見出し画像

第2話 イノベーションとマスターベーション

みなさんこんにちは。
墓穴掘男です。

この度、晴れて山形県に移住を果たしたのだが、やはりなれない土地柄なのか、本当に異文化交流だ。

わかりやすいところで言うと、方言がまるで同じ日本語とは思えない。生まれが九州の私にとっては、そこそこ方言強いと思っていたが、想像を絶する方言戦闘力だ。

私の戦闘力が1200くらいだとするなら(栽培マンくらい)山形の方言はまさに22000くらいだ(ドドリアくらい)

今まさに勉強中だが、とりあえず山形の人はカ行がファ行になるみたいだ。
「これ食え。」と言う言葉が「これフェー」と言われるので、「フェー???」って感じになる。

まぁそれ以外にも食べ物文化や、地域交流などまだまだ知らないことばかりを体験できて新鮮ではあるのだが、この新鮮味も1〜3年経てば当たり前になってしまうのだろうか。

30年以上生きた人生の中で、東京ほど新しい経験ができる場所はなかったかも知れないが、このまま年齢を重ねていけば、ポケモンやドラクエがごとくレベル上げには同等のモンスターや敵を倒して経験値を稼がなければ新鮮味を感じなくなってしまうのだろうな。

学生の時なんてのは今思えば、経験がなく狭い世界にいるからこそ、そのすぐ外ですら新しく感じてワクワクしていた。

中学1年の頃である。
入学して3ヶ月が、経った辺りだったか?
クラスに馴染んで友達も増えてきた頃、キョウヘイ(仮)くんという友達がいた。
その子はクラスのムードメーカーで話が盛り上がっているグループの中心にはある程度キョウヘイくんが関わっていた。

私はそんなキョウヘイくんとはそこそこ話す仲
だったが、ある日キョウヘイくんから
「おまえ、オ⚪︎ニーしたことある?」と言われた。際に「当たり前じゃないか」と返して、性の目覚めのキッカケになった、YUKIのMV「メランコリニスタ」を熱く語ってからは親交をググッと手繰り寄せ、お互いのオカズやエロ情報は逐一共有し合うほどの仲へと成長を遂げた。

そんな、エロ友キョウヘイくんから、2個上の先輩で「オ⚪︎ニーのマスモト」の称号を持つマスモト(仮)先輩が画期的なヌキ方があるという情報を聴きつけ、放課後に2人でマスモト先輩に会いに行った記憶がある。

マスモト先輩は私たちに
「これを知ったら今までのやり方には戻れないぞ」と言ったとき2人とも唾をゴクリと呑み込み「教えてください」とハモって伝えた。

「逆ハンドグリップ」
今でも忘れられない。自慰行為を行う際に握りを逆手に持ち、グリップすることで他者からの行為を彷彿とさせる操法だ。
そこに抜き手をお尻で圧迫し、手先の感覚を麻痺させて逆ハンドグリップを行うと、、、
まるで別人に握られていると脳を錯覚させるのだった。

当時はスマホはもちろんのこと、パソコンが一台自宅にあるかないかの時代。私たちは目に焼き付けたエロ雑誌や女の子を脳内で妄想し感受性を高めていた。
そこに「逆ハンドグリップ」「手先の圧迫」が加わることで、私たちはモーセの海割りがごとく新たなる新天地へといざなわれたのだ。

まさに革新的であり私たち2人にとってはイノベーションな出来事ではあった。
あの感動に近い出来事なんてもう早々こないであろう。(そんなことはない気もしてきた)

だが、革新的で改革的なものというのは、境地に置かれた人間の発現できるものであるとは思っている。

私がこの山形で斬新に感じていることもいずれは当たり前になっていくことであろう。
だが、私が東京で経験したことを改めてこの山形の地で何か昇華させることができれば、イノベーションを自分の中に起こすことができるかも知れない。

そんな斬新でイノベーションな覚悟を決めながら、妊娠した奥さんに隠れて久々に「逆ハンドグリップ」を試すとしよう。
スマホに頼らず妄想だけでマスターベーションを試みるが全くもってモーセが導いてくれることはなかった。

それでは今日はこの辺で
さよなら、また今度ね。

前回の話↓↓↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?