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バレエって別世界だけど、私の世界でも楽しめることが分かった『レ・ミゼラブル-運命を動かせ-』

書いてる途中のnoteも、書きたいこともたくさん溜まってるんだけど、感じたことを今のうちに書いておこうと。

先日、娘と観に行きました。
谷桃子バレエ団2024年8月公演『Les Miserables(レ・ミゼラブル)ー運命を動かせ-』

公演ポスター画像。ジャンバルジャン単身

初めてのバレエ鑑賞。
私の中の「バレエ」のイメージは、これ。

白と黒のチュチュ姿のバレリーナの画像

でも全然違った!
普通のミュージカルの舞台のようなセットと衣装やメイク。
セリフがないこと、動きがバレエの動きであること、が違うだけ。
まぁ、その「違い」が大きいと言えば大きいのですが、バレエといえば白鳥の湖、という貧弱なイメージしかなかった私にとっては大きな驚き。
しかも、「セリフなし」ということは、動きや表情などで伝えるってことな訳で、セリフを聞きとることのできない私たちには実はピッタリなんじゃないかっていう大発見!
もちろん、状況を伝えるのに大きな役割を果たす音楽も聴こえないことは大きなマイナスかもしれないけれど、でもそれは普通の舞台でも音楽、効果音が聞こえないのと、そんなに違いはないかと。

まぁ、唯一の聴こえる人との違いは、音声ガイドを使えるかどうか、でしょうか。

バレエの音声ガイドとは、バレエの公演において、舞台上で何が起きているかをリアルタイムで解説する音声サービスです。バレエのテクニックや、バレリーナのコメントなど、さまざまな音声ガイドチャンネルが用意されることもあります

AIによる概要

ここに詳しい

今回鑑賞した谷桃子バレエ団は以前もこれを取り入れていて、その記事も発見。

ということで、娘はしっかり予約をしてありました。

もちろん、ガイドがなくても、観て楽しめます。
でもガイドで状況の補足説明やセリフなどが分かることでより深くお話に入り込めるわけ。
しかもまさかの実況生ガイドらしい。

残念ながら、私にはほとんど聞き取ることはできませんでした。
が!よく見るとこれ、「音の出る機械」に「イヤホン」繋いで聞いてるだけ。
それなら、PCやTV音を認識させるのと同じく、iRig2とスマホ繋げたら、udトークで文字化できるんじゃない?って思いました。

うーん、試してみたい!
次の機会にはぜひ!

考えてみるとこのイヤホンガイド、別に「障害者のため」にとか、「鑑賞サポートのため」ってことで準備されたものではありません。
現に借りてたのは娘も含む聞こえる人たちばかり。
でもこれを使えば、見えない人の(文字化できれば聞こえない人にも)サポートになるっていう、ユニバーサルデザイン、共用品ってこと。
誰かのためにわざわざっていうとなかなか広まらないけれど、今あるものを拡大解釈したら使えるんじゃない?っていう、良い例かなーと思いました。

で、肝心の演目。

…よかった、、本当によかった。
「レ・ミゼラブル」
「ジャン・バルジャン物語」
「逃亡者」
いろんなタイトルで映画やドラマになってきたので、だいたいのストーリーは知ってました。
でも、セリフもナレーションもないバレエなのに、こんなにも人物の感情が伝わり、涙が出てくるなんて、、自分でもびっくり。

12月から帝国劇場のクロージング公演でレミゼが予定されてて、今から、チケット入手のための情報集めをしているけれど、また違う視点で観れそうで楽しみが増えました。

何より「バレエ」という新しい世界の魅力を知ることができて、嬉しい。

娘が習い始めて、その難しさや奥行きの深さを知るようになったバレエ。
これからも鑑賞に機会が増えそうです。

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