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転院と引っ越し


涙の転院

4月の転院からもう1か月が経ちました。
約半年お世話になった病院からの転院

つむぎは大泣きだったそうです
産まれてからずっと見てきてもらった看護師さんや先生との別れをつむぎも感じとったみたいで、それはそれはさみしかったんだろうと思います

転院した後のつむ(テレタビーズみたいだね)

転院あるあるらしいんですが、転院後はむくみがひどかったり(1週間で300g増えた)、体調が安定しなかったり、大泣きして鼻水ダーダーだったりと大変なときもあったのですが、今は落ち着いてケロっと毎日を過ごしています

抱っこされているときのつむ

病院が変わるとルールの違いや物品の違いや環境の違いなどを様々な違いを僕ら親も感じ、慣れるまでにはそれなりの時間がかかりました。

ぼくは一回も転校をしたことはありませんが、きっと転校ってこんな感じの気持ちになるんだろうなぁとしみじみと思いました。

つむぎは産まれて半年でこの大きな環境の変化を体験したので、そりゃ体調崩したりもするわと妙に納得しています。

怒涛の引っ越し

今まで5年間住んでいたアパートから念願のマイホームへの引っ越しが先月終わりました。
今まで引っ越しは何度か経験していましたが、自分1人だけだったので、これはいる!これはいらない!とか仕分けるのが楽でした。
ですが今度は、家族での引っ越し!
これどうする?新しく何を買うのか?なにを捨てるのか?もすべて相談しながらだったため、かなり考えることも多く大変でした。

でもその分、新しい生活が始まるんだというワクワクもあって、住み始めて1か月たちますが、新鮮な気持ちで毎日を過ごしています。

引っ越しの前日ギリギリまで、段ボールに詰める作業をして、引っ越しが終わってからも前のアパートの掃除をしたりで4月後半は怒涛の毎日を送っていました。

すっからかんになった前の家

同棲をはじめてからつむぎが産まれるまでこの家で過ごしてきたこの5年間を思い出しながら掃除をしました。
色々なことがあったし、これからの新居での生活が初めての3人での暮らしとなります。
ドキドキもあり、ワクワクもわり、不安もありますが、新居での生活を楽しんでいこうと思います。

退院に向けて

新居での生活がはじまって、いよいよつむぎも退院に向けて動き始めています。

ベビーカーを買ったり、ベビーベッドを買ったり、必要な物品をそろえることはもちろんなんですが、つむぎとの生活は僕たち二人だけではとても厳しいものがあります。
今までもたくさんの人の手を借りながらこの半年を駆け抜けてきましたが、これからはもっと多くの人の力を借りての生活になっていきます。

たくさんの友達たちと迎えたハーフバースデー

退院に向けて、まず病院の看護師さんたちが自宅を訪れてくれて
つむぎのベッドはどの位置に置くといいのか?
お風呂はどうやって入るのか?
呼吸器のコンセントはどの位置からひっぱってくるといいか?
どこからつむぎはお家に入るといいのか?
などの確認をしました。
考えること・準備することがめちゃくちゃあるなと実感!

そして、病院関係・往診医・訪問看護・福祉関係・呼吸器の会社・薬剤師・短期入院の施設などの人が総勢20名以上とzoomでの参加の方を含めると30名ほど?が集まった合同カンファレンス

つむぎには、こんなにも沢山の助けてくださる人達がいるのかという安心感が半端なかったです!

安心するつむ。思わずハテナブロックを叩く

最近は毎日のようにだれかと打ち合わせをしています。
つむぎと一緒に家で過ごしていくために、どうやって力を借りることができるのか、こういうことはお願いできるかということを聞いています。

誰に何をお願いすればいいのか?
困ったときはどこに行けばいいのか?
もし、災害にあってしまったらどうすればいいのか?
つむぎとお出かけするためには何が必要なのか?

つむぎが産まれて沢山の人と出会い、沢山のことを知りました。
つむぎは沢山の縁を繋いでくれています。

お前も頑張れよと目で訴えるつむ

全員でつむぐ命

つむぎとの面会にいくとぐっすり寝ていたり、辛そうにしているときもあったり、ミルクをたくさん飲んでゲフッとしていたり、楽しそうにしているときがあったりと色んな表情を僕たちに見せてくれています。

つむぎは、毎日一生懸命生きている。
自分では動くことはできないけど、ちゃんと毎日生きている。
本当にただそれだけでうれしいんです。

ただ、そこで生きている。
それだけで十分素晴らしいことなんだとつむぎが教えてくれました。
そしてこれからもたくさんのことをつむぎと一緒に経験して、学んでいきます。
この前、ベビーカーに乗って病院の中ですが、お散歩をしました。
いっしょに外の景色を眺めてみたんですね。
いつもだったら当たり前のように見ている景色ですが、つむぎと初めて外の景色を見たんですね。
病院の小さな窓から一緒の方向を見て、眺めた景色

なんてことのない風景なんですが、胸にこみあげてくるものがありました。
普段見えていた世界は、つむぎと一緒ならこんなにも違う世界になるのかと感じた瞬間でもありました。

この尊い命をどうしても守っていきたい
そのためには沢山の人の力が必要です

それはつむぎだけではなくて、すべての子どももそうなんだと思います。
もちろん大人だってそうです。

もっといろんな人を頼っていいんだと、ぼくはつむぎから教わりました。
自分たちだけで育てようと思わなくてもいい。
沢山の人の力を借りていけばいい。
そしてぼくたちも他の人の力になっていけばいい。
助けてくれ!と声をあげれば助けてくれる人がいる。
沢山助けてもらったからこそ、誰かのその声には耳を傾けていきたい。

全員で全員の命を紡いでいく。
みなさんこれからもよろしくお願いします。

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