#甘糟りり子 #産まなくても産めなくても
甘糟りり子さんの本は2冊目です。
前回読んだ本の感想はこちら。
立て続けに2冊も読んだら胸が苦しくて仕方がありません。
「大人になったら結婚する。その何年後かに子どもを産むけど正社員で働き続ける。」
自分が幼い頃はそんなふうに思っていました。
しかし、大人になってからというものの、子どもをほしいと思ったことが一度もありません。
ほしくてもつくれなくて悩んでいる方には不快な言葉であることも自覚しています。
(不愉快な気持ちにさせてしまったら、本当に申し訳ございません)
私が子どもに対する感情は物語に出てくる杏子のような感覚です。
でも、杏子は仕事が大好きで、いわゆるバリキャリです。
私は大した仕事もしておらず、仕事にやりがいも感じておらず、そんな状態なので、もちろん給与も低い。
つまり、スキルもなければ母性もない。
ただの欠格人間なんじゃないかと思い、落ち込みます。
この本を読んでいると「35歳」という数字が重くのしかかってきます。私は35歳まであと数年。
「親になる覚悟、子どもを愛する覚悟、子どもが生まれたあとも夫婦関係を崩さない覚悟」
これらの覚悟が備わってない今の状態では、産まれてくる子どもがかわいそうで、また、悩んでる方々に失礼だと思ってしまい、とても妊活する気持ちになれません。
数年後やっぱり子どもをつくればよかった(チャレンジしておけばよかった)と思う日が来るのだろうか。
時間は待ってくれません。
逃げちゃダメだけど考えてると落ち込んでしまいます。