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売れてるものが良いものなら

「売れてるものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンになっちゃうよ。」

これは甲本ヒロト氏が2003年のとある号で発言されていた言葉である。
高校時代に古本屋で立ち読みし、感銘を受けた。

この言葉を発言する前に、渋谷陽一氏が、「俺、売れてる音楽は良い音楽だと思う」と発言する。
そこに甲本氏が反論し、上記の名言が飛び出したわけだ。

必ずしも売れてる音楽が良いは限らない。
売れてる音楽でも一定数アンチは存在する。
その層に関しては「売れてる音楽」だろうと「良い音楽」とはならない。
そもそも「良い音楽」とはなんだろうか。

境遇や悩みがあるとしよう。
それらをアーティストが曲と言う形でメッセージを提示し、納得の行くアンサーになることで「良い曲だ」と感じる。
或いは歌詞を度外視する形ではあるが、メロディーラインが性格に合致することで「癒される」「元気になる」と言う感情になり、「良い曲だ」と感じる。
私の持論ではあるが、いずれも何らかの形でその人たちの琴線に触れ、そう言った感情になるのではないかと考える。
それに当てはまらない人からすると、それが「売れてる音楽」であったとしても「良い音楽」とはなりにくい。

また、「良い音楽」であっても「売れてる音楽」とは限らなくなってしまうのが現状である。
商業主義の音楽が以前より増えてきているからか。
我々日本人は流行に敏感であり、「売れてる音楽」でないものは埋もれてしまう現状にあるかも知れない。

現代ではSNSの飛躍的な普及により、音楽が認知される、認知できる機会が増えてきている。
その中で、本当に「良い音楽」とは何なんだろう。
また、「良い曲だ」と感じていても、そのうち飽きてしまったら「良い音楽」ではなくなってしまうのか。
そうだとしたら少し悲しいかもしれない。

そんなことを考えてると言う話でした。
今週も1週間お疲れ様でした。
ではまた。


今回は音楽の話をさせて頂いたという事で、最後に少し私のよく聴いてる音楽をご紹介させて頂き、今回はお別れとさせて頂きます。
宜しければ。


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