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『100兆円の不良債権をビジネスにした男』不動産ファンドビジネスの先駆者が明かす、危機の乗り越え方 【川島敦 著】

はじめに:リーマンショックからの復活劇

本書『100兆円の不良債権をビジネスにした男』は、不動産ファンドビジネスの先駆者である川島敦氏が、自身の経験を通じて不動産業界の裏側経営危機の乗り越え方を赤裸々に語った一冊です。バブル崩壊後の不良債権処理から、リーマンショックまでの激動の時代を生き抜いた著者の視点から、不動産ビジネスの醍醐味と挑戦が描かれています。それでは、一緒にこの本の魅力を探っていきましょう。


本の概要:100兆円の不良債権とは?

基本情報

  • タイトル:『100兆円の不良債権をビジネスにした男』

  • 著者:川島敦

  • 出版社:プレジデント社

  • 発売日:2024年6月

  • ページ数:280ページ

主なテーマとポイント:ファンドビジネスの歴史から学ぶ

この本では、著者が経験した日本における不動産ファンドビジネスの始まりと発展について詳しく解説しています。奇跡の復活劇を通してどのような不動産ビジネスを学べるのか、一緒に見ていきましょう。

  1. 不動産ビジネスの裏側:アセットマネジメントの仕組みや、不動産ファンドビジネス黎明期からからリーマンショックまでの不動産業界の変遷を、現場を知り尽くした著者の視点から解説しています。

  2. 経営危機の乗り越え方:146億円の史上最高益達成から過去最大の184億円赤字までの激動の経験を通じて、どのように危機を乗り越えたかを具体的に語っています。

  3. ステークホルダーとの関係構築:三井住友銀行、UBS証券、フィデリティなど、苦しい時に支えてくれた関係者との交渉や信頼関係の構築について、実名を挙げて詳細に描かれています。

魅力と特徴:不動産の裏側を知る

この一冊には、激動の時代を生き抜いた著者だからこそ生まれた魅力がたくさんあります。

  • 不動産ファンドビジネスの第一人者による、リアルな業界の裏側と経営哲学を学ぶことができます。

  • バブル崩壊後の不良債権処理から、リーマンショックまでの激動の時代を生き抜いた著者の経験が、具体的なエピソードとともに語られています。当時の様子を疑似体験することができ、とても刺激的です。

  • 経営危機をどのように乗り越えたかという実践的な知恵が詰まっており、ビジネスパーソンにとって貴重な学びが得られます。現代でも役立つ情報がたくさんあります。

  • 不動産業界特有のダイナミックなビジネスの醍醐味を、著者の実体験を通じて体感できます。

本書は、日本の不動産業界が経験した激動の時代を第一線で生き抜いた著者の視点から描かれており、不動産ビジネスの歴史的な変遷を理解する上で重要な役割を担っています。また、経営危機の乗り越え方や、ステークホルダーとの関係構築など、ビジネスパーソンにとって普遍的な価値のある知見が多く含まれていることがわかりますね!

読者の反応と評価

Amazon.co.jpでの評価は5つ星中4.5星(75件の評価)と高評価を得ています。読者からは、さまざまなコメントが寄せられています。

  • 不動産ビジネスの裏側がよくわかる

  • 経営危機の乗り越え方が参考になる

  • 著者の生々しい体験談が興味深い

不動産ビジネスを学ぶとともに、当時の生々しい体験談を楽しむことができる一冊だとわかりますね!

本書のおすすめ読者

多くのビジネスマンやリーマンショックを経験した人にとって、とても興味深い内容が盛りだくさんだと思います。中でも、以下の特徴を持った方によりおすすめです!

  • 不動産業界に興味のあるビジネスパーソンや就活生

  • 経営危機の乗り越え方や、リスク管理に関心のある経営者や管理職

  • 日本の不動産市場の歴史や変遷に興味がある方

  • アセットマネジメントやファンドビジネスについて学びたい方

章構成

  1. 初めてのアセットマネジメント業務

  2. バブル生成と崩壊

  3. イケイケの時代

  4. ついに危機が到来

  5. 潰れてたまるか

  6. おわりに

著者プロフィール:川島敦ってどんな人?

川島敦(かわしま・あつし)氏は、不動産ファンドビジネスの第一人者として知られ、不動産業界での活動を継続し、また、講演や執筆活動を通じて、自身の経験や知見を広く共有しています。1959年に東京都で生まれ、東京大学工学部卒業後、三菱商事、安田信託銀行(現・みずほ信託銀行)を経て、1998年にケネディ・ウィルソン・ジャパン(現・ケネディクス)に移籍しました。2007年3月に代表取締役社長に就任し、2013年3月から代表取締役会長、2019年3月より顧問を務めています。ほかにも、SMBC信託銀行顧問、日本エスコン社外取締役なども務めています。

まとめ:ビジネスマンに読んでほしい一冊

『100兆円の不良債権をビジネスにした男』は、不動産ファンドビジネスの先駆者である川島敦氏の豊富な経験と洞察に基づいた、極めて実践的で示唆に富む一冊です。不動産業界に興味がある方はもちろん、経営やリスク管理に関心のあるビジネスパーソンにとっても、多くの学びが得られる貴重な書籍といえるでしょう。

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