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人はどう死ぬのか
医療系人材紹介エージェントとして
“在宅医療に携わる医師を紹介して欲しい”
という依頼は医療機関から頂きます。
実際、医療機関や在宅医療に従事している医師や
看護師さんから、業務の大変さについては伺っています。
が、これはあくまでも仕事で。
実際、在宅で人はどう亡くなるの?と思っていました。
そんなときに出会ったのが、在宅診療に従事され、
作家でもある、久坂部先生の本でした。
【人はどう死ぬのか】
著者:久坂部 羊
発行元:講談社現代新書
![](https://assets.st-note.com/img/1660168137338-o8yHayw2tT.jpg?width=1200)
■ 目次
はじめに
第一章 死の実際を見る、心にゆとりを持って
第二章 さまざまな死のパターン
第三章 海外の“死”見聞録
第四章 死の恐怖とは何か
第五章 死に目に会うことの意味
第六章 不愉快な事実は伝えないメディア
第七章 がんに関する世間の誤解
第八章 安楽死と尊厳死の是々非々
第九章 “上手な最期”を迎えるには
おわりに
参考文献
■ 人生100年時代の意味
久坂部先生の本(小説)は、もともと好きで読んでいます。
だからなのか?
此方の本の中で先生が仰っている
“人生100年時代の意味”については、御意!(=^・・^=)と思う
私がおりました。
ちょこっとだけ引用させて頂きますと、
“この言葉の真に意味するところは、「百歳まで生きられる」ではなく、「百歳まで死ねない」ということだと思います。それがどれほど恐ろしいことか。”
“死ねないのか。。”と率直に思ったわけです。
この辺りは、在宅医療の現場を踏まえて、メディアが伝えない情報が記載されています。
自分の人生が、あとどれくらい残っているのか?
ちょっと知りたいなと思う自分もいますが、
知らないからこそ、“今”を大事にしたいと思う自分もいます。
なんだか矛盾してますが(笑)
■ 看取りを経験するまえに、心構えを知る本
NOTEブログに書いたこともありますが、
我が父は、あっさり逝ってしまいました。
年末にちょっと風邪気味かもね??という状態でした。
が翌日の元旦は、家族一緒にお節を食べ、美味しいお酒を飲み、
いつも以上に笑っておりました。
そして、なんでか?その年は、個人の暗証番号を当て合いました。
今にしては本当に不思議なのですが(笑)
1月2日、午前中から体調を崩し、胸が苦しいということで
タクシーで救急外来に行きましたが、
正月明けに検査すると決まっていたので、
何もされずに帰されました。
トイレに行くのにも難儀する位になり、
1月3日トイレに行った後、そのまま倒れ、
亡くなりました。
あっという間でした。
我が父の様に、アッという間に逝ければよいが、
どうやらそうではないことが、この本には書かれています。
生きている以上、死は避けて通れない。
であれば、医療従事者ではない私たちは、
その時が来る前に、この本を読んで、心構えをしておくのも良いかと思いましたし、
自分が逝くときのことを、自分で整えていくのも、良いと思いました。
誰もが避けて通れない死。
考えてみるのに、お薦めします。
以上
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