ドラマメモ JIN -仁- 完結編
JIN -仁- 完結編
出演:大沢たかお, 綾瀬はるか
タイムリープものではあるけれど、歴史考証もしっかりされており、その上で『歴史の謎』の部分を見事な想像力で感動的に仕上げた。
マンガ原作は読んだことはありませんが、ドラマをシリーズ通して観た率直な感想です。
命の尊さや人間の成長、『JIN』に教えられることがたくさん詰まっていました。
幕末の歴史と現代医療。
もちろん当時の日本でペニシリンを使用した、というのは大胆過ぎる発想ではありますが、ラストですべてが繋がり、納得の展開。
綾瀬はるかさん演じる橘咲さんは実在の人物ではなかったようですが、『仁友堂』は現代の順天堂病院がモデルだといわれていますし、竜馬が晩年穏健主義に変わったことも歴史上言われていること。
竜馬の考えが南方仁の苦言によって変わった、なんていう発想は秀逸。
物語の全体を流れる「命の重み」というテーマ。
たとえば、現代なら治療法が明らかな脚気に悩む橘咲の母や、坂本龍馬との関わりを通じて命を救う場面では、歴史と命のはざまで揺れる仁の葛藤が強く描かれています。
当時の日本医学の歴史を垣間見ることができ、医療の進化がどれだけ人々の生活に影響を与えたかが実感できます。
また、仁が坂本龍馬に言った苦言「戦だけが国をまとめる手段なんですか? そんな方法でまとめるしか能がないなら、政権をとったってうまくいくはずがない! うまくいかなくなったら、また戦を繰り返すだけなんです。暴力は・・・・・・暴力を生むだけなんです!」は、命の尊さを訴えるドラマとして至言。
愚かな所業を繰り返す人類への警鐘をこのドラマが訴えてくれています。
ただのタイムリープものではなく、時代の流れと命の尊さを繊細に描いた作品。
この作品が投げかける「命の大切さ」というメッセージは、争いの絶えない現代社会にこそ強く響くものです。
歴史や医療の魅力に触れるこのドラマは、争いの絶えない今だからこそ見てほしい作品です。
JIN -仁- 完結編
出演:大沢たかお, 綾瀬はるか
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