子は親の鏡。部下はリーダーの鏡。素敵な親は、会社でも素敵なリーダー?!
3人の子供の親であり、一流企業で一定の役職に就いている方と色々話す。家庭のこと会社のこと。。。
で、子供の行動力がすごいのだ。自分の夢の実現のための行動。両親からの押し付けが無いにもかかわらず。詳細は割愛するけど、自らの意志で親元を離れて異国の地へ。夢の実現のために自分の好きを高めるべく厳しい環境に踏み込む。
両親が子供の想いを尊重している、ことが伝わる。尊重しているから、子供が自分の意志を臆せず両親に伝えている。そして、両親がそれを支援している。あれダメ、これダメ、ああなれ、こうなれ、安定が一番よ!などは無い。親の気持ちは自分の感情として伝える、が、意見の押しつけではなく、すべき論でもない。あくまで参考であり自分の感情。
だって子供は子供だもの。子供は自分ではない。子供の人生に口は出せない。自分の人生ではないのだから。だから子供は何事も自分で考え、行動している。
もちろん助けて欲しいときは親に頼る。自分の夢に近づくには誰かの助けが必要ですものね。1人でできる夢は、おそらく定義上、夢にならない。簡単にできることだから。成人になる前であれば、真っ先に助けて!とお願いするのは一般的に両親。それができる関係にも相互の愛情が感じられる。
世界的ベストセラー絵本「ぼくモグラキツネ馬」(チャーリー・マッケジー著、川村元気訳、飛鳥新社)の数ある珠玉の言葉の中から以下を思い出す。
「いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは? ぼくがたずねると、馬はこたえた。たすけて」
「たすけを求めることは、あきらめるのとはちがう 馬はいった。あきらめないために、そうするんだ」
子供達は自分の夢を追いかけることの自由と勇気と自信を持つように育てられ、そして、壁にぶつかると、両親に助けを求める勇気と信頼と愛を持っている。
「助けて」と言える相手がいるって素晴しい。でも、目の前にいなくてもその夢が利他であれば、助けてくれるひとが必ず現われる。諦めず、勇敢になって、助けて、ということは大切なのですね。
そして、おそらく、ご両親の教育観は、カリール・ジブランのボクの好きな詩と同じかな、と思う。
さて、こんな子供、親子関係、教育観だから、この友人は、会社でも素敵なリーダーのはずかなと想像。だって、家庭でも会社でもやることは同じなんだもの。
部下・仲間にビジョンを示し、あるいは共にビジョンを創り、部下・仲間を信じ、任せ、自律的に思考・行動させ、自走させ、失敗や悩みに直面し助けが必要な時は上司としての権力と知恵と知識をフル活用して助け、希望を届け、再挑戦を促し、結果を出し、業績と人格の両方を成長させていく。
一流会社で、一定の役職で、素敵なリーダーで、素敵な親で。くぅー、羨ましい。ひがんじゃいますね。でも、自分もなれるはず!それが本当になりたいことならば。助けを求めながら。諦めなければ。
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(v10_35)