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ボクともぐらと 12_ 仕事にやる気を起こすコミュニケーションの8Kとパンケーキ

ボクの夢はやさしいひとになること。やさしくありつづけること。同じ夢を持つ同僚のもぐらさんとの物語。やさしい会社・経営の実現に向けてあれこれ考え、「ぼくモグラキツネ馬」(絵本・寓話)から学んでいる。この書、本当にステキだなー。毎日読んでいます。

もぐらさんがやってきた。。。「だめですー、まだ、やる気が起きません。。。ドーナツとプリンは食べましたー。たくさん寝ましたー。けど、まだダメでするー。やる気なし、つらいですー。」

「もぐらさーん、やる気は数日では戻ってこないんだよ。でも、必ずいつか戻ってくるけどね。好きなひとと時間過ごした?ハグした?パンケーキ食べた?まだでしょ。。。だからもう少し時間かかるね。」

「うーん、そしたらランチにパンケーキおごってくださいー。”よくおごってくれる綺麗なお姉さん(人気韓国ドラマ)、あらためお兄さん”になってくださいー。」

ということで、お昼はパンケーキ。ベリーがたくさんとホイップクリーム山盛り。確かに、これ食べたら元気になりそう、やる気が出そう。もぐらさん、幸せそうに食べて、「あれ、なんか元気になってきた。元気かも。やる気復活したかも!あれ、不思議。パンケーキ恐るべし、ですね!おごってもらえたパンケーキは最強ですね!」

「”うまくいかないときは、ケーキをたべよう”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)って真実ですね!!!」

「おー!よかったね。」。小声で「そしたらハグは不要だね」。「聞こえましたよ。それセクハラです。CSOをチーフセクハラオフィサーって呼びますよ!」「ごめんなさい。。。ジョーダン・スピースです。。。」「んん、なんですか、それ?」。

パンケーキの効果は絶大だけど、ボクもがんばったのです。

というのも:
今の気持ちを無理に変えるよう促さず、どんな気持ちかどんな意見かに興味を持ち、やる気無い今をそのまま寛容に受け止め、いろんな話を心から傾聴し、”だよね”と共感し、ボクもそういうことあるよと自分のダメな失敗も見せ、やる気なくても信頼は変わらないし、個性の否定には至らないし、色々とステキな点を指摘しやる気無くても業務は止めずにやり切っている点に感謝敬意をしめし、その業務の大きな意義のボクの見方を伝え、そして、やる気は絶対に戻ってくると希望を伝え、一緒にパンケーキをおいしく食べた、から。あ、本当においしいかったの。

あ、でも、こんなことを意図的に頭で考えながら口に出しても、聞いている姿勢を見せても、感情こもらずダメね。ボクの声はたぶんBGM。やっぱりパンケーキにはかなわない。

でも、「コミュニケーションの8K」(ボク発案)は大切にしたい。個性、興味、傾聴、寛容、共感、感謝、敬意、希望。それにケーキ。あ、ケーキはCakeだけど。

今日はその中でも希望に着目。リーダーの大切な役割のひとつが「仲間に”希望”を運ぶ」ことだと思う。もぐらさんが「パンケーキをおごって!」、と言って来たのは、ある意味、「助けて。今はなぜかやる気がでないの。でもその状態が好きではないの。やる気を取り戻したいの。」ってことだと思う。だから、その思いにどうにか”希望”を与えたい、それがいつも支えてくれるもぐらさんに対してボクのやるべきことだ、と思う。

パンケーキを一緒に食べに行く、それ自体が、リーダーの役割と言えないかな。パンケーキ食べながら、ボクの発する言葉で”希望”をうまく伝えられたかわからない。納得してもらえたかはわからない。けど、一緒に時間・場所・パンケーキを共有した、まずはこれが大切かな、なんて思う(自画自賛?)。パンケーキに暗示をかけて”希望”を共有する、見い出す。

「”ただいっしょにいるのは、いみがないこと?”ぼくがたずねると、モグラはこたえた。”そんなことはないさ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)。そうもぐらさんも思ってくれていたらいいな。

”希望”を仲間で与え合いたい。リーダーから”希望”を示してもらいたい。リーダーは”希望”を個性あるいろんな仲間に運んで欲しい。”希望”って大切だとボクは信じている。

「”みんなうちをさがしているんだ” モグラはいった。」
「”だれもが、前にすすむ理由をひつようとしている” 馬がいった。”かえるうちをみつけるため”とぼく」
(「ぼくモグラキツネ馬」より)

”希望”って”おうち”みたい。そう思う。



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