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管理職経験者が語る「できる部下」

こんにちは。経営者を除いて、社会人の皆さんの多くは上司を持つ「部下」だと思います。上司が「できる!」と思う部下ってどのような特徴か分かりますか?私は管理職を経験したことがあり、上司の立場から見た「できる部下」の特徴が分かった気がします。自分が完全にできているのかは棚に上げて、「できる部下」の特徴を紹介したいと思います。

今何の仕事をしているのかを具体的に報告してくれる

部下の皆さんはある程度、上司に自分の役割を割り振られているでしょう。どの職種でも「○○担当」のように、どの範囲の仕事を自分がやるべきなのかが決まっているはずです。その仕事で何を毎日しているのか上司に報告していますか?上司は当然分かってくれている、と過信していませんか?

管理職経験からいうと…

部下の皆さんが想像する以上に上司は忙しいのです。

部下の一人一人が毎日毎時間何をしているのか、上司はあまり分かっていない可能性が高いです。

適切な頻度で、仕事の進捗状況や上手くいっている点・上手くいっていない点をメールしてあげるだけで喜ぶはずです。上司側から聞いてくれるタイプならまだ良いですが、聞いてこないタイプの場合は評価の時になって「あれ、この部下の〇〇さんって成果上げてるのだっけ…?」なんてことにもなりかねません。

上司側からすると、わざわざ聞く手間が省けるので大変助かるのです。細かい部分まで把握はできないので、大体の進捗だけ分かるように報告してくれると喜ぶはずです。

あの上司何も分かってくれない!と文句を言う前に一通のメールを送信しましょう。その一通で上司の評価がガラッと変わるかもしれません。

メンタル的に安定していて受け答えが穏やか

上司と接するときに、不条理なことを言われたり厳しい指摘を受けてイラッとしてしまうことはありませんか?時には泣きたくなることもあるかもしれません。

しかし!

表情や声、発言内容に感情を出すのは全く得策ではありません。

例えば、上司から不条理なことを言われたとします。その指示は、上司自身も実は言いたくないことかもしれません。上司の上司に無理矢理指示されて部下にお願いしている可能性もあります。そんな時に、部下にイラッとした反応をされたらどう思いますか?上司側も思わずイラッとしちゃいますよね。

「感情的な人」と判断されることはビジネスの場では損しかしません。上司相手であれば、上司が「あの部下は感情的だからあまり話したくない、仕事を任せたくない」と考えるリスクもあります。

怒っている私/僕も、泣いている私/僕もありのままで全部受け入れて!みたいな態度の人もたまにいますが…恋人じゃないんですよ?上司は。ビジネスの場ではありのまま、よりは上っ面でいきましょう。

悪いことほど早めに教えてくれる

トラブルが起きた時に早期段階で上司に報告する部下は間違いなくできる人です。部下側からすると、可能であればもみ消したいと願うのは当然です。無駄に上司に怒られたくないですから。でも、上司からすると問題が大きくなった後に報告されても困ります。対処方法を取れるタイミングを過ぎているからです。

初期段階で教えてくれれば、上司が取るべき行動も取れますし問題が小さい内に解決できます。すぐさま上司の対処が必要なくても、トラブルが起きている事実と大きくなった時のリスクを伝えておくと非常に良いです。

一瞬怒られるかもしれませんが、何とかもみ消そうとして失敗するよりは全体で見れば良い評価になるはずです。何より、「誠実」「素直」「ミスを直視できる」といった素晴らしい印象がつきます。

部下への信頼度が高まると、「この部下に大きい仕事を任せて、何かトラブルがあっても上手く共有してくれるだろう」といった安心感にもつながるのです。私自身も、悪い報告をこまめに報告してくれた部下には大きな仕事を徐々に任せていった経験があります。

周りの同僚と上手く関係を構築できる

周りの同僚がどのようなタイプでも上手く関係値を作って仕事ができる人は重宝されます。必ずしも全員と仲良くなる必要はありませんが、どのタイプにも嫌われないレベルで十分です。

管理職にとって人の配置とチームを上手く運営することが仕事の1つの柱です。自分のチームに周りから超絶嫌われている人がいると、この運営が一気に難しくなります。なぜなら、上司の元に「私、僕は〇〇さんと死んでも一緒に働きたくありません!どうにかしてください!」という相談が次々にくるからです。

仕事は完全に一人でできるものは少ないので、どうしてもある程度複数人で一緒に動いてもらう必要があります。「〇〇さんと働きたくない」というクレームが入ると、上司としては説得するか〇〇さんと上手く配置するしかありません。そして、それは非常に難しいです。文句を言ってくる人は基本説得しても折れませんし、一時しぶしぶ納得してもまた時間が経てばいってきます。配置といっても他の人と上手く働けないとなると任せられる仕事がかなり限定されます。

上司の本音としては…

すごく面倒…大人なので周りと上手くやってほしい

というものなので、周りと上手く関係を構築できない人は評価が下がっています。

会社では色んな人がいますし、会社員の方は人間関係も悩むことが多いかもしれません。でも、自分の利益のために周りとそこそこ上手くやることも大事です。会社で一緒に働く人は一生一緒にいるわけではありません。私も人間関係は過去も今もかなり悩みますし、サラリーマンとしてのしんどい事ランキングNo.1です。とりあえず正論は置いておいて、「なあなあ」で周囲と上手くやるって結構大事ですよ。ストレスは非常に溜まりますけど、最終的に自分にとって良い結果になるはずです。

最後に

いかがでしたか?あなたが「できる部下」の行動を試してみれば、上司の反応も変わっていくかもしれません。上司のツボを押さえて効率よく社会人として過ごしましょう!

今日も読んでくださりありがとうございました!


サポート頂いた際には、英語や他のスキルを磨くことに使用させていただく予定です。そのスキルはnoteの記事で皆様に還元できればと思います!