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中学校、義務教育中の「1軍」「2軍」「3軍」という「くだらない圧」。だから不登校が増えるのでは?

最近、パートナーと喜んだ「義務教育」にまつわるニュース!
 
それは「不登校の子の自宅学習成果、成績に反映。文科省が省令改正へ」というニュース。自治体が運営する教育支援センターや民間のフリースクールといった学校と連携している施設で学んでいることが条件なのですが、親として「子供のコミュニケーションがとれる居場所」の選択肢が増えたので、とても嬉しいです。
 
小・中学校をひとくくりにしてニュースになることが多いですが、私は、昔から、中学校の『狭い教室で過ごすこと』に疑問を感じていました。なぜ、思春期という相手を気遣うことまで余裕のない生徒が増えてしまう時期に、刺激的で露悪的な笑いを好んでしまう時期に、教室という閉鎖された箱の中で、毎日、毎日、生活をしなければいけないのだろうと。大人になっても、毎日、毎日、そりの合わない人と過ごすのは、どんなにスルースキルを身に付けたとて、ストレスになるのに。
 
しかも、小学校時代に劣等感を育み、学習意欲がわかなくなってしまった子は、先生が叱れない、今の時代の空気を利用して、「1軍」「2軍」「3軍」と区別するスクールカースト内でキャッキャする生徒の圧を浴びながら、どう頑張ればいいのでしょう? 

毎日毎日、休み時間に、苦手な生徒の「空しくなる汚い言葉」が耳に入ってくる地獄。また、劣等感を持ってしまった子だけでなく、地頭が良く思慮深い子も、あまりにも、くだらなすぎて不登校が増えるという現実。結果、不登校の生徒は、人口が減少しているにも関わらず、過去最多の29万9048人となり、児童生徒の自殺者数は507 人という恐ろしい時代に。なぜ、自殺をしてしまう可能性もある、まるで時限爆弾が設置されているかのような箱の中に無防備で飛び込まないといけないのでしょう?
 
思春期になれば、子供は親に本音を言わなくなります。
 
何かしらの事情で、心が荒んでしまった生徒に耐えるための訓練が「中学校の教室内」での非認知能力の伸ばし方というのなら、時代錯誤も甚だしいのではないでしょうか?檻に閉じ込められたような感覚になる教室という「ファミコン」を、そろそろ「Switch」にバージョンアップして欲しいものです。教師の方々は、あらゆる規律のバージョンアップに尽力されているのですから。
 
また、あらゆる国でSDGsの目標として平等にチャンスを得られるようにするということを掲げでいるのなら、大人社会だけでなく思春期社会のメンタルマネジメントにまつわる施策や法律も、もっともっと進展して欲しいと思う次第です。

なので、義務教育学校の「4・3・2制」での【3】の部分の改革案や、校内教育支援センター、不登校やいじめに専従する「生徒指導担当教員」には、本当、期待しています。
 
毎日、毎日、閉じ込められる教室をなくすことは出来ないものか?
 
中学校というのは、大学を意識したような教育スタイルと聞いたことがあります。確かに、教科ごとに先生は変わります。ならば、大学のように単位制にできないものでしょうか? 教科ごとの学力レベルによって教室が変わってもいいのでは?と。非認知能力を鍛えることは重要だと思うのですが、1日中、そりが合わない生徒がいる「教室(檻)」で過ごすということに、偉い人達にもっともっと疑問視してもらいたいのです。2次障害を患ったら、自殺念慮があるわけですから。(クラスがあることで作られるLINEグループが生き地獄の中学生も多いはず)
 
いま義務教育にまつわる問題が盛り上がりを見せ始めていることもあって、いろいろ書いてみましたが、中学校と民間のフリースクールの連携のニュースは、とても明るいニュースでした。中学生の選択肢、大人の転職のように、どんどん増えていって欲しいものです。義務教育とは、子どもが学校に行く義務なんかではなく、親が子どもに「教育を受けさせる義務」のことなのですから。


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