【御礼】2023年ありがとうございました
1年は振り返ってみるとあっという間です。
まだ人生を終えたことがないので説得力ありませんが、きっと一生も振り返ればあっという間なんでしょうね。
2023年はあなたにとってどんな1年だったでしょうか?
年末年始の空気感に思うこと
18歳で独り暮らしを始めてから、結婚もして家庭を持ち、早いもので20年が経ちました。その20年のうち、おそらく17~8年は年末年始をひとりで過ごしています。
この時期、外に出てみては、その独特の空気感を意識的に肌で感じて、道行く人の表情や会話、至るところでこの時期にしか見られない現象を観察します。
心なしか、やはり他の時期と比べてみても明らかに高揚感に満ちている。12月に入ると徐々にボルテージが高まり、クリスマスでピークに近づき、年末年始にフィナーレを迎える。
そうこうして大晦日はひとり家で過ごしながら、ふと冷静に誰も得しない物思いにふけるわけです。
1日1日心を震わせて過ごせたら
この空気感は、人類の風習がもたらしたものなのか、メディアや広告がつくりあげたものなのか。相当無意識下で煽られてるよなあと、17~8年もひとりで過ごしてると斜に構えたことを言うようになります。
ここは客観的な意見を求めてみましょう。Chat-GPTに年末年始の高揚感が何に由来するかを聞いてみました。
なるほど。納得できる回答です。
しかしながら、私が感じていた一種の違和感に確信が持てました。
「休暇とリフレッシュ」以外は、365日再現性があるじゃないのと。
毎日エラい高揚感の中で過ごすことができたら。心がヤケドしてしまうほどに。とはいえ人間なので慣れや惰性はどうしても生じてしまうし、恒常性を保つ上で慣れや惰性が一定必要なのだろうけど、必要以上に冒され過ぎている自分にも気づくわけです。
もう二度と来ない”今日”という特別な1日の始まりを希望に満ちてスタートし、その日に会う人一人ひとりに初めて出逢ったかのように新鮮な気持ちで心を通わせ、その日の目標を達成するためにエネルギーを注ぎ、すべてを出し尽くして布団にダイブし、また希望に満ちた明日を迎える。
自分次第で毎日をクリスマスにもお正月にも変えられる。この論理の上では。2024年もその先も、できることであれば死ぬまで、心を震わせて生きていたいと思います。
シンプルに生きたいけどそれが容易にできれば苦労はない
なんてことを冷静に訳知り顔で言えても、いざ毎日いろいろな問題が起きて、その問題に相対すると高揚感だとかなんだと言っていられない。人間が社会で生きていればそれもそうだと思うんです。私も例に漏れず。
2023年は人生でも味わったことのない山あり谷ありの、一生記憶に残る力不足を痛感した1年でした。
その一方で、今日12月31日にnoteの記事を書けているということは、ここに命があり前を向いて進めているというわけで。
一番近くで共に歩み、支えてくれた家族、ブックダムの仲間に。
お客様、お取引先の皆様、そして読者の皆様に。
この場をお借りしてでも、心より深く感謝を申し上げます。
出会えたすべての人と味わったすべての経験に手を合わせてしまいます。
最大の敵である自分にギャフンと言わせる
ブックダムとしてのミッションの体現。ビジョンの実現。目標達成。
経営者としての成長。社員の物心両面における豊かさの向上。
出版プロデューサーとして高みを目指すこと。
これらは誰でもなく自分自身という最大の敵との闘いに打ち克ち成し得るものです。
どれだけ理想を語ろうが言葉を並べようが、事業活動は結果が出なければ社会や読者はおろか、いちばん近くにいる大切な人さえも幸せにできない。プラスのエネルギーを循環させることなんてできない。
闘いはまさに今も繰り広げられているし、明日からも新たな闘いが始まります。
クリスマスやお正月の高揚感を遥かに超える、2024年1月1日にすることが新年1発目の勝負になるわけです。
ただこの世界観の中で、"有り難い"という感謝の気持ちを忘れずに。
1年間本当にどうもありがとうございました。
この記事をご覧いただいているあなたにとって、2024年が素晴らしい1年になりますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。
2023年12月31日
株式会社ブックダム
代表取締役
菊池 大幹