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「本屋」をつくることは止めて「小屋」をつくるんだという話ーBeyond the textbook!!
そうだったそうだった。
大事なことを忘れていた。
わたしが作りたいのは「豚小屋」なんだ。
何を突然…?という感じだが、実は最近、
ありがたい機会があったのだ。
なんと、あの「ホリエビル」等様々な事業を手掛けておられる堀江浩彰さんにわざわざお時間をいただき、本屋開業のアドバイスをいただくべく、ブタコヤ夫婦でホリエビルへお邪魔させていただくことになったのだ。
ホリエビルの一階には、
「NAgoya BOOK CENTER」がある。
名古屋の玄関名駅エリアにある、名古屋関連の本しか置かないという、尖った選書の専門書店だ。
本屋の先輩である堀江さんにお話を伺い、たくさんのアドバイスをいただくことができた。
ハッとするような学びが多い、大変ありがたい時間だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1731677520-7meThljSUrv8FLyJMoC9YpNu.jpg?width=1200)
堀江さんとのお話の中から、あんなことを学んだ、こんなことを学んだ…とつらつら書こうと思ったが、やめておこうと思う。
もう、感想は、一言である。一言!
「我々の”ホリエビル”をつくるんだ。」
![](https://assets.st-note.com/img/1731677457-SUcWkXiTEs8Mtv2wqjd1h7az.jpg?width=1200)
その一言に尽きる。
何を言ってるんだコイツはと笑われてしまうかもしれないが、大真面目に、我々にとってはこれが一番大きい発見だったのだ。
と、いうのも。
「NAgoya BOOK CENTER」は、ホリエビルの入口に位置している。やはり、本屋だけの収益では、経営は難しそうだ。
しかし、本屋がホリエビルにできたことで、客層に変化があったり、つながりが出来たりと、様々な良い影響があったとのことであった。
「ホリエビル全体で利益を出す」ということに重きを置いて考えたときに、入口の本屋さんがもつ意味はとても大きいわけだ。
そしてこの「ホリエビル」をはじめ、堀江さんが手掛ける事業はみんな「堀江さんが好きなこと」であるという点に、我々はシビれたのだ。
そうだったそうだった。
大事なことを忘れていた。
我々が作りたいのは「豚小屋」なんだ。
大事なことを以前にプロフィールページに自分で書いていた。
「ブタコヤ」とは、【風通しがよい、「面白い」が詰まった、人が集まる魔法の小屋】のことであると。
![](https://assets.st-note.com/img/1731686229-egwvJBF5fCUDrIK8AR9sqi6t.jpg?width=1200)
そうだったそうだった。
いつの間にか、「ブタコヤブックス」に固執していたのだ。
「ブタコヤゲームス」もあるかもしれない。
「ブタコヤコーヒー」もあるかもしれない。
「ブタコヤソングス」もあるかもしれない。
「ブタコヤスポーツ」もあるかもしれない。
「ブタコヤクラフト」もあるかもしれない。
「ブタコヤレディオ」もあるかもしれない。
「ブタコヤブックス」もあるかもしれない。
なんだか、全教科を広く扱う、小学校教員らしくて良い気がする。
本屋だけの収益で経営していくことが難しいのなら、ちょうどいい。
![](https://assets.st-note.com/img/1731682178-HxKUF7AWvcSbzErTsmn2u3Bd.jpg?width=1200)
「ブタコヤブックス」は、あくまで小屋の中の要素のうちのひとつなんだ。
「ブタコヤ」の入口は「ブタコヤブックス」。
でも、その奥には、広がりがある。
そこで「好きなこと」「面白いこと」をやりたい。
でも、これを形にするのがなかなか難しいんだ。
「好きなこと」って、漠然としている。
だからこそ形にできる堀江さんはすごいなと思う。
これを「できること」に変えてみると、ちょっと考えやすくなった。
「できることの中でわりと好きなこと」って何だろう、と考えることにした。
うーん、なるほど。
「授業」かもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1731686111-ftFYVOJ9N51sSlbUxwoMjig8.jpg?width=1200)
教員を16年続けている私。
やっぱり、授業、嫌いじゃない。
授業にもいろいろある。
金八よろしく一方的に熱く語る授業。
学習者の横に寄り添うような授業。
ひたすら環境整備に努める授業。
自習だって授業。
校外学習。
行事。
本と授業。
なんだか色々とできそうな気がしてくる。
でも決して、「塾」ではない。
教師は私ばかりではない。
外部講師をやりたい人にお願いしても面白そう。
誰もが「先生」だ。
児童も子どもばかりではない。
学びたい気持ちはいくつになっても尽きない。
誰もが「児童」だ。
本は先生、本は友達。
教科書の外へ。
時間とカリキュラムに縛られない本屋での授業。
受験も成績も意識しない、ただの学び。
学校ではなく本屋で授業をする意義はそこにある。
Beyond the textbook!
「本と授業 ブタコヤ」?
「本と授業 ブタコヤ」?
「本とクラス ブタコヤ」?
「本とくらす ブタコヤ」?
「本と暮らす ブタコヤ」?
「本と暮ラス ブタコヤ」?
と、堀江さんとのありがたい時間からもう一週間が経ってしまったが、この一週間ぼんやりとそんなことを考えていた。
妄想は膨らむ、期限は迫る。
いよいよ年末が見えてきた。
ちなみに明日、またもうひとつ物件を見に行ってくる。
さて、どうなるだろうか。
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以上、【#10 起立 気をつけ 今から本屋を始めます】「本屋」をつくることは止めて「小屋」をつくるんだという話ーBeyond the textbook!! おしまい。
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前回の本屋開業日記#9はこちら↓
はじめから読んでくださる方はこちら#1↓
日本中の本屋巡りの記録を残しています。
ぜひこちらからご覧ください↓↓↓
お出かけ・本屋巡り旅の参考になれば幸いです。
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