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力強い組織のミソ

こんにちは。ぼーんぐんです。

みなさんの職場では間接部門の方を大切に扱っているでしょうか。

間接部門とは会社の業績に結びつく業務を担当する直接部門(営業・販売など)を支援する部門のこと。

具体的には人事、総務、経理、法務、情報システムなどの企業を支える基盤となる部門のことです。

この間接部門は直接利益を生みませんから職場によっては冷遇しているようです。

また近年、会社自体の業績不振からくる組織の見直しにおいて、間接部門をターゲットにし、業務自体をアウトソーシングしたり、そのスタッフのスリム化や戦力化について議論されることも多くなってまいりました。

では、戦力化に向けた成功のカギはなんでしょう。

それはなんと言っても「対象となる人たちの協力」ではないでしょうか。自らが意欲的に取り組まなければ前には進まないものだからです。

例えばこんな指示の仕方は如何でしょうか。

「あぁ、間接部門の君たちは暇でしょ。同じことばかりしてるからね」

「他の部署は忙しいんだよ。君たちが定時に帰った後でも残業して頑張ってるんだ。これからは君たち間接部門にも、もう少し働いてもらうよ。まずはこれをやってくれ」

そんな横柄な指示の仕方で、それまでアルバイトを雇って行っていた他部署のチェック作業を回してきたりします。

それで少しばかりのコスト圧縮を目論むのですが、この類いの業務指示は大抵残念な結果にしかなりません。

何故でしょうか。

まずは大義がありません。そして丁寧な説明もなく本人の腹に落ちて取り組んでいるとは到底思えないからです。

”やらされ仕事”が成功するはずはありませんね。

その結果、不慣れなミスを取り上げられ「なんだお前たちは、こんなこともできないのか。アルバイトにも劣るな」とののしられる始末です。

そして部門全体の存在意義まで疑われることになるのです。

「実に残念な事です」

間接部門の方々は専門家集団です。職人気質の方々が多くプライドを持ち日々に業務に勤しんでいます。

それにも関わらず先の扱いを受けるとどうなるでしょうか。

きっとやる気を失い、本来業務にまで支障が出ることになります。

「全社一丸。顧客満足向上に向けて頑張るぞ!」会社は血気盛んですがその一方で下支えする間接部門はどうでしょうか。

残念な進め方をすると直接部門と間接部門の間には、取り返しのつかない溝が形成されてしまうのです。

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みなさんの職場では、2022年1月1日からの電子帳簿保存法改正への対応方針と具体策はお決まりになったでしょうか。

電子帳簿保存法(略して電帳法)改正により、電子データの保存要件が大きく緩和されます。それと同時に電子データで受領・発行した取引情報の電子保管が義務化されるのです。

つまり、メールで送信した見積書やメールで受領した注文書、WEBサイトからダウンロードした領収証等、取引に関する電子データ情報は、要件を満たして電子保管する必要があるのです。

「電帳法改正により電子データの印刷保管は禁止される」のです。

ご存じでしょうか。

この改正に企業が対応すべき範囲は想像以上に広く、早急な対応が必要です。

例えばこんな例、

「見積発行・受領」「注文発行・受領」「請求書発行・受領」「領収書ダウンロード」の業務で、1つでもメールやWEB上で受領・発行を行う場合は、必ず要件を満たして電子保管しなければなりません。

ほぼすべての企業が該当します。

このような法改正は良くあることです。

みなさんの職場でも、直接部門の方の知らない間に、頼りになる間接部門の方が中心となり適切な電帳法対応は進んでいることでしょう。

普段は見えなくとも、職場を下支えしているのです。

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時は戦国時代。

戦(いくさ)に勝利するためには「食料の補給(確保)」が勝敗を左右したといいます。今でいうところの間接部門の役割でしょう。

いかに堅牢な城郭に守られていても、補給路が断たれれば白旗を上げるか、餓死するしかありませんよね。

戦の前線で戦う武将たちも、足軽を含めて皆の食事を十分にとることが出来なければ大きな手柄があげられないのです。

しっかりとした補給路の確保は間接部門の成果なのです。

今の世も同じこと。

第一線の営業部署が安心して取引先で力を発揮できるように、後ろをしっかりとサポートしてくれる間接部門の存在は無くてはなりません。

単に時流だからと割り切って、大切な従業員の意欲を削ぐようなことをするのではなく、「直接部門と間接部門が対等に同じ情報を共有しあい、お互いの意見を尊重しあうことが出来たなら」必ずや力強い組織が生まれます。

太平洋戦争の日本の敗戦原因の一つに、前線への補給路を断たれたことにあることは有名です。

また、第一線で活躍する女優の”綾瀬はるか”さんがスタッフをとても大切にし、スタッフからも慕われている間柄である事も有名な話です。

もっと身近なところでは、

私たちが職場で精を出して安心して働けるのも、家庭をしっかり守ってくれるご家族のおかげであると言えないでしょうか。

決して、目立つ人(直接部門)が偉いのではありません、サポートしてくれる存在(間接部門)があってはじめて成果が出せるのです。

力強い組織のミソは、

「お互いの存在を認め合い、感謝し合う組織のことなのです」

みなさんは如何お考えでしょうか。




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