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【歌手は筋トレNG?】シンガーのための呼吸筋と首の筋肉について。

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
トレーナーの島脇です。

ボーカリストの方から「首の筋肉をつけすぎたらよくないのでは?」と、よく相談を受けます。

以前はオペラ界などでもトレーニングは避けたほうがいいという風潮がありましたよね。
今回は、その疑問に答えていきたいと思います!

パフォーマンスUPに繋がる首の筋肉

首の筋肉は、会話の発声の時に使うものと努力呼吸(歌唱や運動をしている時)で使うものでは異なります。

それを踏まえて、結論から申し上げると・・

首に筋肉がついてしまうことはOK!
しかし首ばかりを鍛えるのは避ける方がベター!

と言えます。

こんな実例もあります。
あるサッカー選手が、足の筋肉をつけたらパフォーマンスが上がると信じてトレーニングを行ったら(足を筋肉で太くしたら)、サッカーのパフォーマンスが落ちてしまったのです。

筋肉が大きくなったことで、走るスピードや俊敏性に影響が出てしまったのが理由です。

サッカーという競技を考えると、上記のようなスキルが必要なのは一目瞭然ですよね。
つまりこの例での躓きポイントは、サッカーのパフォーマンスを上げるためのトレーニングではなく、筋肉をつけるためのトレーニングをしてしまったという点です。

歌唱パフォーマンスに関しても同様のことが言えます。
発声のための呼吸筋を補助するために使っていた結果として、首に筋肉がついていくのは問題ないでしょう。
また、パフォーマンスを上げるために首の筋肉が必要な場合もあるかもしれません。

筋肉をつけること自体が悪いのではなく、どんな目的や経緯で筋肉が発達したのかが重要だと言えます。

筋肉の質を考える

筋肉にも質があり、その質によってパフォーマンスも変化します。

良質な筋肉とは

・自分自身でコントロールできる
・柔らかい
・神経伝達がスムーズ

と言い換えられます。

筋肉が硬い(質の悪い)状態だと、疲労も蓄積されやすくなってしまいます。
また、特に首の筋肉が硬いと、同じく呼吸に関連する筋肉も同様に硬くなってしまうというデメリットもあります。
それは、呼吸筋が隣接していることに起因します。

そのため、筋肉を質のいい状態にしておくことが大切です。

▼ケアの記事はこちら

ポイント
大きな発声で歌っていると、自然に筋肉はついてきます。

プラスしてウエイトトレーニングをするときは、肩をメインに使う種目を行う際は、筋肉が大きくなりすぎない負荷で行いましょう。

まとめ

首に筋肉がつくのはOK!
ただし、硬い筋肉はNG!
良質な筋肉にするためにも、コンディションを整えることが大事。

もちろん個人差がありますので、ピンポイントで筋肉を鍛えることで歌唱パフォーマンスが上がる場合もあります。

その際も、筋肉が硬くならないようケアをしながら実施しましょう。

<関連動画>


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BODY DIRECTOR所属トレーナー 木村美穂

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