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転職活動を続けるか

テレビやYouTubeを見ていても、(感覚では)3本に1本は転職エージェントの広告が出てくるものだから、煽られているのか?と思いたくなる昨今。まんまと煽られて転職活動をしている27歳の会社員、それが私。

転職活動をしていて、嬉しい、楽しい、やり遂げた、ムカついた、悲しい、疲れたとかいろんな感情があると思うが、私は今、そのどれでもない空っぽな感情。ここ1ヶ月で起きたことを書き留めておきたい。(後になって笑い話にでもなればいいな。)

現職はIT業界の中でもちょっとニッチなヘルプデスクという領域。配属された日のことはよく覚えている。「何それ?何するところ?」それからずっと、モヤモヤモヤモヤモヤモヤ。私は何をしたくてこの会社に入ったんだっけ。これから何を目指していけばいいんだっけ。この気持ちに気づかないふりをしてきたけれど、プロジェクトが変わったタイミングで溢れてしまった、途方もない不安…..埋め尽くされたネガティブ思考で涙が止まらなかった。

休職をした。上司に、自分の意思で、休みたいと言った。

休めば落ち着いた。ごまかせた。問題は解決しないまま、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と過ぎて。

前に進まなきゃと思い、4ヶ月目から転職活動をした。

書類はまあ、一般的に言われている通りの通過率。2割〜3割程度。苦戦したのは面接。一次面接がなかなか通らない。
それでも1社、ここだ!と思える企業があった。面接官と対峙した時に馬の合う感じがあった。業務内容も待遇もOpenWorksの評判も悪くない。感触が良かった。最終面接に駒を進められた。自信があった。ここなら受かる!結果、合格をもらえた。

やっと頑張れそうな場所を手に入れた。その安堵は全身を幸せの気持ちで包み込んだ。そして心地よい虚脱感。

でも、それは突然だった。合格の連絡から2週間弱。転職エージェントからの電話で目が覚めた。「今、お時間よろしいですか。えっと…何から言えばいいかな…実は、○○社様から合格を白紙撤回させてほしいと連絡がありました。第二四半期の業績が芳しくなく、雇えるだけのコストがないからと。あくまで企業側の理由になります。今日、オファー面談の予定でしたが、その時間で企業様から直接謝罪させてほしいと依頼がありました。お話聞きますか?」

唖然。言葉が出なかった。

「話…聞きたいです。」
それだけ言って、電話を切った。

その後、オンラインで謝罪の言葉を聞いた。「お恥ずかしい限りですが、会社の経営悪化を理由に採用を取り消しさせていただきたいです。申し訳ありません。」淡々と準備してきたであろう言葉を静かに聞いた。採用担当の責任者が「最後に確認されたいことなどありますか?」と聞いてきた。

あるわけねーだろ。

内心、怒りが込み上げてきたが、「採用が白紙になった今、御社に確認することはありません。あえていうならば、もっと早い段階で状況を知りたかったです。」そう言って、10分くらいでそのオンライン会議は終わった。

今、まさに振り出しに戻った。小さいため息が止まらない。力が入らない。

強いていうなら、そんな業績の悪化した企業で仕事をして、また転職活動をしなければならない最悪の状況を回避できたことが不幸中の幸いだっただろうかと思う。

休職延長して、転職活動をする。それが今の最善の気がしている。(現職の会社には申し訳ないけれど)

でも、でも、でも….

休んでいる時間が長引けば長引くほど、”働く”という感覚が薄れていく。社会復帰できないかもしれない。転職活動をしても内定が出るとは限らない。生きているというより、生かされているという生活に甘んじている自分が許せない。

まだまだ葛藤の日々は続く。
この話がどうか、ハッピーエンドで終わりますように。


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