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人間存在の複雑性 補足

章立て、加筆致しました。

難解で抽象度が高すぎるきらいがあり、一般読者層にはハードルが高い部分が否めませんが、僕なりに、様々な哲学的視点から対立と調和の概念を探求しています。バタイユの思想に触発されながら、生物学的性差とジェンダーの関係、フェミニズムとヒューマニズムの関係、そして人間存在の根源的な曖昧さと矛盾を掘り下げています。

時間を見繕って、関連参照文献からの引用をさらに補完していく予定です。

執筆動機

昨今の時事問題、戦争や紛争、災害への対応や差別問題などから、人間中心主義への疑問が湧く。存在の複雑性に立ち返りたくなった。バタイユの哲学やジェンダーに関する議論を通じ、対立や調和に対する僕の洞察過程を残しておくことにした。バタイユの哲学は、対立を超えて調和を追求する努力を重視し、これが人間の精神の高みへの道を示唆している。そのため、本記事は反戦や博愛の理念とも関連があるが、直接的な言及はさほどない。

論点

  1. 対立と調和は自然界の普遍的原理であり、人間存在の根源的特徴でもある。バタイユは連続性と非連続性の弁証法を説いた。

  2. 蝶の一生は対立項の調和の象徴であり、僕にとってある種の畏怖の対象となっている。

  3. ジェンダーの概念は生物学的性差を曖昧にし、個体差を無視する危険性がある。代わりに生物学的事実を前提に多様性を尊重すべき。

  4. フェミニズムとヒューマニズムの関係について考察し、単に権利を主張するのではなく包摂的な視点が重要と指摘。

  5. 人間には主体性と自由な実存を遂行する権利と責任がある。他者性を無視せず、調和のとれた関係を構築することが課題。

  6. 芸術は対立の要素を融合させ新たな次元を生み出す。存在の意味は死を意識したときに感じられるかもしれない。

  7. 対立を直視し統合へと高めていくことが、バタイユの至高の感性であり、人間の可能性を提示。

目次

  1. 執筆動機

  2. 概要

  3. 対立と調和の普遍原理 

  4. バタイユの思想

  5. エロティシズムと禁忌/連続性と非続続性

  6. 連続性と非連続性〜対立と調和

  7. 蝶への嫌悪と対立の象徴 

  8. 性差とジェンダー概念への違和感

  9. フェミニズムとヒューマニズム

  10. ジェンダー言説の曖昧さ

  11. 対立と調和の芸術表現

  12. 存在の意味

  13. バタイユ思想の核心

  14. 参考文献


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