社畜が骨折したら、引きこもりになった件。㉒~継続している趣味は一石二鳥?4~
前回までにお話しました下記の条件に沿って、具体的にとある株を購入してみます。
もらえる株主優待が、自分で使い切れる、もしくは試してみたいか。
リスク管理の話。株主優待にプラスして、2%の受取配当金がある。
購入額の基準値。株主優待がもらえる単位株価が30万円以下。
おまけの1つめ、優待にも利益率を設定せよ。ここでは最低1%。
おまけの2つめ、トレンドはあまり気にしない。
まずは、株主優待を探す - みんかぶ(旧みんなの株式) (minkabu.jp) のようなスクリーニングサイトを開いて、”株主優待カテゴリ”の中から、自分がもらいたい、試したいカテゴリを選びましょう。
私は、「食事券」「長期保有特典」を選択しました。
この時点で、数は716件ですが、ここで勘違いをしないでください。このサイトでは”株主優待カテゴリ”をふたつ選んだ場合、どちらか一方でも該当すれば結果にでてしまうフレーズ一致方式なのです。なので、どちらも満たす完全一致方式にするには、”キーワード”に「食事券」、”株主優待カテゴリ”に「長期保有特典」を選択してください。
この時点で、数は16件となり、一気に絞られました。
ちなみに「長期保有特典」とは権利確定日に2回連続、もしくは1年間継続して持ち続けると、優待の内容がグレードアップする特典のことです。短期的に繰り返し売買するのであれば不要(裏技を使えば有効・・・・・・)ですが、長期投資であれば欠かせないポイントなので忘れずにチェックしてください。
次に、2~4は一気に行います。
利回りの1段目の選択肢から「配当+株主優待利回り」を選び、左側に「3」を入力。配当2%+優待1%の合算値になり、上限はあればあるほど嬉しいので設定しません。2段目の「最低投資金額」は右側に「30」を入力。右側なので最大30万円まで投資しますとなり、下限は投資額が少なければ少ないほどお得なので設定しません。
で、結果は3社。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)
ワタミ (7522)
テンアライド (8207)
ここまで絞れれば、最後は好みと言いたいところですが、ちょっと待ってください。5つめの”トレンドはあまり気にしない”けれど、気にしなければならない3つが・・・。
年単位で下落していないか。
ストップ安が週単位で続いていないか。
規制が入っていないか。
ありましたよね? そこで初めて、”チャート”をみて、○△×で判定します。△は気になるか、後で調べる必要がある黄色信号のようなものです。
そして、結果は・・・・・・
3387 クリエイト・レストランツ・ホールディングス ○、△、○
7522 ワタミ △、△、○
8207 テンアライド ○、△、○
となりました。
ここに私個人の見解をいれていきます。
大前提として、規制が入っていないかは、△であっても要注意。×であれば止めましょう。今回は3社ともクリアしていました。
次に、年単位で下落していないか。
ワタミのみ△としました。理由として、1年チャートだとそれほど不自然ではありませんが、6ヶ月・5年チャードのどちらも完全な下降トレンドです。特に、権利確定日から半月経過して上昇する兆しがなかなか見られないのは、買う気が弱いと判断するしかありません。このように年単位といっても1年チャートだけではなく、6ヶ月・5年チャートも合わせて確認すると、新しい発見があるかもしれません。
ちなみに、ワタミは、以前に購入経験があり、優待を利用したことがあります。ひとりでも外食の機会が多いとか、仲間との飲み会が定期的にある方にはおすすめしますが、少人数で動いて、お酒よりご飯、甘い物という方には使い切れないでしょう。加えて、私の場合、運転士という職柄、居酒屋を使える日が限定されています。なので、購入は控えたいと思います。
テンアライドは、5年チャートは微妙ですが、6ヶ月・1年チャートはきれいな上昇を描いているので、何事もなければ1年は大丈夫だと思います。クリエイトは、すべて上昇。6ヶ月チャートも元値に戻りつつあります。
最後に、ストップ安が週単位で続いていないか。
その見解を示す前に、”権利確定日直後のストップ安はある程度許容範囲内”と覚えておいてください。その期間は元値に戻るまでに1~2ヶ月、長くて半年かかることもあります。その値動きは、誰しも欲しい配当金や優待の権利を得るために、”権利確定日まで株主である”必要があるからです。逆に、権利確定日を過ぎたら株主でいる必要がない規程がほとんどで、”利益確定の売り”に出してしまう人が大勢現れます。なので、クリエイトで2月に、ワタミとテンアライドで3月に株価が急降下するのは当たり前なんです。
なので、上述で、”クリエイトは、すべて上昇。6ヶ月チャートも元値に戻りつつあります”と書いたように、・・・・・・私としては、底値に近い買い時ととらえ、逆に、権利確定月から1~2ヶ月以内(クリエイトであれば、4、5月)で購入を決断して、次回の権利確定日までじっくりと株価があがるのを待ちます。ただ、急下降していることにかわりはないので全損も視野にいれておくようにしてくださいね。
というわけで、最終的に残ったのは、クリエイトとテンアライドですが、どちらも配当利回りが2%以下なので、普段であれば保留します。ただし、今回は、自分から「購入してみます」とうたった手前、選びました・・・・・・
抹茶スイーツと野菜カフェおよび、テイクアウトでも利用できそうな「クリエイト・レストランツ・ホールディングス 」を購入することにしました!
結果は6ヶ月、もしくは1年後・・・・・・ noteでお話できればと思います。
ちなみに、最後まで残った「テンアライド」は、ワタミと同じ居酒屋メインなうえに、私の生活範囲外のお店が多かったため保留のままとしました。そして、最後までこだわった2%は、何度もお話している”複利効果”を狙ってのもの。最近流行りのNISAにもつながるお話なので、実践編その2として、次回に続きます。
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