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自己紹介

はじめまして、book-readerでございます。名前と裏腹に、本はあまり読まないです。仕事で必要なIT系の技術書とか、集中的に読んでることもありましたけど、コロナ始まってからは、それも読まなくなってますね。コロナは特に関係ないと思いますけど。。

数少ない、これまでに読んだ小説と感想上げておきますね。小説っていうか、それラノベじゃん、ってツッコミありそうですが、お手軽な人だってことで、よろしくお願いいたします。

2021『魔の山 (新潮文庫)』

トーマス・マンです。大学時代、ドイツ文化についての講義で著者名とタイトルは聞いてました。『ブッデンブローク家の人々』もタイトルだけはその当時から聞いてます。YouTubeで小説の紹介動画をあれこれ見て、これが特に気になったので、今回、重い腰を上げて、読み始めたところです。この読書記録を付けるために、こちらのnoteを始めた感じです。改訂版の年月日は岩波のほうが新しかったりしますが、基本的には新潮のほうが新しいですよね。上・下巻ありますが、一番気になってるのは、上巻の終わりのほうなので、最悪、上巻だけで終了する可能性もあります。

2017『秒速5センチメートル one more side』

『君の名は。』の新海誠さんの少し前の映画『秒速5センチメートル』のスピンオフ小説です。自分は結構『秒速5センチメートル』は好きで、それで気になって読んでみた感じです。でも、あまり覚えてないなぁ。種子島の女の子のお姉さんと絡むシーンが、挿入されてましたね。本編ではお姉さんと直接の絡みは無いんですが。。そこだけ覚えてます。

2017『君の名は。Another Side:Earthbound』

これは『君の名は。』のスピンオフ小説ですね。『君の名は。』で盛り込み切れなかった、登場人物ごとのエピソードを追加したやつです。主人公のお父さんやお母さん、妹の視点でのエピソードとかが追加されてます。より多角的な視点で作品を理解するのには役立ちます。

2016『嵐が丘 (新潮文庫)』

エミリー・ブロンテの世界的名作と言われるやつ、ですがー、正直、あんまりピンと来なかったですね。半分ぐらいだったかな、ヒースクリフが帰ってきて、なんやかんやとぐちゃぐちゃになり始めたくらいで、読むのやめた気がします。まぁ、その後、YouTubeで解説動画とかを見て、キャサリンが「私がヒースクリフなの!」って言う所は、確かに、鬼気迫る感じではあったなぁ、というのは思い出しましたけれども、なんか、登場人物がみんな激情過ぎて、そこまで熱くなることないわー、って、付いていけませんでした。自分は、そこまで人を好きになったことないし、この先もなさそうですから。。寂しいやつです。そういう観点で考えたら、恋愛小説のほとんどは自分はカットできるなぁ、っていうことは、なんとなく察しました。特に「命がけで好きになりました!」みたいなのは、自分にはウソくさくて無理です。「あ、この人、ちょっといいな。」「こういうのもアリかも?」っていう淡い慕情止まりです、私の場合。。それが自分にとっての完成形で、それ以上行くと、なんか現実が見えてきて、大体いやになります。。

それより、エミリー・ブロンテ自身のことが自分には気になりました。『嵐が丘』を読むことを通して、エミリー・ブロンテ本人のことが何か分かるかな~、という期待で読んでいましたが、よく分かりませんでした。

お姉さんのシャーロット・ブロンテ作の『ジェーン・エア』は映画で観ておきました。既に結構忘れましたが、良かったという記憶です。

2013『カラマーゾフの兄弟 (光文社古典新訳文庫)』

ちょっと期待が大き過ぎたかな。なんか、凄い本らしい、という噂をネットで見かけて、2012年の年末~2013年の年始にかけて、全部読み切ったわけなんですが、う~ん、っていう感じですね。まず、問題意識が違いますよね。神が存在するかどうかが、凄く大事なわけでしょう。でも、私の場合は、基本的に神は存在しないものとして、神様をあてにしない人生でやってるし、一方で「別に神様居てもいいけどね」っていう考えでもあって、どっちでも困らないんですよね。それを重大問題のように激論したりしているのが、遠い世界のような気がして、昔は大変だったんだなぁ、いう感じばかりしていました。

スメルジャコフが絡むミステリー仕立ての所はちょっと気になりましたけど、それも、はっきりとわかるようにはオチが書かれてない気がしてて、「結局、こいつなの?でも、なんかはっきりしないなぁ、でも、コイツ以外やりそうにないしな~」っていう感じで、モヤモヤしたまま終わりました。後で解説動画とか見たら、やっぱり、コイツっぽいな、っていう感じにはなりましたけど。。

自分は、あの話の中では、スネギリョフ大尉に親近感覚えましたね。でも、ドストエフスキー的には、結構雑な書きっぷりで、あれ、なんで、この人、こんなに雑に扱われてるんだろ?しっくりこないな~、っていう感じでした。

2010『???』

某戦後ロシア作家の少年少女文学全集とかに入ってる本です。ちょっとこの本については思い入れがあるので、書名は内緒です。小学生の時に読みかけて、2010年にも買って、少し読み直して、読み切らずに放置してますが、ブックオフやメルカリでは売ってません。ちゃんと読まなきゃなぁ。。私がグッとくる要素は、結構入ってます。

