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【広報日記】 キモチつながり、めぐる場所。一冊の本がつなぐ、温かな一日。

 皆さん、こんにちは。広報である私の思い・考え・学び・気づき、読んだ本のこと。わたしの心の内面を書き記しております。あなたの大切な時間を使って、読んでいただけることに感謝です。ありがとうございます!

さて、今日は『第8回ペイフォワードカフェ』の『記憶』を残して起きたいと思います。そのイベントの内容というよりも、わたしが『感じたこと』や『思ったこと』また『考えたこと』を書き綴ります。



第8回はペイフォワードカフェとブックダムのコラボ企画。『めくるカフェ〜本の恩送り〜』をテーマに開催されました。お越しくださった皆様、ありがとうございました。また本を贈ってくださった皆様、ありがとうございました。

今日はお写真多めです!




余韻がつづいている

 ペイフォワードカフェが終わって、4日が経ちますが、心の中でまだ余韻が続いております。そして、どこか心の中で言葉にできない領域を含んでおりまして、なんと言えばよいのでしょうね。何か「想い」を抱えています。それが出てくるのには、言葉にするには、もう少し時間がかかりそうな予感がします。

カフェの入り口。素敵でしょ。
下は清学舎さんのインスタです↓↓


大切な何かを感じている

 とても大切な気持ちと言いますか、感情を味わっているようです。もっと大切なことに気づいた、わかった、何かがある。それが、消えてしまわぬように。人って時間が経ってから気づくことってありますね。あのとき、あの日のあれは、こういうことだったのかもしれないと。今は急いで開けようとせずに、分からないけど、とにかく、今は心にもっておくことが大切と思っています。

贈られる本が並べられる。準備万端。


わたしよ、忘れないで

この言葉にならないこの感覚、これは何なのだろう、手放さないで、忘れないで、言葉にできるまでゆっくりと温めておくことにしよう。

お客さまがご来店。
この中から一冊、選ぶの迷いますよね。


『本』には力がある

 ということを口では簡単に言えるんですけれど。実感として感じているんですけれど。それをもっと繊細に、肌で感じるといいますか。目に映った風景が、とても心深いところに刺さってくる。

見知らぬ誰かが選んだ本が並ぶ、恩送りの空間と時間、人がいる、選ぶときの真剣な眼差し、その人の呼吸、ときに深呼吸をして、本がめくられる、本の言葉が読まれる、外の空気の冷たさと部屋の温かさ、邪魔をしない心地いBGMの音量、本をめくる音、コーヒーの香り。

お好きな飲み物を一杯ご注文。
コーヒーはお客様の前でお淹れする。
 BGM  おんおくり/ あべき ゆい



見知らぬ誰かから、『本』が贈られる

 という特別な体験が、またその時間が、その人の人生の1ページになる。あなたに贈られる運命の一冊との出会い。本屋さんでは巡り会えない本。贈られた人の想いを読む。それを受け取る人の心。

一冊一冊に手書き
『⚫︎⚫︎なあなたへ』


『本』を読む姿

 本を読む姿を見るのが好きです。電車の中やカフェでお見かけするとき、じっと見るのも失礼なのでそっと目線外すのですが。この日は、静かにみなさんの読書姿を眺めさせていただきました。静かなひととき。目線の先にはどんな言葉が並んでいるのでしょうか。どんな物語が綴られているのでしょうか。



次の誰かへと繋がる

 次に来店される方へメッセージを書いたり、本を贈ってくださった方へのありがとうレターを書かれていたり。手書きというのは、いいですね。

お好きなペンで、受け取った思いを書き綴る。
お気持ちを贈っていただきありがとうございます。
手書きっていいですよね。
次の誰かへ(あなたへ)繋がってゆきます。



古本の良さを感じる

 清学舎さんは、古本とカフェのお店。ご夫婦の思い入れがある本が店内のあっちこっちに並んでいました。その本一冊一冊に置いている「理由」があることを仰っていました。もう買えない本、品薄の本、昔の本、人生に影響を与えた本・・・長く残る(残すことのできる)丁寧にじっくりと眺めさせていただきました。

店内のあちらこちに本があって、見てしまいますね。
もう、なかなか出会えない本も置いてあったり。



笑顔っていいですね

その表情に出会えたこと、わたしも心に元気をいただきました。

カフェ清学舎さんのご夫妻。


涙の理由を感じる

 無事に終えて、すべてのお客様が帰られて、片付けを終わったあと、ひとりひとり感想を伝えていたとき。仁さんの涙はほんとうに美しいものでした。男性の涙というよりも、ひとりの人間の、この、心震えている、その人の心を感じ取るという時間。それに似合う音楽(BGM)も流れていて。ほんとうに、すばらしいひとときでした。

ひとりひとり見ている世界が違うからこそ、ほんとうのことは分からない、知り得ないのだけれど。その人の心のなかで感じていることを、私も静かに感じとろうとする、想像する。そういう心を忘れてはいけないわよ、と心の中で思いました。帰ってからも、ずっと続いている余韻のなかで、あのシーンを思い出しています。

皆はホワイトですが、
仁さんはネイビーのTシャツ。すてき!
仁さんのnote↓↓
仁さんのアイデアをまとめ・形にしているあきちゃん。
彼女の存在なしには実現できない。


私の心も震えているけれど

 何か心の中で動いている。けれど、それが何なのかは、あの日も今も分かりません。帰りの新幹線で、ずっとふわふわと、ぼんやりした心が続いていた。その夜はよく眠れなかった。頭の中では、もう来年の私たちを想像していた。大切な何かを感じている感覚はたしかにある。そしてその翌日は疲労感がやってきて。睡眠不足もあって。とにかく心身がくたくたでした。

本と、一緒に味わう空間、
コーヒーやお茶の香り、流れる音楽、
記憶の奥にそっと刻みこまれる。



ありがとうございました

オンライン打ち合わせ 3月ごろの私たち。
一日撮影を
ありがとうございました
みんなの力を合わせて実現。
また来年!


ブックダムとして今後のこと

 この『本の恩送り』は、これからも続けていきたいと思っています。来年はまた別のテーマで『第9回のペイフォワードカフェ』が開催されますが、ペイフォワードカフェの会場の片隅で『本の恩送り』をさせて頂こうと考えています。まだ構想中ですが、形が決まったらまた皆さまにもご案内いたします。

私たち(奥)とメンタル本大賞の発起人の成瀬さん(手前)
こういう取り組みに『YES』と言ってくださる社長に感謝です。
いつもありがとうございます。



雨も好き。

 ひとつのことが形になり実現されると、また新しい希望や夢を抱きます。頭の中で想像するといいますか、そのスイッチが入るように思います。
「本」は、人へ希望を与える。その「本」と「人」が出会える機会を作る。
私たちは『本の価値』と『本の可能性』を信じています。小さな出版社ですけれど、『読者の未来をめくる』という使命を掲げ、それに近づく取り組みを、ご縁ある人たちとこれからも創っていきたいと思っています。

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今日は長々と綴らせていただきました。
大切な時間を使って読んでいただき、ありがとうございました。
東京は急に秋めいてきまして、涼しい風が吹いております。
なんと心地いいのでしょうか。寒くなる前のこの季節をともに楽しみましょう。
どうぞお元気でいてくださいね。