運命の話
先日、「人生はプログラミングされてんじゃね？」と言う話をしたが、それと同じくらい私は運命を信じている。
今回はその話をさせて頂きたい。
私が中学生の頃。
模試が帰ってきた日、成績が振るわなかった。
次の日は他校の友達と予定があった。
「明日は遊びに行かせられない。キャンセルしなさい」
母にこんな事を言われた。あーあ、仲良くなりたかった子なのに遊びに行けないのか。
結局彼とは今に至るまで会えずじまいで、疎遠になってしまった。
一昨年実家に帰った時、母にこんな事を言ってしまう。
「何であの時予定あったのにキャンセルさせたの？俺には理解できなかったんだけど」
酔いに任せてか、当時の事を引き合いに出してしまう。
しかし、母は一切怒らず、諭すように私にこう言った。
「あの時はいい高校に行きたいって太郎が散々言ってたのもあるし、そりゃ私もそう言うよ。逆を返せば、彼と会うべき運命じゃなかったのかもね」
その後続けてこう言っていた。
「でも、今まで素直に生きてきたから、話聞いてる限りだと良い友達に沢山巡り会えてるのかもね」
「出会うのも運命、出会わないも運命。いい事、悪い事が起こるのも運命、起こらないのも運命。全部その時の自分に必要なことだけが起こってると思うの」
訳が分からん。
人生って行動ありきなんじゃねえのか？
当時はそう思っていた。
とある日の話。眠れなくて仕方ない日。
高校の時観てた番組で、あばれる君がラップで「フォレスト・ガンプみたく突っ走る」みたいな事言ってたなあ。
思い出したが運命。
「今の俺に必要かも知れない」
根拠は無いが肌でそう感じた。
見ようかしら。
Now my mama always told me that miracles happen every day. Some people don’t think so, but they do.
（奇跡は毎日起きるって。嘘じゃない。本当だよ）
I happen to believe you make your own destiny. You have to do the best with what God gave you.
（自分の運命は自分で決めるの。神様の贈り物を生かして）
I don’t know…if we each have a…destiny…or if we’re all just floatin’ around accidental-like on a breeze…but I…I think…maybe it’s both. Maybe both is happening at the same time.
（僕らには皆、運命（さだめ）があるのか、それとも風に乗ってたださまよってるのか。たぶんその両方だろう。両方が同時に起こってる）
こう言う事か。
終始号泣しながら、母の言ってた台詞をふと思い出す。
腑に落ちてしまった。
フォレストの場合は他の人に比べて知能が少し欠けているが、
その分脚力が凄まじく、素直で優しくて真っ直ぐな青年。
「徳を積んでればいずれは違う形であれども返って来るのかも知れない」
「彼みたく周りの人に愛を捧げ、徳を積める人間になりたい」
本当にそう思った。
今仲良くさせて頂いてる人はいずれ出会う運命だったのかも知れない。
虐められた、嫌な思いをしたのも、乗り越えたらいずれ良い景色が見えると言う、神からのお告げだったのかも知れない。
その時の自分に刺さる言葉を掛けてくれたのも運命だったのかも知れない。
勿論、仲良くさせて頂いてる事、良い経験をさせて頂いた事は断じて一時たりとも当たり前とは思った事はない。いや、思いたくない。
ここで断言しておきたい。
人生は起こるべき事、或いは乗り越えなきゃいけない事しか起きてないのかもな。
それも生きてる限りなるようにしかならない。
人生本当に良くできてる。
最近はそんな事を考えながらのんびり生きてます。
ババガンプシュリンプ行きたいなあ。
ご清覧有難うございました。
おやすみなさい。
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