こういう、くっつきそうでくっつかない、もどかしいのが好きなんですよね。つまり、『君の名は。』より断然『秒速5センチメートル』派ってことですね。ただ、『秒速』もちょっと進みすぎですね。さらに抑制的でいいです。『言の葉の庭』もくっつくかくっつかないかでいうと抑制的ですが、一部、激しい感情表現があるので、アレが違う気がしてて。。あれはリアルじゃなくてドラマ。。

2007『地下室の手記』

ドストエフスキー著。なんで、これ読んだんだっけかな~。ドストエフスキーを読もうと思いつつも、長いのはだるいってことで、短いから読んだ気がします。結構、ひねくれてる感じの人な気はしたけど、自分も結構ひねくれてるから、合ってもなくないと感じたような気もするけど、ほとんど記憶がないです。。先日、解説動画を見たので、少し思い出したくらい。。

2007『ねじまき鳥クロニクル』

村上春樹のやつですね。最後のオチが自分にはちょっとつまんなかったですね。「なんだ、例の女って、その人かよ、普通じゃん」っていう感じでした。

モンゴルとかのエグい描写はそれなりにドキドキしましたが、読まなくても良かったな~、っていうくらいにはエグかったです。

あと、性描写がちょっとイヤでしたね。村上春樹を何冊も読んでるファンにはあるあるなのかもしれないですけど、自分としてはこれが1冊目なわけで、いつノーベル賞取ってもおかしくない大文豪、みたいに聞いてたので、性描写は要らんわ~、ってなりました。それだったら、AV観るからさ。おれは純文学的なのを期待してました。がっかりです。

2007 『坂の上の雲』

司馬遼太郎のやつですね。大学時代、ある授業で課題図書となっていたのですが、読まなくても単位は取れたので、読んでませんでした。でも、気にはなったので、読んでみた感じです。細かい描写とか全然覚えてないんですが、昔は大変だったんだなぁ、っていうのは分かりました。でも、ナショナリスティックな感傷に浸るのは、なんとなくイヤで、第三者的な視点で離れて観察してた感じです。

伊地知さんのことを結構悪く書いてましたけど、実際の所、どうなのかな~、っていうのはちょっと気になりました。

司馬遼太郎は坂本龍馬についても、結構、持ち上げてますけど、これも、50年後とかには、全然別の文脈で語られてるのかもしれません。司馬さんが書いてることが真実だともあんまり思えてません。司馬さんが得た資料ではそうだった、っていう話で。。

2007 『こころ』

高校時代に課題図書だったので読みましたけど、改めて読み直したものです。正直、よく覚えてないですが、あまり読み返したいという感じでもないです。

2007 『悪徳の栄え』

サドの有名なやつです。全部は読んでないです。最初のほうだけです。SMのSなんでしょ?ぐらいのノリで読み始めたんですが、これ、マジでヤバいですね。普通に快楽殺人犯が小説家になりました!みたいな感じじゃないですか。読むに堪えないので、そっとじしました。

あ、ちなみに法律学の分野では、判例集にこの本の訳書についての裁判が出てくるので、タイトルは知ってた感じです。「悪徳の栄え事件」です。

2006 『十角館の殺人』

ミステリー小説ですね。ミステリーって基本的に自分は読んでなかったんですが、当時付き合ってた女性に推薦されて読んでみたんです。で、はっきりと、自分はあんまり興味無いな、って分かりました。読書自体が面倒なので、娯楽っていうよりも、知識とか教養とか美とか、何かためになるものを期待して読んでる所はなんやかんやであるので、娯楽のために長々読書すんの面倒くさいな、っていうのがぶっちゃけた所です。それだったら、映画でいいや、っていう。。よく覚えてないですが、最後の部屋に入っていく所は、それなりにドキドキした記憶はあります。

2006 『ハサミ男』

これも『十角館』と同じ人からの推薦によるものです。いや~、オチがイヤでしたね。なんだよ、ふざけんな!って感じです。そういうしょーもないことやってんじゃねーよ!っていう。。

2001 『影をなくした男』

シャミッソー著。大学で取ってた教養科目の課題図書ですね。読書感想文を書いたレポートの結論は「特に意味はない。ただのファンタジー。」って書いて出した気がします。でも、これとの絡みで、ちょっと思い出して、しばらく経ってから(2007~2008)に『影の現象学』とか河合隼雄の著書をいくつも読みましたけど、それらは小説ではないので、ここのリストには書いてません。

1999 『舞姫』

高校時代の課題図書で読みました。「なんだ、やり逃げかよ、こいつ」っていうのが感想です。「しかも、子どもまで産ませて消えるとか、無責任過ぎ、死ね」っていう感じです。

1995~2000 『筒井康隆全集』

友達の紹介で、中学・高校では筒井康隆読んでました。ただし、読書がしんどいので、短編だけ選んで読む感じです。変な話が多かったですね。SFなんでしょうけど。。

1992『???』

2010に出て来てたやつと同じです。

その他、気になってる小説リスト

色々あるんですが、なかなか、全部読むのは大変ですし、ここで話題にすると、話題にしただけで読んだ気になってしまって、新鮮味が薄れてしまうので、あえて書きません。

おわりに

こういう感じの中身うっすいやつですが、よろしくお願いいたします。


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