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グルテンを抜くと体に良いのか?小麦にまつわる食事のお話。

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
トレーナーの島脇です。

みなさん、小麦は食べますか?

パンやパスタ、たこ焼きお好み焼き、スイーツ、カレーなど、たくさんの食べ物に含まれている小麦。
この小麦の中に含まれている「グルテン」が体にとって与える影響は昨今話題になっていますよね。

今日は「小麦(グルテン)は、本当に食べない方がいいのか?」と言うテーマでお伝えします。

小麦を抜くか抜かないか、体調次第で判断するのが良いでしょう。

結論としては、小麦を食べた時と食べなかった時の体調次第と言えます。
理由は、グルテンに対する反応には個人差が大きく影響するためです。(グルテンに限った話では無いかもしれませんが・・)

私個人的には、少なめを意識しています。
小麦を取ることで朝起きづらい、体が重い、精神的に落ち込むなどの症状は無かったのですが、パフォーマンスには影響が出たためです。

以前、ウルトラマラソンなどの長距離レースに出場していた時、ハードトレーニングをすると腸に影響が出ていました。
そこで試合前に小麦を減らしてみたところ、腸の不調が減り、パフォーマンスが上がったので量を意識しています。

食事内容について考えるときに、小麦を食べて心身に不調が出る場合は、量を減らすことに挑戦してみるのもいいでしょう。
ただ、小麦の量を減らしても効果がよくわからない場合は、意識しすぎる必要はないのではと考えています。

セリアック病について
世界には、グルテンが体内でうまく分解できずに免疫反応が過剰に働いてしまうセリアック病の方もいます。
その場合は、小麦は避ける方が良いでしょう。

ただ、米国のデータによるとセリアック病の方は人口の1%以下とも言われています。
つまり日本ではさらに少ない可能性が高いです。

自分の体にとって、小麦はどう影響するのかを知りましょう!

冒頭でもお伝えした通り、グルテンを抜く方が体に良いのか、さほど気にしなくても良いのかは個人差があります。

ですから、グルテンが自分の体にどんな影響を与えているのかを知ることから始めましょう。

まずは小麦をやめる期間(1〜2週間程度)を作って、体調の変化をモニタリングするのがおすすめです。

モニタリング期間に小麦断ちをすると、体調の変化を感じることもあると思います。
その際に頭の片隅に入れておいていただきたいこと。
それは「血糖値が関係しているかもしれない」と言う点です。

小麦は吸収がそこそこ早いので、血糖値の上がり下がりに影響が出ます。(血糖値に関してはこちらの記事を参照ください)

小麦を減らすことで血糖値のコントロールがうまくいった結果、体調が安定するという可能性も考えられます。

調子が良くなった原因が「小麦をやめたからなのか、血糖コントロールの成果なのか」は見極めたいところです。

そのためのひとつの方法として、小麦に対してのアレルギー検査をするのもおすすめです。

現在は、医療機関で遅延型アレルギー(食べてすぐに反応が出ないアレルギー)の検査もできます。
遅延型アレルギー検査では、小麦が出るパターンが多いですが、自覚症状がない場合がほとんどです。

検査で反応が出ると、しばらくの間やめた方がいいと指示が出る場合もあります。(僕も卵に反応が出て、1年以上制限していました)
ですがその結果、体にとって必要な栄養素が十分に取れずに貧血などを起こしやすくなってしまうケースもあります。

そのため、遅延型アレルギーの反応が出た場合も、症状がなければ意識しすぎないことが大切です。

中には、アレルギー検査で出ないけれど不調を感じる人もいます。
その場合はグルテン不耐症の可能性があります。
不耐症は、分解酵素(アミラーゼなど)が少ないことが原因でグルテンをうまく分解できません。
その結果、グルテンが血液に入ることによって免疫系が反応して心身の不調として現れるケースが考えられます。

まとめ

  • まずは小麦が自分の体にどんな影響を与えるのかを知る

  • 小麦を食べる・食べないは個人の体調次第

  • グルテンアレルギーかグルテン不耐症を持っている人は、日本人では少ない

  • グルテンを止めることで体調が改善される場合は、食事内容に気をつけてみることで変化をみましょう

<関連動画>

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BODY DIRECTOR所属トレーナー 木村美穂

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