ファブリックエレクトロニクス!の展示をして、裁縫ではじめる電子工作を提案してみました。MakerFaire東京2019 #MFTokyo2019
小学5年生ぐらい?だろうか、一人の女の子が、展示をずっと観察していて、
「針と糸でもできちゃうんですね。」
紹介していた、Adafruit(エイダフルーツ)のマイコンの名前「CircuitPlaygroud(サーキットプレイグラウンド)」をメモして、
「やってみます!」といって去って行きました。
子供と一緒にきたお母さん。
お母さんの方が、説明に熱心に聞き入ってくれて、どうすれば、これができるようになる?
どこで売ってますか?高くはないですか?
キットの販売はしていませんか?
ワークショップはしていないですか?
そんな質問を何人かのお母さんから、聞かれました。子供の自由研究にするのではなく、私でもやって見れそうかな?と思ってとのこと。
あー、キットとかで用意しておくのもありだったかな・・・と思いつつ、
スイッチサイエンスのサイトを紹介して起きました。
導電糸は、368円で買えますし、
まずは最初の4つのLEDは、1,112円
マイコンについては、どれを選ぶかによりますが、一番小さいGEMMAで、1,393円
光るスカートのVersion1は、上記のアイテムだけで制作しています。
3,000円以内で、まずは始められるFablicElectronicsの世界へようこそ、です。
私にとっては敷居が高く感じた電子工作
去年からMakerFaireに出展しはじめたものの、
私は、基本はシャチョーのお手伝いで、秋月やマルツやaitendoに行くときは、メモを頼りに店員さんに教えてもらって、部品を買ったり、
「これ、はんだ付けして」とシャチョーに言われれば、言われた通りにはんだ付けするものの、回路も全く理解できておらず。
シャチョーが企画、回路設計、組み込みで、時々手伝えそうな時に手伝うという形でやっていました。
作業としては、はんだづけも得意にはなったし、電動ドリルも使えるようになったし、だけど、あくまで「作業」を言われた通りにやることしかできない状態でした。
そんなある日、
Adafruit社のYouTubeと、作り方を解説しているサイトをみて、これは、私一人でできるかもしれない!って思ったのが、この展示の企画の始まりでした。
そして光るスカートが爆誕しましたw
身近に感じられて興味を持ってくれる人が増えるかもしれない
NT金沢で展示している時に、通りすがりのおばあちゃんたちに
「スカートが光ってる!こんなのできるんだねえ」と声をかけられたのが、今回の展示のちょっとしたきっかけ。
おそらく、電子工作も何も興味がないと思う。たまたま駅前の地下広場を通り過ぎただけなんだけど、声をかけてくれて、それで、この展示会は何をやっているの?という話になった。
今まで遠目でみていて、「あれは、なんだろうね」と思っていた人が、もっと知りたいと思ってもらえるかもしれない。
去年は、子供の後ろで、何か遠いものをみているような感じだったお母さんも、身近に感じて、あ、これはできるかもしれないと思ってもらえるかもしれない。
最初のタッチポイントは、どこでもいい。
作る楽しさ、作る側にくると、世界がもっと変わることを、ちょっと遠目に眺めている大人にも広げられると・・・
その先はまだわからないので、これからも何かいろんなことを考えて、とりあえずやってみようと思います。
次は、10月のシンガポール Maker Extravaganzaで会いましょう!