見出し画像

自分で出版したいけど印刷の色が心配

AmazonPOD出版用のオンデマンド色見本帖作ってビックリした

「オンデマンド印刷って、色がよくないのでは?」
という心配があります。
どんなに技術がよくなったといっても、
「オフセット印刷の方がいいのでは?」
という感覚はどうしてもあります。

そこで、Bookoでは「オンデマンド印刷色見本帖」というのを作って、
実際にAmazonPODで出版してみました。

先に感想を言いますと、想像以上にオンデマンド印刷はクオリティ高いです。

私もこれまで大日本印刷や凸版印刷をはじめ大きな印刷会社から中小の印刷会社までいろんな印刷会社さんで、200冊近く本を作ってきました。

「オフセット印刷で」
「プリンティングディレクターがついて」
「本文用紙はオペラマックスで」
みたいな条件と比べたら、そもそも本文用紙が異なるので仕上がりは違います。

でも「一般的なコート紙の印刷だったら遜色ないな」というのが本音です。

知って得するRGBとCMYKの違い?

だったら色見本見る必要ない!と思われるかもしれませんが、
ご自身のスマホやPCで見たまんまの色で印刷されるわけではないので(ここ重要です)、
やっぱり見比べてもらいたいです。

パソコンやスマホで見ているデータはRGB(光の三原色)、印刷はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・黒)です。

すごく極端な話をすると、印刷物はそれ自体が発光していませんが、スマホの画像はそれ自体が発光しています。つまりめちゃくちゃ明るく見えるです。

なぜ印刷したら暗く沈むの?

ので、100人中99人が、印刷したら写真が暗く見えると感じると思います。
もちろん今のテクノロジーは超進歩していますので、
なるべく印刷したときでも再現性を追求していますが、
それでも若干暗く沈んだように感じてしまいます。

よく印刷会社の人と
「なんか墨っぽいですよね」
「パソコンで見るときとは違うんですよー」
という会話を何百回と続けてきたので、自信をもって言えます。

もちろん暗く沈むのは他の理由もあります。
紙とインクの相性やシアンが強めに出ると墨っぽく見えたり・・・。
印刷は生き物だなっていつも思います。

ですので、ぜひ実際のデータと印刷物を見比べてみてもらえると嬉しいです。
Amazonのプリント・オン・デマンド(POD)は、オンデマンド印刷の特性を活かして、紙の本を1冊から出版できるというサービスです。
電子書籍のkindle出版とはことなる魅力としては、グラフィックを多用したビジュアルブックが出版できるのが最大の魅力。

レシピ本やライフスタイル本、図鑑や図録などなど。オールカラー印刷でもそれほどコストをかけずに出版できます。

ビジュアル本の課題はオンデマンド印刷の色

BookoはこのPODを誰でも簡単に利用でき、本の編集というクリエイティブを楽しめるサービスです。

Bookoで本を編集するとクリックひとつで印刷用データを作れること、1冊から紙の本を印刷できることなど、出版のハードルはこれまでにないほど低くなりました。

だからこそこの印刷の色問題を少しでもクリアにできたらいいなと思っています。

色見本帖と実際の画像データを見比べられる

作った本はこちらです。

Bookoでも実際にAmazonPODで出版してみました

そして、この色見本帖で実際に使った写真データはダウンロードしてデータと見比べていただけます。

「このデータだと印刷したらこんなふうになる」
実際にデータと見比べることがとても大事です。
それを見て、少し明るめに補正するなどの対策がとれます。

無料画像補正アプリLightroomでらくらく

自分で写真の色補正をするのはハードルが高く感じるかもしれませんが、
今は無料の補正アプリがあり、スマホ一つでとても簡単に補正できます。

Bookoでは「誰でも簡単に、お金をかけずに」を目指しているので、画像の補正はAdobeのLightloom(ライトルーム)スマホ版を利用しました。本文では無料画像補正アプリLightroomしたプロセスも紹介しています。

スマホ版のライトルームは無料の上、機能も優秀ですのでぜひスマホにダウンロードして使ってみてください。

iPhone用

Android用

画像データのダウンロードはこちら

一眼レフで撮影したデータを使用しているため、とてもデータが重いです。
Googleドライブを経由してダウンロードしていただきますが、ウイルスチェックができないという警告がでます。
近日中にダウンロード用に画像を軽くしたものを再掲します。

いいなと思ったら応援しよう!