モヤモヤしたことー医療系人材紹介エージェントー
桜🌸が見どころの時期ですね。
DEPOCがある新横浜も
良い感じで桜🌸が咲いています。
春は、いっせいに
新しいことが
始まる時期でもあり
ワクワクします( *´艸`)
ただ、長年同じ仕事をしていると
モヤモヤ(=_=)することもあります。
■ モヤモヤしたこと①
モヤモヤした理由は、
わかっています。
医師のアルバイトを探している中で、
健診・人間ドック施設の
担当者から云われた言葉に
私の中で、???マークが
点滅したのが始まりです。
「その年代の医師はちょっと難しいです。
20代~30代の医師をご紹介下さい。」
その年代というのは、50歳。
臨床を25年経験してきたDrが、
“その年代”という言葉で片付けられたことに、
まず、私自身が衝撃を受けましたΣ(゚ω゚ノ)ノ。
そして、続いた言葉が、
“若い20代~30代のDrを紹介して下さい”
と。
“なぬ??経験豊富な医師よりも、若い医師なの?”
若いDrを好む理由ですが、
“私たちの意図を理解し
対応してくれるから”
でした。
施設の担当者曰く、
“臨床経験が豊富なDrは
患者さんに対する様な上から目線の方が多く、
それがクレームになったこともあるので、
経験豊富なDrよりも、物腰が柔らかい
若いDrを希望しています“
とのことでした。
健診・人間ドックに来る方々は、
患者さんではなく、自分が健康だと思いつつ
今の自分の身体の状態を知るために
わざわざ来ている方々。
受診者に満足して帰って頂く為には
クレームになる要素をできるだけ低くしておきたい、
という施設側の考えもわかります。
ただエージェントとしては、
健診・人間ドックって、
自費診療で予防医学とは云えども、
医療の範疇よね??
経験豊富なDrよりも
若い医師をお願いって。。。
モヤモヤしましたし、
今もモヤモヤしています。。。
■ モヤモヤしたこと②
その後も、
50歳Drのアルバイト先を
探していきます。
2度目の衝撃を受けたのは、
クリニックでした。
保険診療をしています。
クリニック側から云われたこと
・Drの専門科目以外も診て頂きます
・年齢制限を設けてます
(50代はNG)
・1時間で診て欲しい外来数は、
〇〇名です
うわ、ここもか!?と。
医師に診て欲しい外来数が
えげつないので、
クリニック側の意図は
理解しているつもりです。
ただ、その理解が
自分の思い込みであってはならないので、
一応理由を伺いました。
ひとり一人に時間をかけるDrよりも、
クリニックの方針に沿って
淡々と数をこなしてくれる
若い医師が好ましいと。
なるほどねと思いつつ、
う~ん??(*_*)と思う
私がいます。
で、次に思ったのは、
医療って???
もはや、医療は
サービス業なのかと?
いや違うでしょ。
医療は医療。
ちょっと心配になり
Wikipediaで
意味合いを確認。
モヤモヤMAXに。。。
■ モヤモヤの原因
2008年から
医療系人材紹介エージェントとして
医療業界で働いています。
私がモヤモヤした原因はなにか?
・経験豊富なDrよりも若いDrを優先されたから
・数を捌くという言葉に違和感を感じるから
・医療がサービス業みたいになっているから
こんな処だと思います。
“医療って、こんな感じになっていって良いの?”
と思ってしまったから。
医療って、
サービス業ではないですよね?
お金儲けの道具でもないですよね?
なんだかな~と。
ただ、早く診て欲しい、
薬だけ欲しいという、
患者や受診者のニーズがあるから
今までと違う医療機関や施設が
でてくることも理解できます。
出来ますが、なんだかな~???と。
臨床経験を重視しないで、
患者や受診者のニーズを重視して、
医療の質が担保されるのか?
そんなことを
考えてしまいました。
勿論、若くても
臨床経験を積んでいる
Drがいらっしゃるのは
理解しています。
でもね。。と
思う私がいるワケです。
■ Drとの作戦会議
アルバイト探索の進捗情報と
Drの状況などを確認するべく、
作戦会議を持ちました。
そこで、現状をDrにお伝えし、
私が感じたモヤモヤも
一緒に聞いて頂きながら、
今後のDrのアルバイトの方向性を確認。
Drからは、
“梅澤さんがモヤモヤしたのはわかる。
そして、自分はそういう処に興味はない。
自分がやってきたこと(臨床経験)に理解を示してくれる、
そういった処でアルバイトをしたい。“
と仰って頂きました。
”色々な経験をして、
臨床経験を積んだからこそ、
診えてくるものもあるし、
総合的な判断が出来るんだけどね。”
そうDrは仰っており、
その言葉を聞けただけで、
私のモヤモヤはスーッと
晴れていきました。
■ 腑に落ちた言葉
これで終わりと思いきや、
日々、医療機関や、
医療業界の関係者と
やりとりをしていると、
モヤモヤが繰り返されるときがあります。
先般、業界関係者と
ディスカッションをしていて
その方の指摘で、
今回のモヤモヤが
見事に腑に落ちました。
“梅澤さんが感じているのって、
医療がビジネス化していることに
モヤモヤしてるんでしょ”と。
ああ、そうねと。
企業が医療に参入してきたことで、
収益重視になった結果、
他のクリニックとの差別化を
はかっていく必要がある。
どこで図れるか?と考えた結果、
来院しなくても対応できるシステムを導入。
そのシステムをフルに使っていくのは、
数を捌ける医師。
一見、患者さんの事を
考えている様に見えて、
実は収益を重視している。
そこが見え隠れしているのに、
患者さんのニーズを考えてとか、
患者目線で対応しています的な感じで云われ、
挙句の果てに医師の臨床経験は気にしない。
私がモヤついても、
気にしても
仕方がないことです。
そう理解していますが、
医師と医療機関の
ご縁を繋ぐ仕事をしているので、
やはり気にかけないわけにはいかない。
でもね、
Drとの作戦会議を経て、
開き直りました。
患者や受診者のニーズが多様化することで、
これからも、色々な医療機関や
施設がでてくる。
そこを私がイチイチ気にするのではなく、
私は相談頂いている医師の意向を気にすれば良い。
求職者である医師の意向を理解し、
医師の意向、方向性に見合った
医療機関にご縁を繋げばよいと。
そう気持ちを
切り替えることにしました。
■ このさきも
私どもDEPOCは、
医師が何か困ったときに、
DEPOCに相談すれば、なんとかなる
そんな風な存在になりたいと思っています。
だからこそ、
・患者さんに寄り添う
・患者さん主導で医療をされている医師のお手伝いをする
・質が高く、切れ目のない医療を提供している
そんな医療機関のお手伝いをする
今後の医療も見据えながら、
医療系人材紹介エージェントとして
医師と医療機関を繋いでいきたいと考えています。
以上