『シナリオセンター式』で物語の『起承転結』を考える ここまでのまとめ
『シナリオセンター式 物語のつくり方』で作る物語。
これまで、以下のテクニックを使って、物語の起承転結を考えてきました。
・物語の『テーマ』『モチーフ』『天地人』を決める
・物語の起承転結の流れを『箱書き』でまとめる
今回は、いったんこれまでやってきたことをまとめたいと思います。
プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center
ここまでは、物語の構成を大雑把に『起1承5転1結1』で考えてきました。
私の未完成あらすじ(にもなっていない)をマネする人もいないだろうと思うので、以下にさらけ出しちゃいます(こんなのマネする気も起きないとは思いますが)。
起
主人公はAIシステムを開発する。自分では決めかねていた研究室をどこにするか、AIに決めてもらう。
承1
就職活動を始めるが、何をアピールしていいかわからず、主人公は困る。
承2
内定をもらい、ヒロインをデートに誘うが、どうしたらいいか分からず、主人公は困る。
承3
ヒロインに決断力をつけろと言われ、主人公は困る。
承4
AIで決断力をつけるための壁打ち特訓をするも、無理難題を押し付けられ主人公は困る。
承5
AIに、ヒロインの命か知らない大勢の命かを迫られ、主人公は困る。
転
主人公自らの決断でAIシステムを破壊する。
結
主人公は自らの思いを整理し、就職内定先を蹴り、NPO法人スタッフの道を選ぶ。
もちろん、これはまだまだ未完成。
この後、いくらでも修正可能と私本人も思っている、いわば『仮置き』の状態です。
箱書きの良いところは、全体像を示しても、気に入らなかったり、盛り上がりに欠けるな、なんて思ったら、いつでも各部分を修正できる、ということでしょう。
これが、箱書きのようにパーツに別れていないと、一通り流れを決めた後の修正は大変だろうと思います。
ちなみに、ここまででも『シナリオ・センター式』の教えはいくつか盛り込んでいます。
『承』のすべての部分で、主人公を困らせてみたり、『起』はアンチテーゼから始めてみたり、『転』は主人公の成長とテーマを体現してみたり、といった感じで。
ここまでで、大雑把な流れは決まりました。
次はそれぞれの中箱を作るという手もありますが、まずは『天地人』の内の『人』、をもう少し掘り下げていきたいと思います。
主人公については、既にある程度性格を決めていたのですが、ヒロインや主人公の友だちはまだ何も決めていなかったので。
というわけで、次回はヒロインや他のサブキャラクタを少しずつ考えていきたいと思います。
プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center
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