世界を経験することができました。
とはいえ、見える世界を変えるためには色んな方法があります。そのそれぞれの世界観を大事にしつつ、お金のことはあまり考えなくて済む、という状態が、私が究極的に目指すところなのかな、と考えています。
お読みいただき、ありがとうございました!^^