星勝 残された夢追い人 ALBUM 2024
今回の記事は以下「レコード物語」マガジンに収録させて頂きました。
残された憧憬 と 夢追い人
1970年代の日本ポップスといいますか?ロックといいますか?プログレと呼びますか??? に「残された憧憬」と「夢追い人」という小椋佳名義の凄いアルバムが2枚あるんですが、~2枚の中から、星勝氏の作曲編曲の楽曲をCompileすればどのように聞こえるか?又、これは小椋佳の透明なVocalの最後の時期故に、星勝氏の透明感のあるALBUMとして成立するか?の実験と結果でした。Flying Kitty Bandの「5.4.3.2.1.0」でこのコンセプトは既に個人的に実行しておりまして、こちらはVocalも星勝氏が入っていて実に星勝29才のSOLO感溢れる作品になるのですが、残念ながらFlying Kitty Bandの「5.4.3.2.1.0」は youtubeでも、Spotifyでも公式には解放しておりませんので、ぜひお家に音源をお持ちの方はお試し下さい。では12曲, 51分 17秒を…
補足説明
小椋佳 / 残された憧憬
解説
アルバム・残された憧憬
フォーク、ロック、ストリングスを融合したニューミュージックの先駆け。今までの小椋のクラシカルな世界から、キング・クリムゾン的ロックをフィーチャーしたポップスを目指す取り組みがなされた。大野進によると最新鋭の16チャンネルのミキサーを使用。元六文銭の安田裕美、後のYMO・細野晴臣、矢野誠、矢野顕子、林立夫、坂本龍一の先輩だった深町純、まだ10代だった高中正義が参加している。ザ・モップスの星勝を起用した。
「小椋佳は軽いサウンドだと思った。ロックじゃない。なんでオレが⋯って思ったけど、多賀さんと大野さんの尋常でない音取りの執念に圧倒され、気がついたら一緒になってのめり込んでいた。最高傑作だと思う。」
—星勝
「(『残された憧憬』以後)小椋佳と星勝は切っても切れない関係。」
—多賀英典
「陽水が「今何やってるの?」「小椋佳」「また小椋佳やってるの?」とやっかむように言うので「君は君、彼は彼だよ」と言った。その時までは陽水と小椋佳は別の世界だと思ってたけど、陽水や星勝君、安田裕美君に小椋佳の世界を音楽にしてもらったら、よりドラマチックな世界が表現できるのではないか?そう思って『残された憧憬』を創った。フォークギターとストリング中心からベースとドラムを中心にしたリズムセクションを強調してさ。ロックサウンドだよね。フォークというとギター一本とかの時代でさ。あまりサウンドというものは重要視されてなかったんだ。音取りなんて2時間で終わり、とかね、そんな時代だった。このアルバムから音楽業界もフォークからロックとストリングスを融合した濃厚でよりドラマチックなサウンドに変わっていったんだ。ニューミュージックの先駆けとなった。中島みゆきとか荒井由実が出てくるだいぶ前でさ。
(ja.wikipedia.org/wikiより引用させて頂きました。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/小椋佳
星 勝
星 勝(ほし かつ、1948年8月19日 - ) は、作曲家、アレンジャー、ギタリスト、音楽プロデューサー、歌手。英語表記はKatz Hoshi。旧名 まさる。
星勝エピソード
編曲はクニ河内に助言をもらいながら独学。
歌謡曲のアレンジといえばコードだけ書いて演奏家に任せることが多かった当時、『断絶』の制作に関して星は、殆んどの楽器の譜面を緻密に書き込んだと言われている
井上4作目のアルバム『氷の世界』でサウンド・プロデュースを手がけた。アナログ・レコード総生産数第1位のアルバムとなった。第2位は小椋佳の『彷徨』。井上の「二色の独楽」で日本レコード大賞の編曲賞を受賞している。
『「多賀さん、他に何やってるんですか?」と訊いて渡されたのが小椋佳の「青春」。当時小椋のアレンジャーは小野崎孝輔でクラシック出身。ロック絶対主義だったので、軽いサウンドだなぁ程度の感想を持って全く別世界の人だと思っていたら、多賀さんに「小椋佳やってみない?」と言われて「何でオレが…」と思った。そうしたら「陽水や安田裕美に好きに曲を書いていいよ」と多賀さんが言うのでその気になりました』と述懐。
