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📣本屋メガホン 実店舗オープンのお知らせ📣

本屋メガホンは2023年6月、岐阜市柳ヶ瀬商店街にて実店舗をオープンします!詳細は下記をご確認ください。

オープンについて

岐阜駅から徒歩15分の柳ヶ瀬商店街にあるシェアスペース「デイリーコヤナギ」の1Fにて、5月初旬(GW頃)にプレオープンを行い、6月から土日を主な営業日としてのオープンを予定しています。

本屋メガホンについて


 当店は、セクシャルマイノリティや障害者、日本に住む外国籍の人、フェミニズムに関する本など社会の周縁に追いやられいないことにされてきた人たちについて書かれた本をメインに取り扱い、本屋がメガホンとなって彼らの「小さな声を大きく届ける」ことをコンセプトとしています。

 今年の1月頃から本屋としての活動をスタートし、オリジナルのZINE「透明人間さよなら」を販売したり、新刊の仕入れ/販売等を経験してみて、知識としては知っていたことですが、本屋がいかに薄利多売かということを身を以て体感しました。本屋はやっぱりやらない、という選択肢をそもそも持っていなかった私は、”ビジネスとして”ではなく”生き方として”本屋を営むことは可能か、ということを考えるようになりました。

 開店と同時に多額の初期投資と大量の在庫を抱え、日々売上に一喜一憂しながら本屋を続けていくことは、取り扱おうとしている商品が大衆向けではないことと、ある意味自分を切り売りするようなZINEをメインの商品の一つとしているからこそ、あまり現実味がないように感じました。

 開業への投資と自分へのストレスを最小限に抑えつつ、規模は小さくても無理のない範囲で営む方法を模索した結果、「透明人間さよなら」で得た利益を新刊の仕入れやZINEの製作費に充てることで、±0を維持していくという方法を採りました。この方法では人件費は賄えないし、新刊を仕入れる冊数も回数も限られてきますが赤字になることはありません。ビジネスとしては破綻していますが、こういう生き方をしている変な大人が何人かいてもいいんじゃないかなと思っています。


 この方法は本屋以外で収入を得ていることや、自由に使える物件があること等が重なって可能となっている方法なので万人向けではありませんが、せっかくできる環境にいるのでやれることはやってみようと思います。オンラインのみでの営業も可能ではありますが、マイノリティ当事者がマイノリティについて書かれた本を、商店街内の路面店というオープンな場で営むという行為そのものを僕は一種の社会運動として捉えているので、オフラインの場を持つことを重視しています。

 オープンするのは岐阜ですが、同じようなコンセプトを掲げる本屋が日本全国に増えるといいなと思っていて、そのためにも今のうちにできる失敗は全てしておこうと思います。遠くからでも近くからでもあたたかく見守っていただけますと幸いです。ついでに「透明人間さよなら」も買ってください。



 



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