初めて買ったCDを思い出せない
自分のお小遣いで買ったものだと、、、何だろう? 当時はまだかろうじてカセットテープでも新譜の販売をしていて、しかも我が家にはCDを聴く機器がなかったのです。CHAGE&ASKAのアルバム「TREE」をカセットで持っていた記憶があります。あ、でも違う。あれは姉のだ。自分のではなかった。
買ってもらって初めて聴いたCDなら覚えています。大江千里のシングル曲「格好悪いふられ方」です。聴き終わってもう一度再生したらすぐにスタートして「巻き戻さなくていいんだ!」と感激しました。あれは姉が親にディスクマンを買ってもらった直後のことです。そのディスクマンは姉と私の共用だったので、親が何か好きなCDを一枚ずつ買ってあげるという話になったのかな? 大江千里のファンというわけではなく(タイアップしていたドラマも見てなかったです。ちなみに後で再放送を見たら最後に女性が事故死する回で軽くトラウマになりました)、ミュージック・ステーションのヒットランキングで少しだけ流れたメロディーと独特の歌声が気になっていたのです。あと名前。百人一首(月見れば 千々に物こそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど)に出て来るし「あれ?」と。ずっと芸名だと思っていましたね。
姉が何を買ってもらったかは忘れました。アルバムだった気がします。まあ普通はそうしますよね。私はそもそもシングルとアルバムの二種類があることすら知りませんでした。
自分のお小遣いで初めて買ったのは何だろう? やっぱりわからない。TUBEの「夏だね」かな? あれも別にTUBEのファンだったわけじゃなく、当時その曲が使われていたポッキーのCMに出ていた牧瀬里穂が好きだったのです(笑) そんなのばっかりですね。たぶん自分の中でCDを買いたい、音楽を聴きたいという欲があまりなかったんだと思います。本とマンガの方が重要でしたね。小学生の頃に夏休みの課題本になった夏目漱石「坊っちゃん」を繰り返し読んでいて、中学の同級生に「ボロボロじゃん」と驚かれましたし。あと村上知行訳の「完訳三国志」(全五巻)も好きでした。マンガは「ジョジョの奇妙な冒険」と「こち亀」かな。主にそっちでお小遣いを使っていたんだと思います。
今はサブスク全盛ですけど、なぜか私はかたくなにCDとiTunesでの購入を続けています。でも気になった曲をすぐダウンロードできてスマホで聴けるのは嬉しいですね。おかげで当時ちゃんと聴けなかった懐かしい曲をたくさん買っています。氷室京介とかカルロス・トシキ&オメガ・トライブとか。余談ですが、プロレスラーの棚橋弘至選手はずっと「オメガ・ドライブ」だと思っていたとか。実は私も2年前までそうでした(笑)