
嬉しい★ 重版出来!
私が以前務めていた会社で企画に関わった書籍『1日1テーマ読むだけで身につく 営業トーク大全100』が重版となりました。多くの読者の方々に手に取っていただき、本が広く読まれていることを大変嬉しく思います。
企画の背景
従来の営業本には、トップセールスによる突き抜けた手法か、マーケティング視点での理論的アプローチという二つの傾向がありました。これらは現場で実践できる具体的な営業トークや、適切な言葉選び、効果的なリアクションといった実践的な内容が不足していました。私自身の営業経験からも、現場と書籍の知識には大きな乖離があると感じていました。
著者について
著者の大岩俊之さんは、多数の営業研修の実績があり、自身も営業経験ゼロからスタートしたという経験を持っています。この経歴から、現場の実践知に基づいた指導ができる適任者だと考え、執筆をお願いすることになりました。私は企画会議を通すところまで携わりましたが、その後転職することになり、別の編集者の方に引き継いでいただきました。形にしてくださった編集者の方には本当に感謝しています。
本書の特徴
独自の四象限マトリクス
巻頭では、営業をルートセールス、新規、法人、個人という営業タイプと、価格の高低、商材の有形無形という観点で分類しています。これにより、読者は自身の業界がどの営業パターンに該当するのかが一目で理解できます。
下記のリンクでは内容が読めるようになっており11ページ目を見ていただけると、より理解しやすくなっております。
わかりやすいタグ付け
各コンテンツには個人、法人、ルート、新規、有形、無形という6つのタグが付与されており、読者は自分の営業スタイルに関連するテーマを容易に見つけることができます。
体系的な章立て
本書は全12章で構成されており、効果的な言葉選びから始まり、信頼関係構築、タイプ別アプローチ、情報収集手法、商品説明・比較、心理テクニック、価値提案、交渉術、応酬話法、クロージング、効率化、そしてフォローアップまでを網羅しています。基礎から応用まで段階的に学習できる構成となっています。
著者の思い
著者の大岩さんにお話を伺ったところ、これまでに発売されている営業本は、長年営業に携わってきたご自身でも難しく感じる内容が多いとおっしゃっていました。理由としては、扱う商品やサービス、業界によって営業手法が大きく変わるため、理解が困難になりがちだとのことです。
そのため本書では、営業の根幹となる部分、どの業界でも必要となる基礎の部分を書きたいとお考えでした。特にマナーや身だしなみではなく、トークに特化した内容を目指されたそうです。
ターゲットとしては、4月に営業部に配属された新入社員や、独立して営業が必要となった営業初心者を想定されていました。これらの方々向けに書かれた本は少ないため、これから営業に携わる人に向けた基礎の基礎を伝えたいという思いから、この本の内容が生まれたとおっしゃっていました。