悩む選択 v2-39:見られているならがんばる vs 見られてなくても自分の納得のためにがんばる
ボクともぐらさん。二人で、やさしいひとになり、やさしいリーダーになり、組織を結果として強くしよう、という共通の夢をもち、互いの約束にしている。なんだが組織は稼げているようだけど人が辞めたり、不幸せそうな組織もあれば、やることはあるけど不満だけが蔓延している組織、色々ありますが、「やさしいリーダーシップの創出」が必要に至りました。やさしさという芯からの強さがリーダーに必要。精神が強いからこそやさしくなれるを学べる絵本「ぼくモグラキツネ馬」から互いをあだ名付けして、最近は職場の悩ましい「どっちを選択?」をアレコレ整理。人生・人間関係・やさしさを整理中。
今日の悩み:
A.評価されるなら、見られているなら、がんばる。朝から晩まで終始がんばるのは無理だし、非効率だし、成長スピードが落ちることもある。それに、誰かが見てくれているさ、なんて幻想
B.評価されようが、見られていようがいまいが、一生懸命やる。どこかで誰かが見ていてくれたら嬉しいが、それがなくてもいいさ。自分が納得できる一生懸命でやる
昨日、引っ越ししたのです。パンダさんマークの引越し会社の方が3名。で、リーダーの方が、かなり素敵でした。背が高いけど、やせていて、たぶん、脱ぐと筋肉質なのでしょう、とてもチカラ持ち。運び方のコツを心得ているのかもしれません。90個ぐらいのダンボールを1人で、家具も1人で運べるものは1人で。部屋からダンボールと、冷蔵庫やテレビ、テーブルなどの大物は自らが梱包し、クッション材や毛布で包み、そしてエレベータまで持っていく。そこから下は部下がやる。多分、できるリーダーと見習いさん2名のセットで、OJTさせながらなのでしょう。
彼がすばらしいところは多数。魅力的なリーダーです:動きがとにかく機敏。でも、ボクが話かけると穏やかな口調で返してくれる。余裕を感じさせる。部下への指示は明確。あわせて、部下へのサポートしてくれたときの感謝の言葉も素直に出ている。「ありがとう」。「おぅ、助かったよ!」。一方、指導したいときは、ちょっとボクから離れて、こうやるといいんだよ、って陰で(あ、見えちゃったけど)。部下が失敗しても、ま、お客様の前だからかもしれませんが、怒るというより、リードする、学ばせる、気づかせる、というトーン。それに、棚などの家具を動かす時には面倒くさがらずに、必要に応じパーツごとに分解し、それぞれを壊れないように包む。一度に運ぶラクさよりも、大切に傷なく運ぶことを優先し、分解・組み立ての非効率さを受け入れている。
自ら動き、汗をかき、背中を見せ、適切に指示し、感謝し、神は細部に宿る的に、こだわりを持って一生懸命。完璧じゃないこともあるのだろうけど、一生懸命。お客様のために、自分のために。
ちなみに、引っ越す先の管理人と以前に話しした時、「引っ越し会社はどこですか?」と尋ねられ、「パンダさんです」と答えたら、「あ、パンダさんはちゃんとしているから安心です。よかったです。」と言われたのです。その意味がわかったのです。こういう方が存在して、背中をみせ、組織としても評価され、こういう引っ越しをするんだ!というビジョンが明確なのかしらね。
で、2時間半ほどで引っ越す元は片付きました。早い・速い。見ていて、素敵なことがわかります。もちろん全部見ていたわけではないです。でも、ボクの目が無いところでも、こだわって、信念もって、真剣にやっていたことがわかります。見られていようがいまいが「ちゃんとやる」「一生懸命やる」が強く感じられました。彼は絶対的にB.派ですね。
過去の引っ越しで、こんなことがありました。目を離したすきに、ベッドに3人で寝転んで、ぺちゃくちゃ。もうそのベッドに寝る気がしなくなります。。。
自分はプロフェッショナルだ。仮に今は道半ば・未熟でもプロフェッショナルを目指す。心意気次第ですね。
今回も、もちろん、終わったあとに、利用者アンケートがあります。その他インセンティブもあるのでしょう。アンケートが良ければご褒美。時間通り、あるいはそれより早く終わったらご褒美。同じぱんださん会社のスーツ姿の方が、養生チェックに来ていました。この方からの査定もあるのでしょう。モチベーション向上策があるとより良いですね。がんばった分、見返りがあるとうれしいものでしょう。
ただ、彼は、自分への誓いで動くひとのように見受けられました。そんな数時間見ただけではもちろんわかりませんが。。。なるべく完璧にやる、無事に、事故無く、傷なく、オンタイムで終わらせる、その気合を感じました。
終わる前に、感謝の気持ちと思い、ちょっとしたものを購入しようとコンビニへ。飲料、お菓子でも渡そうと思ったのです。でも、若者3人男子だから、缶コーヒー?コーヒーならブラック?飲み物だけでなくて何か食べ物・・・、スイーツ?甘いのなんて食べない?帰りのクルマで食べれるポテチがいいか?でも、体締まっているから油ものやジャンクは嫌いかな、とか、なんだかやたらに考えてしまって。あ、ボクにそう考えさせてしまう、素敵な引っ越しマンだった、ということですね。感謝と敬意と。
ボクが評価しなくても、査定のスーツ姿が評価しなくても、彼は、自分で自分にがんばった!学びがあった!と納得できて、おいしい夕飯と、ぐっすり寝られて、満足度高そうです。自分を律してお客様にも役立ち、だから、また明日もがんばれるのでしょう。
「これが毎日だと大変。死んじゃうね?」って言ったら、「毎日です。今日も夜に1件あるんです。明日もです。4月までの繁忙期に比べたら大丈夫です。4月は繁忙期が終わったあとに、腰が痛くて、ちょっとダウンしちゃうんです。」とのことでした。
お疲れ様です。
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