#4【おすすめ本】彷徨える艦隊
小説など様々な本を、
年間200冊以上読んだ私おすすめの本を紹介していきます。
1.彷徨える艦隊
彷徨える艦隊は米作家のジャック・キャンベルが2006年に"The Lost Fleet"(日本語訳:彷徨える艦隊)として発表した作品です。
この小説は宇宙を舞台にしたSF作品であり現在シリーズとして15巻が刊行されています。
救命ポッドの冷凍睡眠から目覚めたギアリー大佐は愕然とした。なんと救出されるまでに百年がたっていたのだ。しかも、わが身を犠牲にして味方を脱出させた軍神にまつりあげられている始末。そんな彼に与えられた任務は、敵の本拠星系に攻めこんだものの大敗し、満身創痍となった艦隊を、司令長官として無事に故郷へと連れ戻すことだった! 周囲を埋め尽くす強大な敵艦隊を前に、はたして彼がとった驚くべき奇策とは……!
※上記サイトより引用
2.おすすめポイント
この彷徨える艦隊は只々宇宙で戦艦が撃ち合いする小説ではありません。
主人公であるギアリー大佐が魅力に溢れています。
役員や慣習・反抗的な部下に振り回される大変な中間管理職のようであり、部下に気を遣う理想の上司であり伝説の英雄でもある主人公です。
ですが本人としては100年前の感覚に取り残されているので、ジェネレーションギャップのような物に苦労する1人の人間でもあるという・・・
そんな心理描写が良く描かれた小説です。
戦闘物の宇宙SFでよくある近距離での殴り合い的な描写ではなく、遠距離の通信であれば時間が経っていて数分前や数時間前の通信が入ってきたり遠距離の映像は見ることが出来るのにタイムラグがあったりと本物の宇宙で戦っているようなリアルな描写が楽しめます。
現在刊行されている15巻で各巻350ぺージ以上という圧倒的なボリュームに尻込みしてしまう方も多いかもしれませんが、「読み易さ」「テンポの良さ」「面白さ」が次の展開へのワクワク感が止まらず読み終わっても「もっと読みたい!!」となってしまうほどで読み始めたら一気読みしてしまうこと間違いありません。
3.まとめ
今まで宇宙物・SF物に触れてこなかった方も、今までたくさん読んできた方でも両方とも満足できるような自信を持ってお勧めできる王道SF小説だと思います。
私は昔に図書館でこの小説に出会い全巻購入して手元においてあります。
たまに見返して何回読んでも面白いと思える作品です。
Kindleやamazon・楽天ブックスにもあるので、電子書籍でもいいですし本を買ってもいいと思います。
是非購入して読んでみて下さい。
おわり。
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