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『シナリオセンター式』で『テーマ』『モチーフ』を考えたら、次は『素材』

『シナリオセンター式 物語のつくり方』で作る物語。
今回は『素材』の部分を考えていきたいと思います。

プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center

前回までで『テーマ』と『モチーフ』を考えてきました。

『テーマ』とは、「友情は大切だ!」みたいな、一言で表せる物語のコンセプト。

『モチーフ』は「どんな物語か?」ということ。
『鬼を退治する旅をする』だったり、『滅びの指輪を探す』だったり。

さて、そこまで考えたら、次に進みましょう。
次は『素材』。

『素材』は3つの要素から成り立っています。

どこかで聞いたことのある響きです。
これはそれぞれどういうことかというと・・・・・・

天 = 時代・情勢
地 = 物語の舞台となる場所・土地
人 = 登場人物

です。

時代・情勢は、現代でもいいし、昭和時代江戸時代のように過去でもいい。
もちろん100年後の未来でもいいし、パラレルワールド世界でもいい。

物語の舞台となる場所・土地もいろいろあります。
日本でもいいし、アメリカやヨーロッパ、南極なんかでもいい。
もちろん宇宙や想像上の世界でも構いません。

登場人物もいろいろ思いつくでしょう。
日本人はもちろん、アメリカ人でもいいし、地底人なんてのもあり。
犬を主人公にしたっていいし、おもちゃだったり、頭の中の感情を擬人化したものだったり、何でもありです。

『素材』をきちんと決めておかないと、何の話だか分からなくなってしまうので、『テーマ』『モチーフ』が決まったら、必ず考えるようにしましょう。

私は『テーマ』『モチーフ』を決めてから、『素材』を考えましたが、順番は逆でも問題ないと思います。

戦国時代の武将が大好きだから、年代は1500年代で、人物はこの武将にしよう。
この武将の特徴は『和を貴ぶ』で、部下だろうが目上の者だろうが、分け隔てなく接したという逸話が残っているから、『テーマ』は「誰にも平等に接することが大切だ!」にしよう。

なんて決め方でも大丈夫。
要は最終的にしっかりとした筋が一本通っていればよい、ということです。

というわけで、今回の私の作品は

天:ほぼ現代(1,2年後くらい)
地:長野県の大学
人:優柔不断な工学部生

なんていう風にしてみました。

次回は『登場人物』について考えていきたいと思います。

プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
新井一樹 @Scenario_Center

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