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「課題」。本音は解決せず、現状維持がいい。でも、これが幸せと充実感を阻む


1.「課題」は、なかなかやっかいな存在

「課題」という言葉には、自動で「解決すべき/解決しよう」が示唆されているように思います。「課題」と言うからには解決しなければ。

解決しなくてよいという「課題」は、ま、「課題」ではない、かな。おいおい解決するから今は置いておく、はもちろんありだけど。

2.「課題」を適切に設定したら解決したも同然、と言われるくらい、「課題」設定は難しい

「課題」を正しく設定できたら、解決の道のりの半分は終わった/ほとんど終わった/解決したも同然、といった格言をよく聞きます。課題設定はとっても難しいよ、ということを意味しているのでしょうね。

本当にその通りだと思います。難しい。。。

会社の経営も、サラリーマンとしての会社人生も、そして、人間としての人生においても、何を目指すのかは重要「課題」。だけど、なかなか本音で設定できない。

素直に自分の心に従えない
将来が怖くて設定できない
そもそも本音がわからず設定できない

これを乗り切ったひとが、その課題解決に向けて邁進でき、良き人生を歩んできた、幸せだった、と心から思えるのだと想像します。

ということで、人生が満足できなかったり、幸せじゃなかったり、充実しなかったりするのは、「課題」設定がうまくできない”課題”があるから、と思うのです。

3.ひとには裏側で「課題」をそのまま放置したい気持ちがある


で、もう一つ「課題」に関する大きな”課題”があると思うです。それは、

実は「課題」を解決したくない。
とにかく現状維持がいい、
という”課題”

「課題」を実はそのまま放置しておきたいのが本音という”課題”。

例えば、会社で、日々の自分がやる仕事で忙しいから、新しい取り組みはしたくない。今ここに存在している「課題」を取り除きたいとも思わない。この、今の「課題」がある中で、それを前提に慣れた日々の仕事をやる。それでいい。なぜ変える必要がある???

今の「課題」に対処しながらの今の仕事だから、今の「課題」が無くなると今の仕事の状況が変化する。それは困った話。自分も変化しないといけない。それは疲れる。それに変化後の状況は未知数。未知は避けるべき。ならば、今の課題を解決せずに存続させ、日々の同じ仕事をしていた方が良い。そして、会社の仕事も人生も同じだ。現状に文句を言いながらも維持するのが得策。

今のやっかいな「課題」。でも何もしない。だからそれが続く。
しょうがない。でも、この「課題」には慣れている。
対処しながら日々、仕事するよ
VS
今のやっかいな「課題」。解決すべき。でも
解決しても、すぐに新しい「課題」が生じる。
もっとやっかいカモ。
慣れていないし対処が大変カモ

この両者の比較なら前者が良い。将来不安より現状不満。均衡している。

4.今の「課題」解決の先に、更に苦難な「課題」が出現しても、今を解決すべき。


ひとはどうしても現状維持志向で「課題」を解決しない。人生「課題」を設定できない裏には設定したくない本音がある。結果、人生がなんか満足できなかったり、中途半端だったり、幸せじゃなかったり、充実しなかったり。他人をうらやんだり。

でも、やっぱりこれはイヤかな、と個人的には思うのです。

次に何が来るかは未知だけど、もっと面倒な「課題」が現われるかもだけど、それでも、将来を気にせず、今ここにある「課題」を解決しようと動いて、努力して、解決してしまえばいい、と思うのです。来るか来ないか、わからないのだし。訓練ですね。継続訓練。

で、この訓練の繰り返しによって、満足、充実、幸せに近づく人生の「課題」を設定できる気概・勇気・コツ・スキルが得られる、のだと思うのです。

で、結果は、文字通り、満足、充実、幸せな人生かなと。そうなったと本音で思えるのかなと。。。そう信じたい、です。



読んで頂きましてありがとうございます。
(v8_59)


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