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『シナリオセンター式』で『承の中箱』を考える

『シナリオセンター式 物語のつくり方』で作る物語。
今回は『起承転結』の内の『承』部分の箱書き『中箱』を進めていきます。

前回の記事はこちら

プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center

実は今、起承転結、箱書きの中身を全体的に修正しています。
最初に作ったものだと、いまいち自分自身の中で納得できず。
テーマやアンチテーゼ、モチーフ、素材は変えず、物語の進め方を大きく変えようとしています。

このnoteも、どこまで無料で私の創作内容を公開するか、というところにそろそろ差し掛かってきているような気もしますが、どうせ大きく作り直しているので、いったん最後まで作り上げた箱書き全体のところまでは、少なくとも公開していこうと考えています。

その先のことは追い追い考えさせてください。。

というわけで、今回から『起承転結』の内『承』の部分の箱書きを進めていきたいと思います。

『承』の考慮すべき点として、『シナリオセンター式』では以下のことを挙げています。

1. 主人公の『欲望』は何か、を考える
2. 主人公の『貫通行動』を決める
3. 主人公は障害をどう乗り越えるかを考える
4. 伏線を張る・伏線を回収する
5. カセをつける

「プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方」より

まず1番の『欲望』について。
主人公の優翔は優柔不断な人物と設定しました。
なので、優翔の『欲望』としては『決断力をつけること』というのを設定します。

とはいえ、これは表向きな『欲望』。
『優柔不断』である背景には、それぞれ各個人の事情というか、思いがあるのではないかと。

そこで、優翔の『裏の欲望』として『皆にバカにされたくない』というのを考えました。

優柔不断になってしまう理由として、『下手な選択をしたら、皆にバカにされるのではないか?』という思いがあると考えました。
だから、『何を選択したらバカにされずに済むだろう』と考えている内に、それが分からないから何も決められない、という状況が起こってくのではないかと。

というわけで、2番の『主人公の貫通行動』は『他人にバカにされない』こと、としました。

3番の『障害の乗り越え方』と4番の『伏線』については、箱書きを考えながら考えていく必要があるので、今回は省略させていただきます。

5番の『カセ』とは『手枷』『足枷』のいわゆる『枷』のこと。

主人公がある目的に向かって進んでいこうとするとき、条件として邪魔になるもの

「プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方」より

です。
ここも箱書きを進めながら考えていきたいと思います。

今回はここまで。
次回は5つに分けた『承』の大箱の内『承1』の部分『就職活動を始めるが、何をアピールしていいかわからず、優翔は困る』の中箱部分を掘り下げていきたいと思います。

プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center

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