#546 伝播させるなら不機嫌よりご機嫌

昨日聴いていたラジオ番組Tokyofmの『ONE MORNING』で、フキハラ(不機嫌ハラスメント)が取り上げられ、慶応義塾大学教授で脳科学者の満倉靖恵さんの「不機嫌は伝播する」という話を書き留めておきます。

オフィスの中で30人を対象に、2週間毎日、脳波を付けっぱなしにしたところ、ある人が怒りだした。その怒り出した人の周りの人たちも、ストレスが高くなっていくという現象を見たことが研究のきっかけ。
怒った人本人は、帰る頃にはストレスがかなり下がっているが、周りにいた人は、一日中ストレスの影響を受け、帰るときもまだ高い状態になっていた。この結果から、ストレスは移る、不機嫌というものは移っていって、それはやがて周りの人のストレスに変わっていく、と解釈ができた。
実際に怒られた人はもちろん、怒られた人の近くにいた人。この人たちも同じように影響を受けていたことが驚くべきことで、これを続けていると、体にも悪いし、ストレスが下がらないということを持ち帰るということを、もっと良くないことかなと思った。
不機嫌になってしまう人のパターンは、気持ちが抑えられない人、自分の気持ちを俯瞰して見ることができないので、感情のままに口や態度に出てしまうという人なのかなと思った。
「普段怒らない人が怒ると怖い」とよく言われると思うが、そうかもしれないが、結果的には怒っているという事象が、人に影響を与えているということがわかった。

Tokyofm『ONE MORNING』2025年1月14日放送

不機嫌が電波するのと同じように、ご機嫌も伝播する話を以前投稿しました。

講義を聴講させていただいた島田由香さんは、まさにご機嫌を伝播させる人でした。

人と会うときは、できるだけご機嫌を伝播できるよう笑顔とポジティブな気持ちを心掛けたいものです。

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