多賀に唆されて小椋の「残された憧憬」に着手。「多賀さんと大野さんの、小椋さんのアルバムにかける尋常ではない執念に圧倒されて、すぐ一緒になってのめり込んだ。最高傑作だと思う」「小椋のナイーブな部分をどうサウンドにしていくかに全力投球した。クラシカルでナイーブなロックサウンドがあるということを思い出しました」と語っている。
小椋が譜面も読めずギターも弾けないため、曲を付けにくい詞は星が作曲を手掛けることが多かった。世間で小椋の曲と認知されている曲が、実は星の曲であるという例は数多い。井上と共作の「白い一日」や「坂道」も小椋ヴァージョンは星が全面的にサウンドプロデュースをしている。本人達はお互いの音楽性に疑問符を持っていた様だが、多賀曰く「小椋と星はサウンド的に切っても切れない関係」。
多賀に小椋の「シクラメンのかほり」と「めまい」のアレンジを依頼され、この時、小野崎孝輔と一緒に作る様と指示を受ける。「星君にこんな感じってスケッチアレンジを渡したら、全部ロックに書き換えられてもどってきた。結局一小節ごと相談しながら作りました。大変な作業だったがロックを全く脈絡も根拠もなく全面に押し出すパワーにはすごいヤツが現れたと舌を巻きました」(小野崎談)。実際「シクラメンのかほり」と「めまい」のオリジナルを聞くと世間のクラシカルなイメージとは裏腹に、リズムセクションが非常にハードに仕上がっている。高中正義と大村憲司と椎名和夫の怪しいフレーズが随所にちりばめられている。これに懲りたのか、「道草」以降、リズム・アレンジとストリングス・アレンジという分担作業が一般的になる。
キティレーベル第1号アルバム「道草」の制作にサウンド・プロデューサーとして参加。
この頃、RCサクセション「シングル・マン」に着手。タワー・オブ・パワーやミッキー吉野が参加したが全く売れずすぐに廃盤となった。忌野清志郎は「モップスは好きだったからあの感じやヴァニラ・ファッジみたいなものを期待したのに、井上のアルバムみたいにされそうになった」と語っている。
「シクラメンのかほり」「俺たちの旅」などで小椋ブーム到来。NHKコンサートで生まれて初めてタクトを振る。小椋と二人「スタンド・スティル」を歌唱。
1977年、当時殆んど無名だった浜田省吾のシングル「木枯しの季節」の編曲をしている。これは浜田のプロデューサーである鈴木幹治とのモップス時代からの繋がりによるもの。現在も数多くの浜田作品の編曲・プロデュースを手掛けている。浜田は当時の星の印象を「今と全然変わらない。凄く穏やかで、あの時も20年以上たった今も全然変わらない。頼りになる凄く良い人だなあと思った」と述べている。
(ja.wikipedia.org/wikiより引用させて頂きました。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/星勝
小椋佳の夢追い人:音楽の旅と人生の哲学
1. 小椋佳の音楽的旅:初のオリコン1位を獲得した「夢追い人」
1975年10月1日にポリドールから発売された小椋佳の7枚目のオリジナルアルバム「夢追い人」は、彼の音楽キャリアにおける重要な転換点となりました。このアルバムは、小椋佳にとって初のオリコン1位を獲得し、彼の音楽を広く世間に知らしめることとなりました。
このアルバムの特徴は、作曲のほとんどを星勝が手がけていることです。小椋佳自身の作曲した曲は1曲もありません。これは、小椋佳が銀行の研修のため渡米し、ロスに滞在していた際に、スタッフが合流して録音されたという特殊な事情によるものです。
2. 「シクラメンのかほり」の誕生秘話:お蔵入りから大ヒットへ
このアルバムには、後に大ヒット曲となる「シクラメンのかほり」が収録されていませんでした。この曲は、当初アルバムの選曲から漏れてお蔵入りとなっていたのです。しかし、後にシングルとして発売されると、オリコンチャート1位を獲得する大ヒットとなりました。
「シクラメンのかほり」の誕生秘話には、小椋佳と星勝の深い絆が垣間見えます。星勝は、小椋佳が渡米中に送ってきた詩に感動し、メロディーを書き上げたと言われています。この曲は、小椋佳の代表曲の一つとなり、彼の音楽人生を語る上で欠かせない存在となりました。
3. 「夢追い人」の収録曲:音楽と人生の哲学が交差する11曲
「夢追い人」には、全11曲が収録されています。それぞれの曲は、音楽と人生の哲学が交差するような深いメッセージが込められています。
A面
いまさら(作曲:安田裕美)
思い込み(作曲:星勝)
坂道(作曲:井上陽水)
淋しさ(作曲:星勝)
そこにいる君ではなくて(作曲:星勝)
不思議な顔(作曲:星勝)
