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ボクともぐらと 84_あっちゃんとプーさんのお話。ビジョンは「具体性と曖昧のバランス」

ボクともぐらさんは同じ夢を持つ。やさしいひとになり、そうあり続け、やさしいリーダーになって、やさしさで組織を強くする。「ぼくモグラキツネ馬」という絵本に共感して大好きで、やさしさの強さを再確認。勇気をもらって夢に一歩一歩近づこうねと約束。その学び・気づきの徒然草

会社を創ろうとする時、個人事業を始めようとする時、実現したいことがありますね。ビジョン、夢、想い、理念、クレド、目指す姿、目標、目的、ゴール、パーパス、存在意義、どう呼ぶかは別にして。

尚、目的と目標は違う、とか、ビジョン、ミッション、フィロソフィー、バリューを全て定義すべきだ、とか、流行りはパーパスだ、とかはあまり気にしなくて、自分が心地良い自分に素直な表現ができて、日々、読み返し、再確認し、わくわくして、よし、がんばろ!、って思えたら、それを何と称すかは重要でないですね。

1人で会社創ったり、事業を始めても、仲間が欲しくなる。友人、知人などに声かけて、ビジョン(ココではビジョンに統一)を丁寧に説明します。まだ自分だけだから直接丁寧に伝えられますね。

お客様は誰で、どんな悩みを解決したくて、どうして自分がそう思ったかはこういう経緯や経験、ショックがあって。もし実現できたらきっと喜んでくれて、こんな世界になる気がする。ボクはこのビジョンが好きだし、信じている。でも、1人じゃできなくて仲間が必要。ビジョンに共感できるなら助けて欲しい。儲かるかどうかはわからない、けど。みたいに。

でも、事業が大きくなると、人が必要だからとりあえず来てくれるならいいや、とか、応募側も仕事が欲しいから見せ掛けの共感も多々。これが組織のつまづきの始まり。ビジョンが違う仲間では、自発性による一体感、諦めない心が困難になる。甲子園目指すのか、可愛い女子マネージャーを獲得したいのか。

ビジョンを面接でアレコレお話する方法を決めていた方が無難かな。

仲間探しでビジョンが丁寧に説明され、本当に共感してくれる人が仲間になる、というのが強い組織の条件。共感した仲間で活動する方が純粋に楽しいものね。

で、ボクの思うビジョンを仲間探し(面接)でアレコレする際のTips:

1.まず、ビジョンを具体性と曖昧のバランスで表現:
ビジョン・夢・想い・存在意義・目指す姿、などなどは、ターゲット、その課題、提供サービスに具体性がある方が理解し易いけど、具体的過ぎると”広がり”に欠け、悩みを持つ層へのアクセスが限定され、ビジョンがなんだか小さな話のように思える(もちろん小さくても良い時もあるけど)。一方で、曖昧過ぎるとイメージわかず共感しえない。そのバランスが大切かな、と思うのです。ま、でも、完璧なんてないから、自分の好きな表現でいいですね。

例えば、ボクのテキトー創作ビジョンだけど(今、ヤマトさんが宅急便届けてくれたので宅配業をイメージして):

曖昧過ぎ:
「地球上のあらゆる届けたいニーズ・届けて欲しいニーズにとにかく迅速に答える、そんな配達プロフェッショナル集団になりたい。」⇛ 地球上って、なんだかすごいけど、イメージがあまり湧かなくないかな?

具体的過ぎ:
「中小零細企業のオフィス用品の緊急ニーズに迅速に応える翌日配送網を構築。お客様の明日の売上に貢献する日本一の配達プロフェッショナルになりたい。」⇛ 具体的だけど、なんか小さい気が。ワクワクしなくない?

バランス有り:
 「クジラでもゾウでも大きくても必ず届ける。戦火の中での家族への手紙1枚でも必ず届ける。パンデミックの中での新薬も徹底品質管理で必ず届ける。困難を越えて必要な人に必要なモノを必要な時に必ず届ける。そんなやさしい配達課題の解決プロフェッショナルになりたい。」⇛ 悪くないような?どう?

2.タグラインを有効活用:
キャッチーなタグライン(スローガン)は、面接に来た方の想像力(個性、本心)を確認する良い”きっかけ”になる。こういうタグラインがあるの。どんなイメージがわく?惹かれる?どんなことがしたくなる?みたいな。

それに、仲間になった後の各メンバーが、タグラインなら容易に記憶でき、思い出せ、会話しやすくなり、身近になる。いつもそばにいるビジョンに。

”クジラ?戦火の手紙?パンデミックの新薬?
必ず届ける配達課題の解決プロフェッショナル”

あれ、長いか・・・。

3.行動して欲しい事例を説明:
面接相手に、ビジョンを実現している事例を説明できると良いかな。仲間になってくれたら、日々の思考・行動はこうして欲しいのです。共感できますか?って。社内の仲間にも都度共有するとイイですね。

あっちゃんとプーさんのおもちゃ話:「3歳のあっちゃんはクリスマスにもらったプーさんが大のお気に入り。けど、不運にも頭が壊れてしまった。とても落ち込み中。

ママと一緒に”サンタ”さんが買ったお店を訪ね、従業員に相談。従業員は同じおもちゃの売場を指差し、あそこに新品が置いてあります、と伝えた、のではなくて、壊れたプーさんを緊急手術してあげるね!あっちゃん!。カウンター裏に持って行き「手術」。あっちゃんには手術内容を適宜、裏から顔を出してはやさしく説明。こっそり新品に取り替えて「手術に成功した」プーさんを手渡し。あっちゃんは笑顔で大喜び。ママももちろん大喜び。もちろんお金なんて要らないよー。」(最近読んでる本のパクリ+脚色)

これは「お子ちゃま、のみならず大人も。おもちゃと絵本を通じて。笑顔と幸せを運ぶ。人と人とのぬくもりある接点を大切に。やさしいやさしい人格形成に貢献する。今どきじゃない直接販売にこだわるお店。になりたい」というビジョンを行動した一例です、みたいな。

4.悩ましい選択・二者択一の事例での対応を尋ねる:
仕事では悩ましい選択、二者択一に直面します。ビジョンを実現する思考行動をしたいけど、どっちにしたらイイの? 面接ではこんな悩ましい事例も提示し、あなたならどうされますか?ちなみにボクはこっち派なんです、を示し、お互いを知り、共感をさぐる。

例えば:
「あっちゃんがまたまたプーさんの腕が取れちゃった、って今度はパパと一緒に来店したとき。」今度はどうしますか?

「いつも買ってくれるお客様と新規のお客様が、在庫が1冊しかない絵本を同時に手に取ろうとして、私が先よ、私が先よ争いになったとき。」どうされますか。

答えはないですね。上記のビジョンに合致する思考・行動も色々ありえます。でも、面接でこういう対話をしても良くないかしら。


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