行ってよかった「角川武蔵野ミュージアム」
埼玉県にこんなミュージアムがあったとは、と驚いたのがこの「角川武蔵野ミュージアム」。所沢市の街中で、奇抜なデザインの建物が目を引く。
この記事では写真を中心にし、文章は簡潔にします。
まずは建物外観。
午前10時開館なのだが、10時20分頃到着したときには、駐車場がすでに満車となっていた。少し離れた駐車場まで行かなければならなかった。
あらかじめ一日券を買っておいた。紙の券ではなくスマホに入っている。
まずは4階の「エディットタウン・ブックストリート」へ。「本の街」と呼ばれ、9つのカテゴリーによって25,000冊の本が50メートルの通りに配架されている。随所に椅子が用意され、自由に本を読むことができる。
ちょっとセクシーな絵画「ガーリー・アート」を集めたコーナーもあったが、そこは撮影禁止だった。
「本棚劇場」は、高さ約8メートルの巨大な本棚に囲まれた図書空間だ。
KADOKAWA以外の出版物のほか、角川源義、山本健吉、竹内理三、外間守善の個人文庫など約20,000冊が配架されている。
本棚自体がスクリーンになる「プロジェクションマッピング」は大迫力。「本と遊び、本と交わる」がコンセプトで、本の内容が表紙の外に飛び出してくるような音と映像を体験できる。
5階には武蔵野地域をメインに取り扱った「武蔵野ギャラリー」「武蔵野回廊」が設けられている。
写真は撮らなかったが「SACULA DINER」というレストランもある。
2階の「角カフェ」で軽食を摂り、1階の「グランドギャラリー」へ。
そこでは「ダリ展」が開催されていた。ダリの作品は奇妙な感じのものが多いが、人物そのものも少々変わった考え方の持ち主で興味深かった。
約1,000㎡の「グランドギャラリー」は自然、科学、芸術、博物、服飾、環境、社会など、物語を持つものすべてが展示対象とのこと。
隣接する体感型デジタルアート劇場では、壁面や柱などが360度スクリーンになり、作品などが動きを伴って映し出されるのだが、写真はたいしたものが撮れず、お見せできない。
ダリ展を観た後、外へ出てみた。周辺はこんなぐあい。
同じ敷地内に神社があったので行ってみた。神社とは思えない近代的なイメージの社殿だ。
中へ入ったら巫女がいたが、彼女らは別に斬新ではなく、普通の巫女だった。巫女に「新しい神社ですね」と訊いたら、令和2年にできたと説明してくれた。その名も武蔵野令和神社。
後で思ったことは、本好きな人にはたまらない世界だということだった。一日中いても飽きないし、普通なら見ることのできないような貴重な本や珍しい本がひしめきあっているという感じなのだ。
二番目の写真の右側の、一般的なスタイルの建物には飲食店やおみやげのショップ、書店(角川以外の本も扱っている)などが入っている。
行ってみてよかった。