それぞれの地元(時々ジャガーさん)
去年、高校卒業まで暮らした地元である北海道に帰ってきた。
それまで千葉県に30年近く住んでいたので関東で生活した時間の方が圧倒的に長い。匝瑳市も千葉夷隅もちゃんと読める。
ただ、これまでに何度となく帰省もしていたし両親も今は地元に暮らしている。なのでやっぱり "帰ってきた" という表現がピタッとはまる。
とはいえ今まで暮らした千葉の時間も長く、濃密で、やはり大切な人生の時間だ。知り合いや友達も多い。ジャガーさんのことも尊敬している。引っ越しの時 千葉の友達は皆「で、いつ帰ってくる?」と声をかけてくれた。本当に有り難い。
ということで "名誉千葉県民" となった私は今はどちらも「地元」という感覚で生活をしている。千葉県も本当に住みやすい所で、オートバイで観光地を巡ることも楽しみのひとつだった。ジャガーさんのことも心から応援している。
ロッテファンの方には申し訳ないが、今は張り切ってファイターズを応援している。
よく、東京生まれヒップホッいや東京育ちの方で「田舎があるって羨ましい」という人がいるが、東京も素晴らしい所と思う。
私は幼少の頃より寅さんとこち亀が好きで、渥美さんが亡くなった時は大船シネパラ(旧撮影所)に行き、色紙にお別れの言葉をしたためてきたし、柴又や亀有、浅草などの観光地もよく遊びに行った。
とにかく東京の下町が好きで、東京が地元という人を心底羨ましく思っていた。地元の人間として日本古来のパリピの如く三社祭の神輿を担いでみたかった。江戸っ子という粋な響きが憧れだった。
生まれ故郷である北海道に帰ってきた今、関東で暮らした経験が自身の価値観を大きく変えたことを実感している。改めて地元を見た時に、再発見することも多い。
関東で出身地の話になり北海道出身というと大概話が盛り上がる。これで「栃木です」と言おうものなら「へぇ~(終了)」となること請け合いだろう(因みに栃木県も1年ほど暮らしたことがあるのですがとても良い所です)。なので北海道出身という生い立ちについて薄っすら誇らしく思っていたものだ。
日本全国それぞれ素晴らしい場所があり、そこを "故郷" と呼び "地元" と呼ぶ人達がいる。要は "住めば都" ということだと思う。
日本全国にそれぞれの地元がある。
なんかキレイに話が終わりそうなのが不本意なので、最後にジャガーさんの好きな所を10個言います。
やっぱやめます。