B面
送り風(作曲:星勝)
天井(作曲:安田裕美)
グレープジュース飲んだ(作詞:塚原将、作曲:星勝)
夢追い人とだまされ屋(作曲:星勝)
思い込み(作曲:星勝)
4. 「夢追い人」の音楽的魅力:星勝の繊細なアレンジと小椋佳の力強いボーカル
「夢追い人」の音楽的な魅力は、星勝の繊細なアレンジと小椋佳の力強いボーカルにあります。星勝のアレンジは、小椋佳の詩の世界観を最大限に引き出すものであり、小椋佳のボーカルは、深いメッセージを力強く伝えるものです。
5. 「夢追い人」のメッセージ:夢を追いかける人への応援歌
「夢追い人」というタイトルは、夢を追いかける人への応援歌であることを意味しています。このアルバムは、夢を追いかけることの喜びと苦悩、そして夢を実現するためのヒントを歌い上げています。
6. 「夢追い人」の意義:音楽を通して人生の哲学を問いかける
「夢追い人」は、単なる音楽作品ではありません。それは、音楽を通して人生の哲学を問いかける作品でもあります。このアルバムは、夢を追いかけることの意義、人生の目的、そして幸せとは何かを考えさせてくれます。
7. 小椋佳の音楽的功績:日本のフォークソング界を代表するアーティスト
小椋佳は、日本のフォークソング界を代表するアーティストの一人です。彼の音楽は、世代を超えて愛され続けています。「夢追い人」は、彼の音楽的功績を代表する作品の一つであり、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。
8. 「夢追い人」の歌詞:深いメッセージが込められた詩の世界
「夢追い人」の歌詞は、小椋佳が作詞したものです。彼の詩は、深いメッセージが込められており、読者の心に深く響きます。このアルバムの歌詞は、小椋佳の詩の世界を堪能できる貴重な資料です。
9. 「夢追い人」のジャケット:吉田カツによる印象的なイラスト
「夢追い人」のジャケットは、イラストレーターの吉田カツによるものです。彼のイラストは、印象的で、このアルバムの世界観をうまく表現しています。
10. 「夢追い人」のクレジット:音楽制作に関わったスタッフ
「夢追い人」の制作には、多くのスタッフが関わっています。プロデュース・ディレクションは多賀英典、共同プロデュースは小椋佳と星勝、エンジニアは大野進、アシスタント・エンジニアは北島保則とRod O'blien、録音スタジオはHolllywood Sound Studio、レコード・プラント・スタジオ、Polydor Studio Tokyo、録音日は1975年5 - 7月です。
11. 「夢追い人」の再発:CD化とデジタル配信
「夢追い人」は、1991年11月1日にポリドールよりデジタル盤が発売され、1994年5月21日にポリドールより再発されました。さらに2006年10月4日にユニバーサルJより再発されました。現在では、CD化とデジタル配信されており、いつでもどこでも楽しむことができます。
12. 「夢追い人」のまとめ:音楽と人生の哲学が交差する名盤
「夢追い人」は、音楽と人生の哲学が交差する名盤です。このアルバムは、夢を追いかける人への応援歌であり、人生の哲学を問いかける作品です。小椋佳の力強いボーカルと星勝の繊細なアレンジが織りなす音楽は、いつまでも色褪せることなく、多くの人々に感動を与え続けることでしょう。
『5・4・3・2・1・0』/『フライング・キティ・バンド』(Flying Kitty Band)
『フライング・キティ・バンド』(Flying Kitty Band)については、以下wikiが実にまとまった内容となっておりますので、ご参照ください。
本日の付録 : Angel Clare
「星勝 残された夢追い人 ALBUM 2024」の最後の曲は、思い込み Part2 (小椋佳詞·星勝作編曲)で終わるんですが、過去の何処かへ連れて行ってくれるような気持ちにさせる程の名曲なんですが、恐らく???間違っていなければ???、Art Garfunkelの1枚目であり名盤の、「Angel Clare」の「Traveling Boy」を星勝さんやりたかっのでは???と分析しております。乗りに乗ったRoy Halee – producer, engineer の時期ですから、怖いほど絶品です。+で、下に配置させて頂きました。お時間が許されましたら…
愛ゆえに、合計 5903文字になってしまいました。疲れますよね。…それでは失礼致します。