#441 「嫌なものは嫌」と正しく怒る

澤円さんのVoicy澤円の深夜の福音ラジオ 【第584回】「嫌なことをいう連中への対応方法。」を聴いたことのアウトプットをもう1つ。
「嫌なものは嫌」とアンガーマネジメント的に正しく怒るという話。

アンガーマネジメントの考え方の1つに三重丸というのがある。
三重丸の一番内側の丸が「他人と自分の価値観が同じ状態」、つまり「あなたもそう思うの?自分もそう思う。そうだよねぇ。」と非常に心が平穏になりやすいポイント。
二番目が、「考え方は違うがそんなに気にならない、受け入れられる状態」
、つまり「あなたはそう思うんだ。自分の考え方とは違うけれどもそういうのもありだよね。」
三番目、「絶対に受け入れられない状態」。人間はここで怒る。この絶対に受け入れられないというポイントに入ってきたときに、正しく怒るというのがすごい重要。
アンガーマネジメントは、ときどき勘違いされる。怒らないようになる技術と思う人がいるが、これは違う。正しく怒るというのが、アンガーマネジメントの目指す姿になる。
絶対に受け入れられない部分に人が踏み込んできたときには、正しく怒る。
例えば「そこは私にとって嫌なことなんだから、やめてください。そういうことは言わないでください。」と明確に意思表現をするというのは、アンガーマネジメント的に言うと、非常に正しいアプローチ。
そして、しょっちゅう会ったり話をしたりという間柄であれば、「私はこの部分が嫌なんですよ」ということ、要するに「三番のエリアというのはこういうものなんですよ」というのを明確にしておくというのも大事。
そうすると本当に親しくて、みなさんのことを想ってくれている方であれば、そこには踏み込まないようにしてくれるはず。
それを敢えて無視して入ってくるような人たちは、はっきり言ってしまえば「付き合う価値のない人たち」ということにになるんじゃないかと思う。
ですので、その三番目の枠、「もう絶対に踏み込んでほしくない」、「私はここに入ってきたら怒る」という領域は、明確に周りの人に伝えておく、というのが、無駄な心の疲れを溜めない一つ秘訣になるかなと思う。
ただポイントは、三番目がやたら多い人は、付き合いにくい人になってしまうので、あまりそこばかり言うのは得策ではないかもしれない。
ですので、二番目の枠、考え方は違うけれどもそれも受け入れることができるという枠が広ければ広いほど懐が深い、付き合いやすいという人になれるんじゃないかと思う。
これは、「妥協しなさい」とか「我慢しなさい」という意味ではない。「絶対にダメ」というのは絶対にダメなんだから、その三番目というのは明確にしておいた方がいいかなと思う。

澤円の深夜の福音ラジオ 【第584回】
「嫌なことをいう連中への対応方法。」

人間誰しも、嫌なことは言われたくないし、言われると怒りだったり、負の感情が湧いてしまうと思います。
言われないように予防線を張っておく、言われたときには「言われたくない」と、会話の中でどうしても自分が許せないことや、譲れないことなどを伝えておくことで、「この人にはこれはNG」と認識されると思います。
私は、自分が「嫌なものは嫌」と言いがちな方なので、二番目を広げるよう努めています。これは以前、澤さんのVoicyで聴いた「べき論」の話が大きいです。
自分の中で、「こうあるべき」「こうすべき」が多いと、比例して三番目が大きくなってしまう気がするので、「まぁいいか」「それくらいあるよね、仕方ないよね」と思うことを意識しています。
もういい歳なので、懐広めで行きたいものです。

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