自主学習ノート【第32回】被リンク
今回は被リンクについてです。
被リンクはSEO対策の中でも特に効果が高く、重要な要素なのだとか。
しかし間違った認識と扱いでかえって逆効果になってしまう可能性もあるそうです。
ここでは以下4つについてまとめます。
・被リンクとは
・ペナルティの対象となる11の被リンク
・有効な被リンクはナチュラルリンクのみ
・2つの被リンクチェックツール
1.被リンクとは
被リンクとは、外部のサイトから、自身が管理するサイトに送られるリンクのことです。
被リンクは、検索エンジンにおける重要なランキングシグナルです。
被リンクがSEOに効果をもたらす2つの重要性
①投票による直接的なSEO効果
たくさんの被リンクがつけば、たくさんの支持を得られるサイトとみなされ、直接的なSEO効果を得られる。
高品質なサイトからの被リンク>低品質なサイトからの被リンク
高品質な100のサイトからの1つずつの被リンク>高品質な1つのサイトからの100個の被リンク
②クローラーの誘導
被リンクが増えれば、クローラーが頻繁に訪れるようになる。
→より適切にサイト内の情報がインデックスされ、検索上位に表示される可能性が上がる。
良質な被リンクだけでは効果はない
良質な被リンクがあっても、肝心のコンテンツが低品質では、検索上位にはランキングされません。
「良質な被リンク」と「良質なコンテンツ」の両方が揃って、初めてSEO効果が発揮されます。
有効な被リンクと無効な被リンクがある
外部から送られるリンクに
"nofollow"、"sponsored"、"ugc"
などのrel属性が付与されている場合、
それらはクローラーの巡回をブロックする可能性があるため、無効な被リンクとなります。
2.ペナルティの対象となる11の被リンク
(1)テキスト広告からの被リンク
(2)アドバトリアル(記事広告)やネイティブ広告からの被リンク
(3)他サイトに配布されるプレスリリース内のアンカーテキスト
(4)過剰なリンク交換や相互リンクのみを目的としたページからのリンク
(5)大規模なアーティクルマーケティングキャンペーンからのリンク
(6)自動化されたプログラムやサービスを使用した被リンク
(7)隠しリンク
(8)質の低いディレクトリやブックマークサイトのリンク
(9)フォーラムやコメントの署名に含まれる意図的なリンク
(10)さまざまなサイトに分散するウィジェットに埋め込まれたリンク
(11)さまざまなサイトのフッターに幅広く埋め込まれたリンク
大まかに3種類あり、
①PageRankを転送する有料リンク→(1)〜(3)
②不自然なリンク→(4)〜(6)
③その他のリンク→(7)〜(11)
に分類します。
これらに該当する被リンクサービスを使用すると確実にペナルティを受けます。
①PageRankを転送する有料リンク→(1)〜(3)
簡単に言うと被リンクの売買のことです。
金銭や商品のやり取りが発生し、かつ"nofollow"がついてない被リンクは全てペナルティの対象となります。
②不自然なリンク→(4)〜(6)
リンクを貼ること自体が目的になっており、webさいとを利用するユーザー不自然で無価値なリンクの事です。
①の有料リンクは"PageRankを転送しないもの"であればペナルティの対象とはならなかったが、
こちらのリンクは"PageRankを転送しないもの"であったとしてもペナルティの対象となります。
③その他のリンク→(7)〜(11)
①②以外にも、これらの被リンクはペナルティの対象となります。
3.有効な被リンクはナチュラルリンクのみ
有効なナチュラルなリンクを獲得するための方法を3つにまとめます。
①良質なコンテンツを作成して集める
②ソーシャルメディアの拡散を通じて集める
③友人、知人に紹介して集める
SEOを学んでて、何度も何度も言われてきましたが、
結局のところSEOで大切なのはコンテンツの質だという事です。
良いコンテンツをつくる。
作ったらTwitterやFacebookでシェアする。
地道だけど、友人や知人にも紹介する。
この繰り返しでのみ、良質な被リンクを獲得出来る。
4.2つの被リンクチェックツール
以下は被リンクの獲得状況を確認できるツール2つです。
・Google Search Console(無料)
・Ahrefs(有料)
ただし、どちらのツールを使うにしても、本当の被リンク数を調べることは不可能だそうです。
そのため、この2つ以外の、たくさんのツールを使うことで、より正確に被リンク数を調べるのは無意味だし、あくまでおおよその数を把握する程度にとどめておくのが無難です。
5.まとめ
以上、被リンクについてまとめました。
特に重要なのが2.と3.で、
間違った被リンクは扱わず、
正しい被リンクの獲得方法を確認
出来れば良いかと思います。
また、何より大切なのは被リンクよりも、良質なコンテンツありき、という事。
被リンク獲得を目標にするのではなく、一つ一つ良質なコンテンツを作り続ける事が1番大事な事です。