すっぴんで暮らす
5〜6年前から、すっぴんで暮らしています。
化粧品はもちろん、化粧水も乳液も、日焼け止めもリップクリームも塗りません。わたしにはとても合っているようで、すっぴん生活を続けてから、長年悩んでいた肌荒れもおさまりました。
とても自由で快適な「すっぴん生活」について、ご紹介します。
朝のお手入れ
朝起きたら、水をパシャパシャパシャと軽くかけ、顔を洗います。タオルで水気をとったらおしまい。
髪は、つばき油をつけて髪ゴムでゆるくしばっておわり。
朝の支度は、ものすごーく楽です。
昼のお手入れ
日中は、とくに何もする必要がありません。
「汗をかいた」「汚れた」など、気になることがあれば、気軽に水で流すことができます。
髪だって、気候や気分に合わせて、結び方を変えれば快適です。
夜のお手入れ
夜は、お風呂のときに顔をお湯でパシャパシャと軽く流しておしまい。
無添加のせっけんを使うのは「汚れがたまったな」と自覚した時くらいで、月に1、2度あるかないかという程度です。
髪は、毎日せっけんシャンプーで洗っています。
お風呂上がりも、バスタオルで体をふいて、ドライヤーで髪を乾かせばおしまい。化粧水やオイルなど、肌にはなーんにもつけません。
とても、らくちんです。
きっかけは「肌荒れ」
7年ほど前に、唇とそのまわりの皮膚が荒れるようになりました。
皮膚科で処方されたステロイド薬を塗ってもすぐぶりかえし、根本が良くなったようには思えません。
本やネットを読み漁り、散々悩んだ結果、「全部やめてみよう」と独断で治療を中断。ワセリンやらオリーブオイルやら、肌への負担とならないものを探して、色々試しましたが、結局「何にもしない」のが一番だということがわかり、5年前から今の「すっぴん生活」をスタートしたのです。
「何も塗らない」でよみがえった肌
もともと「化粧」には興味がありませんでしたが、化粧水や乳液、リップクリームなどの基礎化粧品は「肌のうるおいを補うために欠かせないもの」と信じていたので、すっぴんなんぞ続けていたら、お肌がカサカサになると思い込んでいました。
確かに、すっぴん生活を始めた直後、化粧水などをつけなかった顔はカサカサクシュクシュときしむような感触になりましたし、リップクリームをつけなかった唇はカッサカサで薄皮がパリパリとめくれてきました。
でも、そのまま生活を続けていると、なんと数日後には、肌も唇も、勝手にもちもちしっとりと潤うようになったのです。むしろ毛穴はちょうどよくしまり不要な油も出てこないのでびっくりしました。
昔は、あぶらとり紙で顔に浮き出る油を頻繁にとったり、小鼻の黒ずみを取るための専用のシートで定期的に角質的なものをとったりしていたというのに!あれは、なんだったんでしょうね?
5年で分かったこと、分からないこと
この5年で分かったのは、「わたしには、薬はもちろん、化粧水も乳液もリップクリームもいらなかった。」ということです。
目で見えるわけではありませんが、お肌に住まう常在菌たちが良い状態を勝手に保ってくれていると感じられるようになりました。
一方、まだよく分からないのは「日焼け止め」の効果です。日焼け止めをつけなかった5年間に、シミやソバカス、ほくろなどが増えたかどうかは、よくわかりません。もう少し様子見が必要ですね。