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出来事
継続というものは、やめたその瞬間から綻び崩れて腐り始める。毎日毎日飽きもせず何を書いていたのかすら思い出せない。
でも、今日こそは書こう思ったり思わなかったり。
それから今朝は盛大に寝坊した。
なので、何もしていないに等しい。
昨日、南町田のスヌーピーミュージアムに行った。
三連休の初日は出掛ける予定だったから。
国立西洋美術館のモネ展と迷ったが、心が美術館の方面には向いてくれなかったので今回は見送った。
まあ来年2月まではやってるみたいだから。
いつかまた気が向いたら行ってみようかな。
ところで、私は無類のスヌーピー好きである。
子供の頃から仲良し、親友。
全てがイカれちまった日には、枕元に彼を座らせてよく一緒に不貞寝をする。物言わず側にいてくれる良い奴なので。
それでスヌーピーミュージアムに訪れるのは2回目だから、あまり施設としては期待していなかったが所々にマイナーチェンジがあった。
コレクションが増えていたり、プロジェクションマッピングがあったり、季節の特集みたいなやつがあったり。
その中でも気に入ったのがぬいぐるみのコーナー。
前に来たときは無かった気がする。
様々な時代の様々なデザインのスヌーピー達が所狭しと飾ってあった。(寄贈されたものなのかな?)
元の持ち主からの愛情を感じる全身が灰色に煤けてしまったスヌーピーなんかもそこにはいて、あれってぬいぐるみ冥利に尽きると思うんだよね。
今はぬいぐるみを大事に扱うことが良しとされていて、出掛ける際もPVCのケースに入れられたりして。
でも、本来は彼らも四六時中引き摺り回して遊ばれるくらいが幸せだと思うんだよね。
それにスヌーピーは閉所恐怖症らしいから。
でも、仲良くし過ぎて汗や涎で酸っぱい匂いになってきたら洗濯機で洗ってあげないといけない。
閉所恐怖症でもね。
それは愛の鞭ってやつさ。
「人類遺産」
今日は夕方から映画を観た。
何処にいく気も何もする気も起きないから。
先日、Xのポストで紹介されていたやつだ。
最近の私のタイムラインは優秀。ドンピシャで琴線に触れる作品をレコメンドしてくれる。
ドキュメンタリー作家のニコラス・ゲイハルター監督が、世界70カ所以上におよぶ廃墟の姿を捉えたドキュメンタリー。高度経済成長を支えたマンモス団地をはじめ、かつては人でにぎわったテーマパーク、劇場など、人間の手によって作り出され、利用され、やがて放置されて朽ちていく世界の廃墟の数々を、ナレーションや字幕などによる説明、音楽を排し、人間の姿も一切登場させず、美しい映像とともに切り取っていく。「軍艦島」の呼び名で知られる長崎の端島など、日本の廃墟も映し出される。
本でも読んでこの映画はながら見をするつもりだったが、ものの数分で映像に引き込まれた。
廃墟にはひとの心を惹きつける魔力がある。
特に冒頭は福島原発事故の被害地域だった。震災を経験して同じ東北に住んでいた身としては心に響くものがある。
そして、煽状的なナレーションやドラマチックな背景音楽が存在していないのがまた良い。それらがあるとむしろ陳腐化してしまうだろう。
廃墟に存在する美しさには不要なもの。
あゝ何処でもない何でもない所に行きたいな。
誰もいないと尚いい。君もそう思うでしょう?
おまけ(昨日の写真)
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