おじさん2人がご飯食べてるのを見て泣いちゃった夜〜ドラマ『きのう何食べた?』Season2
Netflixでシーズン1を観て、今季のシーズン2を楽しみにしてました。
でも、なんだかんだ忙しく、観たいドラマもたくさんあって第1話以降、録画したまま観れずにいたのですが、、。
3連休初日の今日、仕事で1日出かけてて疲れてたし、体調もイマイチなのに、なぜか眠れず、リビングでテレビつけてボーッとしてたら、始まった第5話をそのまま視聴。
今回は少し早いけどクリスマスディナーがテーマ。
いつものように再現できそうな調理シーン。
でもその前のシロさんの買い物シーン、ケンジが同僚と話してるシーンから、なんだか胸が熱くなってしまった私。
あー、「料理」ってこういうことなんだ。
食べる人のことを思いながらメニューを考え、買い物し、調理する。
作ってくれた人のことを思いながら、その思いに感謝しながら、食べる。
それが「愛だね〜」(ケンジ同僚の言葉)ってこと。
単に栄養補給のためなんかじゃない。
基本、私はお料理は嫌いではありません。
煮る、焼く、炒める。
肉、魚、野菜。
その組み合わせを考えて、何品か作る。
実家の母がそうしていたように。
美味しいものを食べて欲しい。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。
いいタイミングで食べてもらえるように。
もちろん手を抜く時もあるし、偏ってしまう時もあります。
でも、できれば、そうしたいと思って、毎日メニューを考え、買い物に行き、調理をしてきた、、シロさんほどではないにしても。
それなのに、、。
最近は、やる気になれない。
やりがいも感じないし、楽しむ気持ちにもなれない。
料理がイヤ、というより、「料理をすること」がイヤ、という感じ。
うーん、上手く言えないのだけど。
だから、このドラマを見たらまた「料理したくなるかな」なんて思って観たのに、、、
涙が溢れてしまった。
ケンジがシロさんの料理をとっても楽しみにしていて、食べる前も食べている時も、満面の笑顔で、幸せそうな姿に。
足りないタマネギを買いに出かけたケンジの後ろ姿を見送りながら、ケンジが畳んだ洗濯物や買ってきてくれたホースなどを見ながら、「俺、幸せなんだ」と涙をこぼすシロさんの姿に。
どうせ食べちゃうんだから、とご飯の上におかずをあれこれ乗せて、かっ込まれたり。
食べちゃえば同じ、と温め直しもせず、冷たいまま食べられたり。
そういうの、イヤなんだってこと、何度も伝えてきた。
確かにお皿汚すのもったいない、とか、
冷たい方がすぐ食べれる、とか、
間違いじゃないし、悪意もないのだと思う。
でもそんな風に食べられると、食べる人のことを思いながら作った私の気持ちは、どこかに置いてけぼりになってしまう。
作るのがイヤなんじゃない。
なのに、、、。
「買ってくるからいいよ」と言われてしまう。
「じいちゃんと俺は買ってきて食べるから、あなたたちは何か食べに行ってくれば?」と言われてしまう。
負担をかけまいとして言ってくれてるんだ、とは分かってるけど、私が欲しいのはそんな言葉じゃないんだよね。
なんだ、これ?
自己顕示欲?
承認欲求?
「今日、何?」
「うわぁ、楽しみ!」
「わっ、これ美味しい!」
ケンジの言葉が、私のささくれた心にチクチク刺さってきて、シロさんがうらやましくてしかたなくなってしまった。
30年近く主婦してきてるくせに、なに、今さら、乙女みたいなこと言ってるんだ?私。