9/6(水)〜8(金) 『BETWEEN CRAFTS AND PRODUCTS 工芸と工業のあわいにあるもの 燕三条のものづくりが交差するPOP UP STORE』 開催
燕三条のものづくりが交差する POPUP STORE「BETWEEN CRAFTS AND PRODUCTS 工芸と工業のあわいにあるもの」では、 新潟県・燕市でコーヒーショップを営みながら生活を豊かにする道具を提案するツバメコーヒーが、10周年記念として工業デザイン事務所 FDと製作したオリジナルドリッパーを10月の発売に先駆け先行販売します。
新潟県の燕三条地域はものづくりが息づく工場の聖地として知られています。燕市には工業のイメージがありますが、その礎となる200年以上の歴史を持つ鎚起銅器という工芸の側面もあります。ドリッパー製作過程で気づいたのは、燕市の工業は単なる図面と型の代入ではなく、職人の技術と経験に裏打ちされた手工芸の一面を持つということ。工芸と工業の境界はあいまいだと感じました。
会場では工芸と工業の「あわい」にあるものを考える展示を行い、新作ドリッパーの他、ツバメコーヒーのコーヒー、FD が製作したプロダクト、燕の「鎚起銅器 大橋保隆」の工芸作品をご鑑賞・ご購入することができます。また、新作ドリッパーを実際に使って試飲できるドリップ体験、手を動かすことで工芸の一部を体感できる大橋保隆氏による鎚起銅器豆皿ワークショップをお楽しみいただけます。夜の部では本屋B&Bにてものづくりに関するトークイベントも開催予定です。
ぜひ足をお運びいただき、工芸と工業が交差する燕三条のものづくりをご堪能ください。
出展者
ツバメコーヒー
新潟県燕市にあるコーヒーショップ。名前の由来は「燕にあるから」。「燕市が好きな理由」に「ツバメコーヒーがあるから」と言ってもらうことを目標に、良質な豆をシンプルに焼いてなるべく早く届ける、ということを大切にしています。 ヘアサロン「パリスラヴィサント」と併設の店内には大きなブックシェルフとソファをライブラリーのように完備し、暮らしが少し豊かになる生活道具を取り扱うスペースもあります。 いいものを買って修理して長く使う、ということを提案するために、古びるのではなく育つものを、使えば使うほどお気に入りになるものを、地元でつくられていて修理してもらいやすいものを、ご案内できれば、と思っています。
https://tsubamecoffee.com/
FD.inc
FDは新潟の工業デザイン事務所です。作り手と使い手の間に位置する立場から、生産性と機能性を両立させた作りやすく使いやすいデザインを提案します。 どのように使うか、用途によって形は決まります。機能を整理し、パーツを洗練させていくことで、理に適った美しいフォルムが浮かび上がります。それを工場とコミュニケーションを取り、それぞれの工場の性格を知り、強みを活かしながら製品にしていきます。 こうして工業デザインの依頼で県内の様々な工場と仕事をする中、工場と協業でオリジナル製品を開発するようになり、【FD STYLE】を立ち上げました。シンプルながらディティールに新潟の職人の技が光る製品を提案しています。
https://www.fdn.co.jp/
鎚起銅器 大橋保隆
一枚の平らな銅板を金“鎚”で打ち“起”こし形作る、“鎚起銅器”。江戸時代より伝わるその技は、新潟県燕市に於いて、約200年の歴史を誇ります。
その歴史を継ぐ職人、大橋 保隆。幼い頃より鎚起銅器職人である父の姿をみて育ったその原体験は、全てを手作業で打ち上げてい く、昔ながらの技法にこだわる姿に繋がっています。自分の手で一貫して作り上げる。その事で、作品の隅々にまで受け継がれて きた歴史と文化が息づくと同時に、現代を活きる感性が同居する唯一無二の鎚起銅器をうみだしています。 非常に丈夫で、使うほどに深まる色合いと艶。かけがえのない生活道具として育ちつづけ、末永くご愛用いただけます。
https://tsuiki-oohashi.com
本屋B&Bでのトークイベント
POPUP STORE会場である「BONUS TRACK GALLERY」の2階にある「本屋B&B」では、9/5(火),6(水)と2夜連続でトークイベントを開催します。
▼9/5(火) イベント詳細・ご予約はこちら
▼9/6(水) イベント詳細・ご予約はこちら
ぜひPOPUP STOREと合わせて、お楽しみください!