メンターになる人、労害になる人
半世紀を生き、
人生折り返し地点を過ぎたころ、
まだ来ないな~と思っていた
“ヤツ”が来ました。
老眼。。。。。
気合をいれたら見えると思ったら
大間違い。。。
忍び寄る様に
確実に、
老眼になりつつあります^_^。
そう自覚したとき、
自分が【労害】にもなる可能性があるんだ、
いや、既になっているのか???
そんなことが頭に過り、
この本を購入することに。
■ 目次
はじめに
第1章 メンターになる人と老害になる人は「紙一重」
第2章 〇〇な人だからこそ、メンターにも老害にもなりやすい
第3章 自分の“つい”を抑えらえない人がメンターから老害に転じる
第4章 相手と関係性ができていないから老害と思われやすい
第5章 メンターですら陥りやすい、老害と言われやすい話し方の「くせ」
第6章 老害にならない「昔話」の話し方
第7章 メンターであり続けるための発想の転換
第8章 老害とは縁と負いメンターの方達の特徴
第9章 老害が自然に蔓延しやすい環境
第10章 組織の老害化を解消し、メンター社員を増やす社風改善
第11章 新しい職場やコミュニティでメンターとして慕われるコツ
第12章 「会社員更年期」を上手く乗り越えられればメンターになれる
第13章 「老害!老害!」と騒ぐ若者ほど、実は老害予備軍?
第14章 自身をメンターから老害に変えてしまう相手からは逃げる
第15章 「老害化」している人の周囲をメンターで取り囲む
第16章 老害を受けた時の気持ちの立て直し方
おわりに
■ メンターにも老害にもなりやすい
章立てされている様に、
“メンターになる人と老害になる人は「紙一重」”
誰もが、
メンターにも老害にも
なる要素があることが
“はじめに”を読んだ段階で
理解できます。
そして、第1章から
心を鷲掴みにされます^_^
“老害の構成軸”という
わかりやすい
箇条書きがありましたので、
御紹介させて頂きます。
いや~、これ私、
結構あてはまりますけど^_^
自分の中に
「老害」になる
要素がたんまりあることに、
自分で驚きつつ、
同年代は読んでおいた方が
よいかも??
と思った次第です。
■ 自分は大丈夫だと思っていませんか?
本の表紙にある
“自分は大丈夫だと思っていませんか?”
というフレーズが、
読み進めていくうちに
とても深く刺さってきます^_^。
そして、
“自分は大丈夫か??”
と自問自答しはじめます。
老害は、
・相手への敬意が失われた時に発生する
・相手との関係性ができていない
・自分の気分を優先する
ときに力を発揮するとのこと。
ああ、こういう人いたな~と
働きだしてからの先輩や
上司を思い浮かべる人も
いると思います(笑)
で、気づくわけです。
年齢的に老害になる要素を
たんまり持っている自分に。。。
良かれと思って
云ったこと、した行為が
実は老害認定される可能性があったんだと。
この本を読み進めていくと、
最初は自分の周囲の人を思い浮かべながら
面白可笑しいと思う処もありますが、
最後の方になると、
自分は大丈夫なのか??と、
自分で自身の言動を確認する作業ができます。
■ こんな方にお薦め
この本は、
老害とメンターが紙一重ということが
理解できる構成になっています。
老害年齢域に入った人が読めば、
自分の言動に気を付ける様になる
ヒントがありますし、
老害が生まれやすい環境
(第9章 老害が自然に蔓延しやすい環境)
についても、書かれています。
第9章を読んで真っ先に思ったのは、
医療業界そのままじゃん!(笑)
ですので、
老害年齢域に入った人だけではなく、
医療業界で働いている人も
お読みになった方が良いです。
あとは、老害被害にあった人も。
老害をする人の思考を知っておくと、
自分が被害を受けそうになったとき、
回避する術をみつけられるかもしれませんし、
第16章も参考になるかと思います。
この本や、人間関係について
書かれている本を読んで思うのは、
“起きた出来事を、自分でどう捉えていくのか”
そこが大事かと。
捉え方次第で、
他責にもなるし、
自分次第にもなる。
前田さんも書かれています。
“自分の感情の主導権は自分で握る”
気になる方は、
是非お読みください。
お薦めします!
以上